底の底の記憶
カレ
スコップ
塗炭の第丗肆弾

Caution!
このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、この日記を発見することができた人へのご褒美として書かれています。もしかしたらTRONプロジェクトに関り合いがあるようなないようなことが書かれているように見えることがあるかもしれませんが、もちろんそれは全て錯覚です。
当然、坂村健先生及びTRONプロジェクトやYRPユビキタス・ネットワーキング研究所などとはまったく関係がありません。
よって、非論理的な方や妄想癖のある方、事実とフィクションの区別がつかない方、勝手な拡大解釈が得意な方は読まない方が身のためです。
これは、底の底でまだ底で墓穴を掘る、ある歴史学徒の哀しいまでの奮鬪努力の記録であります。

2020年12月22日(火曜日)

表連動

「はやぶさ」が小惑星を狙うのは、より低予算の探査機で大きな成果が見込めるからという身も蓋もない事情(重力の大きな天体からのサンプルリターンはそれだけでコストが嵩む)だからだし、テレビに出演するプロジェクトマネージャが、継続的な予算を、って言い続けている辺り、厳しいんだよな。

米国とか、予算ぶっこんで質量ではやぶさの4倍くらいの大きさの探査機とか仕立ててくるわけで、科学的成果が出ると分かって巨人が乗り込んでくると蟷螂の斧だよ。

小惑星探査だって、10年に1回しかできないのでは、人材の継続的育成も難しい。

その点中国は矢継ぎ早にやっているので、羨ましい限り。


2020年11月15日(日曜日)

表連動

しかし国連海洋法条約という観点から見ると、そもそも条約に署名していない米国と、条約を批准しながらも守る気を失った中国、憲法・条約・国内法に縛られる日本という図式なんだよな。そんで自縄自縛の日本としては米国を頼る以外にないという……。

中国が条約を守る気を無くした理由もまた、米国がこれに入らず好き勝手する一方で、条約は中国の権益を守るどころか侵してくるんだから、力で法理を捻じ伏せるしかない、という結論に至るのだよな。


2020年11月12日(木曜日)

自宅にIPv6が開通したので、smallbear.sakura.ne.jpもIPv6対応にしてみた。これまでは検証できなかったのでONにしてなかったのだけれども、折角なので。

そしてhttps転送も有効にしてみた。実はだいぶ前からhttpsでもアクセスできるようには設定してあったのだけれども、わざわざhttps転送まではしないでも良いかと思ってたもので。ただまあ、昨今のweb界隈ではhttps転送が普通になってきたので、どうせならこの際に、と。


2020年10月27日(水曜日)

表連動

ややもすると「無人機」ということで同一視されがちですが(見た目も似てるし)、RQ-4MQ-9は目的も大きさも全然違うんですな。

  RQ-4 MQ-9
メーカー ノースロップ・グラマン ジェネラル・アトミックスASI
全長 14.5 m 11 m
翼幅 39.9 m 20 m
空虚重量 6,781 kg 2,223 kg
最大離陸重量 14,628 kg 4,760 kg
推進方法 ターボファン ターボプロップ
エンジン Rolls-Royce AE 3007
(34 kN)
Honeywell TPE331-10
(900 hp=671 kW)
巡航速度 570 km/h 313 km/h
運用高度 18,288 m(60,000 ft) 7,620 m(25,000 ft)
滞空時間 32+ H 14 H

元々、さらに小型な無人偵察機RQ-1の拡大増強型であるMQ-9に対して、RQ-4は人が乗れそうな程の大きさで超高高度を飛ぶ、言ってしまえば無人のU-2です。

実はRQ-1にはほぼ同寸のまま攻撃機化したMQ-1Cなんて機体もあるため、この辺は要求される兵器搭載量や脅威強度に応じて使い分けがなされます。純粋に軽い方が運用が楽ですしね。

近年ではさらにより小型で使い捨て型の自爆特攻ドローンなんかも登場してきて、ナゴルノ・カラバフで活躍していることがよく知られるところです。


2020年10月22日(木曜日)

表連動

F-15のついでにF-35のMMH/FH(Maintenance Man-Hour PER Flying Hour)を調べたら12とかいう数字が出てきて、マジかいな……。しかも目標は8とか書かれてるんですが。

B-1が74、B-2が45、B-52が62とかいうのは、機体がデカイ分整備も手間かかるということなんだろうか。


2020年9月30日(水曜日)

表連動

ちなみにこの輸出用の棹銅(御用銅)を精錬していたのが大坂銅吹屋と呼ばれる銅座だったのですが、このトップが泉屋の住友さんだったんですな。

そう。明治以後住友財閥となる、住友さんです。あそこって歴史と由緒ある金属屋さんなんですよ。


2020年9月18日(金曜日)

表連動

欧州における問題としてですが、冷戦後、トーネードの配備数を削減し、余剰となったトーネードを部品取り用として確保し、新規部品の発注を行わずにいたら、部品の製造会社が廃業していて、いざ新規の部品が必要になったらもう手に入らなくなっていた、なんて話があります。かくしてトーネードの寿命延伸計画は頓挫し、代替機のないままドイツは核シェアリング能力の維持に迷走する羽目に。

米国ではM1エイブラムズ戦車がこの度M1A2C/SEPv3になりますが、これもA3計画がポシャった挙句だったり。しかもこれ、新造ではなく、部品単位まで既存のM1戦車を分解して再度新規部品を組み込んで組み立てるという大変な手間をかけたシロモノ(参考)。そもそもM1戦車自体が70年代に開発が進められ、81年に制式採用された40年選手だったりしますが、冷戦末期に大量生産してしまったM1が余りまくっているので新規製造という選択がなされないわけです。で、そうこうしている裡に戦車を新規開発する能力そのものが喪失してしまう……。

日本もあまり他国のことは言えませんが、せめて他国の事例を参考にして、前車の轍を踏まないようにしたいものです。


2020年9月15日(火曜日)

表連動

超縦書はEPUBの解釈が厳密過ぎる面があるのよね。ちょっと正規から外れるとすぐにエラーを吐いてくれる。そういう用途に向けて開発されたものだというのはあるのだけれども。

その点kinoppy viewerは適度にいい加減で超縦書ではエラーになるようなepubファイルも適当に表示してくれる所が好感触。


2020年9月7日(月曜日)

表連動

一つの光学ドライブに対して複数の読み書きを同時に実行するとか、複数の光学ドライブで読み書きを同時にやらせるとかすると、結構な頻度で沈默するのよね、Windows。


2020年9月3日(木曜日)

表連動

ラファールみたいにエンジンからアビオニクス、兵器一式に至るまでフランスで揃えられるというならともかく、KF-Xはエンジンが米国に握られている以上、米国がエンジンの輸出を止めれば死ぬ機体なので、米国兵器を輸出できない国には輸出ができないわけで、そうするとF-35、F-16、グリペンというラインナップにどう食いこむか?という問題が生じてしまうのですよねぇ。


2020年8月31日(月曜日)

表連動

経済経済って言ってたけど、じゃあ政治側がどのくらいきちんと経済を理解しているかと言われると、大変心許ないわけでして、どうせ経済のことなんかわからないんだから医療系の専門家の言うことを素直に聞いていればよかったのにと思う次第。


2020年8月29日(金曜日)

表連動

思い起こせば確かに7月末くらいからコロナ対策の政策判断に精彩を欠いていた様相があるので、やはり首脳の健康状態というのは大事なんだろうなぁ。


2020年7月30日(木曜日)

表連動

航空貨物輸送においては、重量も勿論重要ですが、体積、寸法の方が先に制約されることが多いそうなんですよね。またカーゴドアのサイズより大きい物は当然入らないので、旅客機ベースの貨物機の場合、胴体側面に大きなカーゴドアを設けるのが通常です(例:777F)。しかしそれでも長尺物やら重機類となると運び入れることができなかったりします。

そういう場合に747Fのフロントカーゴドアは威力を発揮しますし、さらには軍用輸送機ベースの貨物機がチャーターされたりする所以だったりします。例えばCH-47のような大型ヘリを輸送しようとすると、ローターを外してもなお胴体長が15.5m、高さ5.7m、胴体幅3.9mもあったりするので、ローターヘッドを外したりしてAn-124の貨物室に收まるようにして積み込んだりします。

じゃあ大は小を兼ねるのだから軍用輸送機ベースの貨物機があれば事足りるのかというと然にあらずでして、軍用輸送機は旅客機に比べて速度が遅いという弱点があります。高翼配置でフェアリング&タイヤバルジがあるという形態上空気抵抗が大きくなるので、旅客機ほどのマッハ数では飛べないのですよね。そうなると航路上の邪魔になるため、出発時間帯が限られるといった問題が発生します。例えば前出のAn-124などは、日本から出発する際は大抵日没後とかです。後にもう旅客機がいない状態で出発して太平洋を渡り、向こうに着く頃には後発の旅客機に追いつかれそうになってるという。

なので旅客機と同じ航路を無理なく飛べる旅客機ベースの貨物機には、相応の存在意義があるわけです。

他にも与圧の問題もありますな。そりゃ旅客機ベースなんでメインデッキもきちんと与圧されてるのに対し、軍用輸送機ベースの場合与圧は限定的だったりとか。

なので747Fが減り始める頃に、何か問題が生じるかも知れないなぁとか思うわけです。


2020年5月19日(火曜日)

昨日の続き。

一日経ってさらに写真等が増えたので観察を続ける。

新小銃のグリップはBravo Company USA社のBCM GUNFIGHTER Grip MOD3というグリップがそのまんま使われている。これはグリップだけ部品として輸入して組み付けて出荷するんだろうか。ということは、恐らくは、取付部は中空になったグリップの一番奧でロワーレシーバにネジ止めされている、AR-15系と同形状になっていると思われるわけだ。AR-15系ではセレクターレバーにテンションをかけるバネがグリップで保持される形になっているのですが、そこまで同一かどうかはわかりません。

このグリップはいわゆるタクティカル系と呼ばれる結構角度が立っているグリップで、野戦というよりは市街戦等向きのグリップとされるものですが、場合によっては交換することもあるのかも知れない。(隊員が自分で交換することはないだろうけど……)

レールシステムの付いたハンドガード(被筒)はアッパーレシーバとは別部品で、ネジで締結されています。この辺は近年のアサルトライフルでも一体型になっているものと分離式のものと両方があり、どちらも一長一短があります。自衛隊は何らかの理由で分離式を選択したものかと。あるいはレールシステムの更新があることを想定しているのか。

ストック(銃床)は近年はやりのテレスコピック銃床なのですが、折り畳み機構が標準ではないところが目につきます。自衛隊が新小銃の選定に際して比較品として輸入した銃のなかで、FN SCARブッシュマスターACRH&K HK433などは折り畳み銃床を標準としています。AR-15系はリコイルスプリングが銃床内に入り込む構造上折り畳み銃床にはできませんが、日本の89式はAR-18系で恐らく20式もその技術的系譜にあるでしょうし、また取付部の構造から見ても銃床内に機関部が食い込んでいる様子はないので、意図的に採用しなかったものと思われます。折り畳み銃床は空挺部隊だけで良い、という判断でしょうか。

あるいは前述の銃らとくらべて0.5kgほど重い、という点から、折り畳み機構による重量増を嫌ったのかも知れません。近年のモダンなアサルトライフルは大体3kg強なので、公称3.5kgとされる20式はやや重い部類に入るのですよね。

そんで最後に気になったのはロワーレシーバの構造で、これどうも、トリガーメカニズムの部分が別部品になってるみたいなんですよね。通常はアッパーレシーバとロワーレシーバの二つに分離するところ、アッパー、ロワー、トリガーという三つの部品から構成されているように見えるんです。セレクタレバー前方の屈曲線が、写真を見ると段差になっていて、下から写した写真ではトリガー部がマグウェル部と綺麗に組み合わせ線が入っています。樹脂一体成型ならこのようなデザインにする理由がないので、トリガー機構部が分離するのではないかと。

分離構造を入れると強度の問題が発生するので当然重量面で不利なのですが、それを忍んででもこのような構成にした理由は、一体なんなんでしょうね。

それにしても、近年発表・採用が続いている欧米各国の非AR15系のアサルトライフルの集大成みたいな銃ですわ。


2020年5月18日(月曜日)

表連動

自衛隊における小銃って、ぶっちゃけ軽機関銃だったんだよな。陣地を形成して二脚を立てて待ち伏せし、敵が来たら十字砲火、という。だから二脚が標準装備だったし、消炎制退器で反動を抑えるようになってたし、切り替えレバーは安全の次が連射だった。

擲弾についても、40mmのアドオン式グレネードより小銃擲弾の方が威力がありますが、一方で米軍は60mm軽迫撃砲を運用しており、手榴弾の上が81mm迫撃砲まで空白になる日本とはまた事情が異なるという話があったりします。(手榴弾と81mm迫の間をどうやって埋めるかという方法論)

実は自衛隊も先年より60mm軽迫の導入を始めており、威力の点で06式小銃擲弾が中途半端になったという面があるのかも知れず。

銃剣? 日本が小銃から銃剣をなくすわけないだろ?


2020年4月12日(日曜日)

表連動

輸出用戦鬪機を考えるなら、今だったら単発機じゃないとまず輸出は無理だと思うなぁ。

ジェットエンジンは二乗三乗の法則が效くのでエンジンの推力を増そうと思ったら、同じエンジンを二発積む方が、推力二倍のエンジンを体積二倍以内で作るよりも遙かに簡単です。

E-M理論の示す所、戦鬪機の挌鬪戦性能は、機体が軽く、余剰推力が大きい方が高くなります。この相反する問題を解決するには、推力重量比の高いエンジンが必要ですが、当然そのようなものを開発するのは難度が高く、現在の最高峰と呼ばれるエンジンを供給しているのは米P&W社だけという有り様です。

当然、これを利用できない国々は何かを犠牲にして戦鬪機を完成させるわけですが、その中で価格や整備性を犠牲にして双発にする、という選択と、機体の運動性や拡張性を犠牲にして単発に纏める、という大きな二つの設計に分かれます。

そして輸出市場で好まれるのは一般に後者なのですよね。

これはエンジン自体が非常に高価で、かつ頻繁に整備が必要になる部品だからというのが理由になります。戦鬪機・軍用機に限らず、民間航空機でも四発機や三発機が廃れた理由の一つです。

また、双発機は多くの場合性能的に欲張った機体であり、当然電子装備等も高額なものを搭載することになり、全体として高価となって、必要数が調達できなくなる、という悪循環に陥りがちになります。

典型的な例として、超高性能機であるF-15が高価になりすぎたため、F-15に用いられたF100エンジンを単発で積んだF-16が大量配備された、なんて事例が挙げられます。電子機器の進歩によって、当初赤外線ミサイルのみを積んだ空戦専用機とされたF-16は続々とアップグレードを果たし、レーダー誘導ミサイルを搭載し、全天候能力を獲得し、対地攻撃力まで身に付け、ありとあらゆる任務に投入される万能機に成り果てました。もっとも、搭載量が増えるわけではないので一機当たりの投射量に限界はありますが、それは数でカバーできるわけです。

本来であれば適切な性能の機体を大量に配備することが軍事的には正解になるのですが、それを必ずしも選択できない場合、数の不利をカバーするために超高性能機に頼る傾向がありまして、我が国などはその典型なのですよね。なので、それを他国に売るのは難しいだろうなぁという話になるわけです。


2020年3月21日(土曜日)

表連動

なんでそういう複雑怪奇なことになるかといえば、米国は伝統的に連邦政府の権限を強くしたくないという願望が強くて(あくまで願望であって実態とは異なる)、特に建国当初から全国規模で政府権限を行使できる組織が非常に少なかったからなんですな。

例えば全米規模で司法権が行使できる組織が当初財務省しかなかった(主に偽札対策)という事情から、大統領の警護を担当するのが財務省シークレットサービス(偽札対策部門)になってしまったり、シカゴでアル・カポネを逮捕したエリオット・ネスは財務省の捜査官だったりとか。

FBIですら設立が20世紀に入ってからという辺りでお察し頂ければ。

日本なら建設省に当たるような仕事をしているのが米陸軍工兵司令部だったり、州間高速道路であるインターステートハイウェイが元々軍用道路で正式名称が「ドワイト・デーヴィッド・アイゼンハワー全米州間国防高速道路網」だったりと、財務省と軍以外に全国規模の組織がなかった名残があれこれと……。


2020年3月11日(水曜日)

自宅のトイレットペーパーが残り1ロールになって、流石にそろそろどこかで調達せんとアカンなぁと思いつつ近所のスーパーへ行ったものの棚は全て空。

果てさて、ドラッグストアでもハシゴするかと思ってたところ、ちょうど店員さんがダンボール箱を台車に乗せて登場し、棚に商品を置き始めた。コレ幸いと8ロール入りを一つ購入したわけだが、振り返れば既に棚は空に。

果たして本当に必要な人に行き渡っているのだろうか、心配だ。


2020年3月4日(水曜日)

表連動

日本がこの手の緊急事態法に慎重なのは何も戦後のことに限らなくて、実は戦前の大日本帝国憲法下でも同様で、憲法と法(戒厳令)に定められた戒厳令の構成要件が厳しすぎて、関東大震災や2.26事件でも戒厳令は発令できなかったなんて話があったりします。

近年では東日本大震災に際して被災地で窃盗等が横行したため、自衛隊にパトロールを依頼したい旨、自治体等から要請があったのですが、これを実現するには自衛隊法の「治安出動」しかなく、これがテロやゲリラ、大規模騒乱を想定した規定であったため、結局最終的には適用を見送られたなんてこともあります。

もうちょっと柔軟に、必要程度の措置が取れるようになっていれば良いと思うのですが。


2020年2月26日(水曜日)

どっかに書いとかないと忘れそうなので備忘がてら。

米国は、構造的に貿易赤字を解消することができない。

なぜかというと、国際貿易における主要決済通貨が依然米ドルであるため。世界貿易の4割くらいが米ドルで決済されている。

米国以外の国同士でも米ドルで決済を行っているわけで、そのための米ドルは当然、米国から持ち出されたものである。つまり、貿易赤字として国際市場を動き回っている米ドルなんである。

別の見方をすると、米国の主要輸出品目は米ドルである、ということになる。米ドルは米国が発行し、米国がその価値を保証しているが、それで買い物をしたり税を納めたりすることができるのは米国市民だけで、他国の人間にとっては原則紙切れである。米国は紙代と印刷代だけで製造できる米ドル紙幣を使って全世界から製品やサービスを受け取っているのである。

すげーな。

米ドルが国際決済通貨としての価値を持つ限りにおいて、米国は紙切れで世界中から様々なものが買えるのである。そして国際決済通貨としての価値を持つが故に米ドルは米国から流出を続け、米国は貿易赤字を積み上げ続けるのである。

米国が偉大な国であるのは、この米ドルの国際決済通貨としての価値を維持し続けていることであるのだが、そのために七つの海に艦隊を派遣し、世界の警察官を担ってきたわけでもある。

さて、このような理解に立つとき、「Make America Great Again」と言って貿易赤字を削減し、世界の警察官を降りようとするトランプ大統領の政策というのは、「言っていることとやっていることが違う」という感想を抱かずにはいられないのである。


2020年1月11日(土曜日)

某所へ出かけて、Windows 7から新Windows 10機への引っ越し作業8時間コース。

それにしても、今回は凄い体験だった。

PCというものについて殆ど知識らしい知識がない人の用法がどういうことになるかという事例を見せられたというか……。

IEとChromeの両方を使っていて、どう使い分けてるのかな?と聞いたら「Yahoo!はIEでChromeはGoogle」という謎の答え。つまり、アイコンをクリックして出てくる“ホームページ”、それをどちらを使うかというか「Yahoo!=IE」「Chrome=Google」というアプリケーションとして固定化されているのであった。

最早「インターネット」という存在すら認知の果である。

本当に恐ろしい物を見せられたぜ……。


2020年1月4日(土曜日)

表連動

しかし恐らく、管理側が無能だからこそ、東海テレビではあんなドキュメンタリを撮れるんだろうなぁと思うと、痛し痒しである。


2020年1月3日(金曜日)

実家にて、これからの日本では労働力が不足するから外国人労働者と上手くやっていかなきゃ、と親がいうので、日本でのイスラム教徒向けの墓地が不足している問題を説明したら、その途端こんなことを言い出す。

「ここは日本だから火葬が当然だ」「日本に来たなら日本の流儀に合わせなきゃ」

イスラム教では火葬は禁止で、基本が土葬。なので日本国内ではなかなか墓地が確保できなくて苦労しているのだが、元青医連でバリバリ左翼系な人をしてこの有り様である。