このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。
先月末の事だが、シコルスキーの実験機・X2が初飛行を遂げたらしい。確か2005年位から開発してたと思ったのだけど、それ以前にもシコルスキー社は同様のコンセプトの実験機を何機か作っていたと思う。
同軸反転ローター機といえばロシアのカモフが有名どころだけど、その理論的優位性に対して実際の構造が複雑になることから、なかなか実用機として出てくることが少ない。
機構の複雑化の原因の一つが、フラッピング運動やラグ運動を吸收し、かつロータ面を傾け、ロータピッチを変化させるために、ロータ軸とロータの間に複雑なヒンジ機構が必要なことで、これはヘリコプターという機械の宿命的な問題だった。カモフの機体のロータ軸を見ればその複雑さが分かろうというもの。最近になって素材技術の進歩などからヒンジレスの機体が出てきたところ。
X2は同軸反転ロータで軸トルクを打ち消した上で、推進にロータ面を傾けるのではなく、推進用プロペラを用いることで既存のヘリコプターにはない高速性を実現しようとしている。
ヘリコプターは原理的に、ロータ先端の回転速度と機体の速度の合成速度が音速を超えられない。推進力と揚力を一つのロータ面から発生させている限り、その対気速度は300km/h程度を超えられない。
そんなら推進力と揚力を別けちまおうぜ、と当然考えるだろうが、一重ロータでそれをやると揚力の左右バランスが崩れて墜落する。当り前だが、ロータは回転しているので対気速度が左右で違ってしまうのだ。かくして、二重反転ロータという解が導かれてくる。
ところが同軸反転ロータは機構が複雑で(以下省略)。
ティルトロータや同軸反転ロータなど、最近色々面白い機体が飛ぶようになって嬉しいですねぇ。
特に興味はなかったのだが、さとろみ君のエントリから図書館とホームレスの問題がまた話題になっているらしいことを知る。
今は亡き図書館情報大学に籍を置いた身としては、「目的外利用者は排除」というのが基本だったりして。図書館には図書館の役割というものがあり、それを妨げるような利用者は排除せねばならない。そも公共施設というのは、無思慮無分別無制限の自由利用を保障するものではない。
ただ、排除の仕方というものがあり、ホームレス対策のために女性専用席を設けるのは、手段が間違っている。目的は手段を正当化しないことは言うまでもないが、男女同権の理念もクソもへったくれもない上にフェミニズムへの偏見を助長する虞がある。
ホームレスかどうかは一義的な問題ではなく、退職して暇になったご老体が暇つぶしに図書館へやってきては難癖を付けるのも問題行動だし、夏休みに入って児童書コーナーや漫画本コーナーでガキどもが騷ぎまくるのも問題行動だ。ホームレス問題はそう言った図書館の安全管理の一環として捉えられる問題であり、図書館が図書館たりえるための生態維持行動の一環でしかない。
しかし、図書館安全管理(Library Security)ってのは、先行研究も先行事例も山ほどある分野なんだがなぁ……。
図書館とホームレスの問題って、どことなく救急車の問題に通ずるものがあるような気がした。
ちなみに東京消防庁では2006年12月から「#7119」という番号を運用していて、救急車を呼んだほうが良いのかどうかの相談を受け付けていて、それなりの效果を上げているらしい。2009年度からは総務省消防庁の肝いりで救急相談用電話番号が新設されるそうな。
実際の事例としては図書館と救急車ではかなり異なるのだけれど、利用者側の行政サービスへの意識低下が背景にあるのではないか?と。
被害者遺族の感情を吐き出し続けるような報道しかやっていないとか書いているのを読んで思ったのだ。「とはいえ、常に被害者の立場に立っているわけでもないな」と。
ところで、赤坂のエレベータ事故なんだけど、私が把握した最後の報道では、メンテナンス不良が原因の可能性が濃厚、ということだった。
この2年、シンドラーエレベータは新規受注ゼロという恐ろしい状態に陥っているそうで、最終的にメンテナンス会社の責任が確定した場合、この風評被害について報道各社はどう責任を取るのか、些か意地悪く注目している。
そんなこんなで“俺様正義”の被害者になってしまった感のあるMiAUですが、「“ネット”と上手く付き合うために」という文書を発表しています。
ネットの匿名性とケータイメールについて丁寧に解説していると思います。
主にPTAなんかで参考にすると良いのではないでしょうかね。
迷惑の度合いで言えば、公権力を握っているだけに余計問題のある“東京都青少年健全育成審議会”ですが、なんでもダガーナイフを「東京都青少年健全育成条例指定刃物」にするんだそうな。
アホか。
包丁で犯罪が起きたら凶悪事件に感化されやすい少年に、危険な刃物が一本も渡らないようにする必要がある
とか言って包丁を規制するんか? 金属バットが使われたら、金属バットを規制するんか? バイクのチェーンが(以下略)。
暫く掲載が止まっていた、小形さんのInternet Watchでの連載「“情報化時代”に追いつけるか? 審議が進む「新常用漢字表(仮)」」だが、現在話がUnicode正規化の方まで進んでいる。漢字小委員会から始まって、隨分遠いところまで来たものだと思うが、主題でもないような気がする。
小形さんはUnicodeや国際規格重視の人で、新常用漢字(仮)や内国規格が国際規格を逸脱するのは好ましくないと考えている。少なくとも、そのようなことをすれば、現実問題として機器の対応が行なわれないと考えている。
私は逆で、国際規格だろうが何だろうが、国内の要求に合わないものを重んじる必要はないと考えている。また、きちんとした内国要求があるのであれば、国際規格に遠慮する必要もない、と(GB 18030じゃないけど)。
そも、UnicodeのCJK Unified Ideographicの考え方やJIS X 0213の2004年改訂に無理があったんだから、今さら矛盾が噴出したところで誰の責任でもなかろうて。
言語や人材の障壁は当然ありますが、唯一最大の問題は規格が日本特有のものであるということです。などと語っていたり。私はエレベータの規格についてはあまり明るくないので、諸外国の規格とJIS規格がどのくらい違っているのかは分からないが、泣き言っぽく聞こえるのは難。
國民の生活能率をあげ、文化水準を高める上に、資する目的のために国語を改革する、といった積極的な組織ではないのは明らかなところなので、現状を追認しているだけ。
しかし日本の教科書には孫基禎の記録が掲載されていない。 文部省が発刊する各種資料にも孫基禎の資料がない。孫基禎は日本の国旗をつけて金メダルを獲得したが、孫基禎が韓国人であるため、日本五輪組織委(JOC)も孫基禎の生涯や業績を公開的に明らかにしていないとみられる。日本人からしてみれば、オリンピック金メダリストをなんで教科書に?とか思うわけだが、韓国では違うのだろうか。私が記憶する限り、教科書に載っていたオリンピックメダリストと言えば、ベルリンオリンピック陸上棒高跳びの西田修平と大江季雄の「友情のメダル」のエピソードくらいじゃないかなぁ。しかも道徳の教科書だったような。あとは1932年のロサンゼルスオリンピック障害飛越馬術の西竹一とか、メダリストじゃないけどテニスの清水善造の「やわからなボール」とか。
異文化への理解、というのは大層難しい。
自分たちの考えが他所でも通用する、と考えるのも危険だし、逆に他所の連中が自分たちと同じように考えているに違いない、とするのも危うい。上で採り上げた韓国の記事は、その陥穽に見事に嵌まっているように思える。
もっとも、日本もこの辺は余り他所のことは言えないけどね。
大臣。歌ってる場合じゃないです。
某工作者から知らされたのだが、防衛省がYouTubeにチャンネルを持ったらしい。
あれ? 自衛隊PVはないの?(違)
次の総選挙で小沢一郎が国替えで東京12区に来るかも知れんそうな。
我が在所の東京12区って、魔窟かなにかか?
唐突に思いついて、超漢字VマシンのHDD交換を実施に移す。
4GBの2.5inch HDDを捨て値で拾ってきて、パーティションごとコピーしよう、と思ったら、元のHDDが古すぎて問題が発生してしまう。うーむ。DMAという言葉が通用しないくらい古いHDDなので(おい)、色々問題が起きてはいたのだよな(だから交換しようと思ってたんだけど)。
パーティションテーブルにもミスがあるっぽいので、この際だ、データのバックアップを取って一からクリーンインストール敢行!
作業が終わりゃしねぇ……。
でも新HDDは速いわー。
そういえば年末から始まる予定のNHKオンデマンドだが、提供番組概要が発表されていた。
初期ラインナップとしては充分ではないかな。
個人的にはニュース番組が見直せるのは良いなぁとか。
NHKオンデマンドは独立採算部門なので、見逃しサービスでも料金が発生するのは致し方ない。問題は元が取れるだけ見ることができるかどうか、だ。
私の苗字の「広屋」の「広」の字は、正しくは「廣」(广の中は黄)なのですが、日本では正しい「廣」の字のフォントは希にしかシステムになく、通常は「廣」(广の中は黄色よりも横棒が一本多い字)が表示されます。とかいう辺り。「正しい」という言葉の意味が曖昧で、恐らくここでは「戸籍上正確な」という意味だろうと思われます。間違っても「解字上正統な」とか「政治的に正義」ではないでしょう。
」と書いてあっても、印刷物になったときに「
」となっていることは別に不自然なことではありませんでした。
2008国際航空宇宙展が面白そうだな。
心神の実物大モデルが展示されるのか。
相変わらず、食材と言うよりは“建材”という言葉がしっくり来るような光景。
毎回撮影されているか、今回も撮影された卵。
そしてプリンのタネ。これをオーブンにぶち込んで焼きあげる。
前回大失敗した“白い悪魔”への再挑戦。
「西荻窪円周率事件」によって急遽作られることになった抹茶水羊羹1リットルくらい。
はくほーの好物だしね、必要だよね、ということで紅茶プリン。
まずは前座となる0.5リッター鍋プリン。
緑の水羊羹的物体。π氏は今回緑色の球体を作ろうとした……これで1リットルくらいあるんだけど?
前回の反省に立って(?)再挑戦されたメレンゲアイスクリームらしき何か。
急拵えが悪かったのか、紅茶ゼリーは鍋から取り出す際に崩壊してしまった。写真は鍋の中。
こちらは皿の方。ゼラチンが少なかったわけではないのだが……。
甘い物ばかりが続くとしんどい、ということで前回から作られるようになったミートパイ。これが一番好評というのもどういうもんかと思わんでもない。
そして今回最後に回された3リッター鍋プリン。
そしてなんとか完食。
朝鮮日報が社説で韓国と日本は歴史問題、独島(日本名竹島)問題などをめぐって対立関係にあるが、対北朝鮮問題、経済問題などをともに論議しなければならない間柄でもある。北朝鮮の核問題にせよ、究極的な解決に必要な資金を払える国が韓国以外には日本しかないのも現実だ。
とか書いてて、こいつら頭は大丈夫か、と訝しむ。
日本は韓国の財布じゃないぞ。
来る北の崩壊に於いて、日本が韓国を支援する積極的な理由が、どこにあるというのだ? 難民対策くらいじゃないか?
本来であれば、韓国はこの10年の間に、来るべき北の崩壊に備え、日本を運命共同体とすべく策を講じるべきだった。通貨統合は無理でも、FTAくらいは実現しておくのが上策だった。そうすれば、日本は自らを救うために、崩壊した北を支えなければならなくなっていた筈だ。
ところがどっこい、現実には離間策とも言うべき政策を採り続け、今に至る。
その上で支援を当て込んでいると言われると、頭の具合は大丈夫かと問いたくもなる。
自民党総裁選が終わったと思ったら、もう政局は総選挙モードらしい。
民主党が政権交代政権交代と、百年一日の如く叫んでいる。
政権交代は目的じゃなくて手段じゃないのか?と突っ込みたくなるんですが……。
少なくとも、マニフェスト見て「こりゃ駄目だ」って思われない程度を期待したい。
どうせここは東京12区。消去法でしか選べない選挙区さ。
世界日報電なんですが、「「カトリック信者が初の日本首相に」と報じる—バチカン放送」とかなんとか。
初じゃねーよ。
原敬がカトリックだよ。
ちなみに大平正芳は聖公会(イギリス国教会の宗派)だよ。
日本は世界でも有数の政教分離国家ですね(棒)。
新内閣が発足したらしい。
衆参両院で別の人を指名……って、なんか昔もなかったっけ? 確か海部首相の指名のときに、土井たか子が指名されていた記憶が……。あと、小渕さんのときに、菅直人だったっけ?
それはともかく、閣僚名簿を見ている限り、やたらと二世議員が目立つねぇ。少子化大臣の小渕優子なんて、何考えてるんだろう? 毒にも薬にもならないだろうけど……。
日本人にとってはどうでもいい話題なのですが、麻生首相がカトリックだということが、外信では大きく採り上げられているようです。英語のニュースに粗々っと目を通していると、「Roman Catholic」という一文が目に付きます。別に首相がなんの宗教の教徒だろうと、政策に持ち込まない限りは問題ないと思うのですが、どうも諸外国の報道では外せないポイントのようです。
ただ一方で間違いも多くて、「the nation's first Roman Catholic prime minister.」と書いているのが多いですね。逆に「初めてじゃない。大平元首相がカトリックだった」と二重に間違ってしまう例も。
ちなみに正解は前述の通り、過去のカトリックの首相は原敬で、大平正芳元首相クリスチャンなのですが宗派は聖公会(Anglicanism)です。どうも日本からの情報発信がごちゃごちゃになっている感じではありますね……。「大平首相はカトリック」と書いた文献もあるんで。(日本人の多くにとってキリスト教の各宗派の区別は困難でしょうけど)
原敬といえば近現代歴史学を学ぶものにとっては外せない人です。特に彼が残した原敬日記は当時の政治を研究する上での一級資料です。
この機会に、彼の名も国外で広まるといいですな。
今月12日に、米加州ロサンゼルスにおいて、220人を載せたMetrolinkの通勤列車と、Union Pacificの貨物列車が正面衝突し、25名が死亡するという事故があったのですが、どうも原因が運転手の携帯電話使用だったらしいとかなんとか。運転手が事故直前に友人とメールのやり取りをしていて、赤信号を見落とした疑いがあるんだそうな。
でも私が真っ先に思ったのは、「ATSなかったの?!」だったり。
Wiredより「時速132キロメートル:自転車の世界最高記録を達成」とかいう馬鹿気たニュース。
かっこいいな、この自転車(笑)。
一般公道は走れそうにないけど。
なったと思ったらもう辞めてまうのか>中山国交相
舌禍の多い人だ。
「日本の携帯ウェブ市場は超先進的—でも世界的なモデルとするのは難しい?」。
面白い記事だったのでチェック。
個人的には、ケータイに限らないんじゃないかと思わないでもない。