哀愁日記
底に哀はあるの。

もしくは、

「常識日記 文科系的日常」


西紀2007年10月分

Caution!

このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。

目次 | 前月 | 初日 | 末日 | 翌月

2007年10月1日(月曜日)
 本日より、IPAフォントの単体配布開始。
 JIS X 0208:1997とJIS X 0213:2004にそれぞれ準拠した実用的な品質を持つフォントが、自由利用可で出るのは初めてじゃないですかね。
 え? 某明朝体? あれは実用とは…うわなにをするやめr……

 そう言えば毎日MSNの提携も切れて、毎日は単独で毎日.jpを、MSNは産経と提携してMSN産経ニュースを始めたそうな。
 特に思うことはないけれど、毎日.jpはRSS配信しないのね。

 新聞といえば先月22、23日に、神戸新聞新聞制作システムがダウンして大騒ぎだったらしいが、原因がOracleのバグだったそうな
 神戸新聞社の方々の二日間の地獄を思うと身震いがするが、取り敢えず原因が判って一安心というところか。世界でも例のない事態とあっては、oracleを責めるわけにもいかんしなぁ。

 いよいよ登場するSONY有機ELテレビに、どきどき、わくわく。
 個人的にはもうちょっと大きい、15インチくらいだと凄く嬉しいんだけども。


2007年10月2日(火曜日)
 きしもと君からの指摘で、毎日.jpRSSがあると教えられる。おっとこれは見落としていた。

 所謂“集団自決”問題について、沖縄が妙に意気込んでいる。
 教科書検定に於いて「集団自決への日本軍の関与」が削除されたことへの抗議らしいのだが、どうも政治鬪争化しているようだ。
 私としては、削除は妥当であろうかと思う。
 教科書に記載すべき事柄として、十分な客観性が担保されていないと考えるからだ。殆どが住人の証言に基づき、内容を巡っては係争中の裁判まで抱えている。これを教育現場で誤りのない事実として教えるのは、学問の良心に悖る。
 沖縄の人たちに求めたいのは、客観的に検証可能な史料の供出だ。
 集団自決が行なわれたことを否定するつもりはない。ただ、それに軍の命令があった、軍の組織的関与があった、と断ずるには、現時点では判断材料が乏し過ぎる。沖縄県民が確信するほどの豊富で明確な史料があれば、研究にも資するものだから、是非とも提供して欲しい。
 歴史学徒的な見地からは以上の通り。

 あまりの人気に、IPAフォントのサーバが落ちてしまったそうな。
 鶴亀鶴亀。

 ジャイアンツ、ジャイアンツ、行け行けそれ行け、巨人軍〜!
 優勝おめでとうーっ。
 次はクライマックスシーズンだ!


2007年10月3日(水曜日)
 はくほー氏空気読み力テストなるものを紹介していたので、私も挑戦してみた。
 結果。空気読み力: 50(Aクラス/一般人)と判定された。

 設問内容に疑義はあったが、まあ私が一般人なのは当然だな。

 ところで「空気読めない」を「KY」って略すのは初見なのですが、珊瑚と何か関係が?

 くすりの適正使用協議会が作る薬剤のピクトグラム外国語版ができた報じられていたのですが、本来この種のピクトグラムは言語非依存に作るもんじゃないのかと、些かならず不思議に思った。
 確かに、「食後30分」とかを図だけで表すのは難しいかも知れないが。

 ピクトグラムで思い出したのだが、前々からエレベータのユーザインタフェースの比較をしてみたいと思っているのだが、中々踏ん切りが付かない。
 あれこそ、統一基準を作るべき最たるものだと思うのだがなぁ。


2007年10月4日(木曜日)
 恐らくK元くん用と思われるキーボード“SuperCoder 2000”。
 卓絶したアイデアにより、究極の汎用性を獲得。あらゆるテキスト、バイナリをモーダレスに入力可能。

2007年10月5日(金曜日)
 うー。
 やっぱ酒飮むと駄目だわ。
 寢る。

2007年10月6日(土曜日)
 民主党の小沢代表が、政権奪取の暁にはISAFに参加すると言っているとか。
 いよいよ狂を発したか?
 武力行使を伴わないインド洋の給油にあれだけ反抗しておきながら、集団的自衛権の権化とも言えるNATOによるISAFには参加すると、一体誰がそれで納得するというのだ?

 「妊婦緊急受け入れ診療報酬で優遇へ…厚労省検討という記事を読んで思ったこと。
 そりゃぁ点数は付いた方が良いけど、診療報酬点数って本来的にそう言う使い方をするものなんだろうか?と。私は実態からかけ離れた点数付けが、日本の医療の悪化に一役買っていると考えているので、政治的思惑で点数が上下することそのものに、嫌悪感を抱いています。あれは出来るだけ実情に即した点数であるべきではないかと。

 先日思いついておきながら、書きそびれていた冗句。

 2007年、日本は戦後62年目にして米国並みの民主主義を達成した。
 米国に続き、二世の指導者を選出したのである。
 ただし、同ネタ多数の予感。

 お隣の盧武鉉大統領が北を訪問していたわけですが、特に思うこともなく、大した成果があったわけでもなく。主にパフォーマンスが目的だったようなので、それなりの效果はあったようですが。
 曲がりなりにも西側の首脳としてアリラン祭を観覧してくる神経は、ちょっと理解できんけどね。


2007年10月7日(日曜日)
 国立造幣局国立印刷局の民営化が検討されているらしい
 流石にそれはマズいんじゃないか……?

 どうも季節の変わり目は体調を崩しやすい。
 今日も起きたら、調子が悪かった。
 元々頑健な体というわけでもないが、歳ふる毎に、悪くなっている気がするな。


2007年10月8日(月曜日)
 「比日系2世2人に「就籍」許可、父戸籍不明でも日本国籍という記事に、日本国籍の意味を思う。
 別に本件についてとやかく言いたいわけではなくて、日本国籍はどの様な条件で与えられるべきなのか、という問題について、実体験を含めて色々思うところもあるわけ。
 日本では、片親が日本国民である場合、日本国籍を取得することが極めて容易にできている。ブラジル生まれのブラジル育ちの日系二世でも、親が日本国民である証明ができれば、日本国籍取得は容易だ。逆に、両親共に外国籍である場合、日本で生まれて育とうが、日本に住まうことすら許されない場合もある(参考)。
 国籍を与える要件についてはその国が国民の合意の元に条件付けるものだから、国毎の違いを比べることには意味がないが、日本の“血統主義”について、私は疑問に思っている。日本人の条件は血かも知れないが、共に国民たり得るのはどちらか、と考えるとね。

 なんかAICの社内からWinny経由で制作関係のファイルが流出したらしい。
 んで、ファイルによると、「BAMBOO BLADE」一話当たり予算955万だそーで……。30分のアニメ作るのに1,000万かからないという事実に、驚きが広がっている模様。
 なるほど、放映後のDVD販売が重要になるわけだわ。
 ていうか、産業的にその状態ってどうよ?


2007年10月9日(火曜日)
 SCEPS2互換のないPS3を発売するそうな。SACDの再生もできないという。
 PS3って言うたら、究極のマルチプレイヤーやろ?
 そんな機械になんの意味があんねんな?

 ヤッターマンがリメイクされるらしい
 主題歌が山本正之であれば、私は取り敢えずそれで満足だ。

 東京モーターショーに日産から出展されるPIVO2は、まあ色々珍妙な機構が色々付いているようだ。車内にロボットの頭部があるというのはどういうUIなんだろうか?
 ただ、イン・ホイール・モータによる電気自動車の場合、4輪をそれぞれ別個に制御できるので、信地旋回だろうが超信地旋回だろうが何でもござれだろうな。
 一体どういうUIならそれらを自然にこなせるのか、見当も付かないけど。


2007年10月10日(水曜日)
 Amazonでは立ち読みの代わりか、「なか見!検索」という機能を提供していて、そこそこの本がこれに対応しているようなのだが、このユーザインタフェースが、どこぞの国会図書館と同じミスをしていたりする。縦書きの本でも「ページ送りは右」になっていたりするのだ。これが全ての本ではない辺りがまたやっかいで、「ページ送りが左」になっている本もあったりするのだから、一層鬱陶しい。
 恐らくデータ作成段階でのミスと思われるのだが、日本語が読めない人や、あるいはページ送りが右→左になるだなんて想像もしない連中にデータを作らせたのだろうか?
 もっとも、某社ドキュメントスキャナのように、見開きページの分割機能はあるが縦書きに未対応(ページ分割は左→右のみ)、なんて製品を平気で出荷するところもあるから、世の中油断がならないけれども。
 きっと、米西戦争は一般用語じゃない、とか言っちゃうような人が開発に携わっていたんだろうなぁ。

 朝日に「携帯基地局 強まる反発とかいう記事があって、実に煽動的だなぁと感動する。
 強力な電磁波が人体に有害なのは別に否定するほどのことじゃないけど、登戸研究所の殺人光線じゃあるまいに、携帯電話の基地局で数十人レベルの体調不良が出ると言われると、素直には肯んぜない。未だしも、地中に日本軍の遺棄化学兵器でも埋まっていた可能性のほうが高いのではないかね。
 記事の内容も科学的考証とは無縁で、被害者の言い分をひたすら垂れ流している。患者がいるなら医師の見解を取材しとくくらい、常道だろうに。
 とりあえず住人とKDDIの協力を得て、二重盲検でもやってみればいいんじゃないかな。そうすればアンテナとの因果関係はすぐに分かるだろう。

 富山の冤罪事件(過去日記1,2,3)のやり直し裁判で無罪判決が下った由。
 結局のところ、取り調べを行った警官などが証人として呼ばれることはなかったのは痛かったな。本来であれば、供述調書に署名した司法警察職員、検事、弁護士の全員を出廷させて事実関係を詳らかにすべきだったのだが。
 もちろん、再発を防止するために。


2007年10月11日(木曜日)
 上空から見ると鉤十字に見えるとして抗議を受けていた米海軍の建物が、本当に改修されることになったと、先月末に報じられていたのだが、改修費用は60万米ドルだそうな。
 なんという税金の無駄遣い。
 別にこの建物が鉤十字に見えような見えまいが、誰に迷惑をかけるでなし、放っておけば良いじゃないかと思うのだが。
 欧米におけるナチアイコンへの排外圧力というのは、日本で生まれ育った私には、少々理解しがたいものがある。それがナチズムへの效果的な抑制になっているのであればまだ分からないでもないが、伝え聞く限り、あまり有效ではなさそうだ。
 私はあの種の排斥行動は、社会的な潔癖症行動の一つで、社会病理の一種だと理解しているので、遠い日本から海の向こうを眺めて疑問を呈することはあるが、面と向かって指摘しようとは思わない。潔癖症もそうだが本質的にそれを行っている人間にとって、それが效果のある行動かどうかには、意味がないからだ。石鹼で毎日何時間も手を洗っても清潔になるわけじゃないのと一緒で、ナチアイコンを覆い隠したからといってナチズムが社会から消えるわけじゃない。私はただ生温かく彼らの行動を観察するだけだ。
 ただ、憂慮しているのは、この種の潔癖症は正義病を併発していることが非常に多く、自分たちの清潔さに満足しきれずに、他人にもその清潔さを押し付けがましく要求してくることがあることだ。
 せめてそのときには「お前たち病気だよ」と言ってやらねばいかんのだが、相手が世界のジャイアンだとどうにも難しいのだよね。

 ISSへの乗員を乗せたソユーズTMA-11は無事射上げ成功と相成ったわけですが、このソユーズには史上初の(史上初ではなかったらしい)ムスリムの宇宙飛行士が搭乗していました。マレーシア宇宙機関のムスザファー・シュコール宇宙飛行士で、彼の宇宙飛行については一年以上も前からマレーシア国内のイスラム法学者たちが様々な検討を行っており、科学技術と宗教という興味深い関係が注目を集めていました。
 まず、イスラムといえば何といっても日に5回の礼拝ですが、一体これを如何にすべきか。地上約400kmに浮かび、地球を約90分で一周するISSにおいて、メッカの方角は動的に変化してしまいます。もっとも、動いているのはISSの方なんですが。
 これについては一年の検討の後に、「適当にせよ」との素晴らしい判断を下しております。宇宙飛行士の能力に応じて、カアバ、あるいはカアバと思われる方向、さらには地球、のいずれかの方向を向いて礼拝すれば良いのだそうです。確かに月ほどまで離れれば、地球の方角で構わないようにも思いますが、眼下に地形が流れるISSの場合は、色々線引きが難しそうです。取り敢えず宇宙飛行士ができる範囲内で、ということなんでしょう。
 現在真っ最中のラマダン(断食月。今年はグレゴリオ暦の9月13日から10月12日まで)についても、戦争中などの特例を援用し、宇宙飛行中は行わなくても良いという判断だそうです。(日にちをずらして行うことができるそうな)。
 で、当のご本人は宇宙へ行ってみてから判断するようなことを言っておりました。何せ今後とも誕生するであろうイスラム宇宙飛行士の先例となるわけですから、責任も重大でしょう。
 ご苦労様なことです。


2007年10月12日(金曜日)
 朝、JRの自動改札が止まっていて、駅員さんが声を張り上げて、改札を素通りさせていた。地下鉄は動いていたのになぁとか思っていたら、職場でニュースを確認したところ、あちこちで止まっていたらしい。そういえば暫く前に、最寄り駅で同じことが起きていたなぁ。
 報道によると、日本信号製の自動改札機に問題が集中しているということなので、自動改札機本体の問題なのかな。

 夕刻から夜まで5時間ばかり著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム第5回シンポジウムに参加してくる。


2007年10月13日(土曜日)
 昨日の著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム第5回シンポジウムについて。
 雜駁に纏めてしまえば、「著作権存続期間の延長は、経済的には無意味である」という一文に尽きる。より悪いのは、朝日新聞社の丹治吉順記者による発表(レジュメpdf)で没後の出版数の減少と寡占の進行が明示されたことではないかと。
 要するにこれまでは文化の保護のために著作権存続期間の延長が必要だと言われていたが、実際の所、死後40〜50年の段階では、当時の著作者の上位5%が、現在出版されているタイトルの75%を占めるという寡占が起こっていることが明らかになった。それどころか、50%の著作者は没後出版がそもそもされていないので、著作権の死後存続そのものに恩恵を受けていない。これは「一部の著作物を守るために延長が企図されている」という推測と直結する。
 正直、調査そのものは資料の限界から穴も多いと思ったが、文藝家協会職員時代の“印象”と大きく食い違っていないとは感じた。
 コメンテータの安念潤司氏は「延長派の大差判定負け」などと吹いていたが、私個人としてはむしろ酒井麻千子氏の発表に危機感を覚えた。ぶっちゃければ、70年への延長に慎重な議論はなくてもいいというトンデモな結論を見出し得る内容だったからだ。EU統合時の延長の審議過程を追っていたわけだが、要するに域内経済の統合において既得権益を重視して一番長い国に合わせた、というそれだけなのだが、ということは同じ論法は日本でも通用し得ると言うことだ。
 米欧が死後70年で統一されていることや、経済のグローバル化によって知財権運用の統一が進められている現状、この時の過程を無視することは難しかろうと思った。
 延長派がもし今後攻めるとしたら、この点だろうなぁ……。

 現時点で文藝家協会は延長賛成派なんだけど、経済的な調査から「より多くの作家にとって、著作権の延長は害である」という結果を分かりやすく協会ニュースに載せられれば、態度が変わるんじゃないかね。あそこは究極的なところで「労組」なんで、より多くの会員の利益が優先されるだろうから。


2007年10月14日(日曜日)
 日本伝統のロケット祭りとして知られる龍勢祭で事故が起こり、4人重軽傷だとか。
 致し方あるまい。(おい!)

 「「愛知県警の初動にミス」力士急死で解剖医が批判という記事があり、全く同意するところ。
 ぶっちゃけるとこの事件、余り興味はないのですが、ただ、安易な隠蔽を行おうとし、それが途中まで罷り通った事は注視に値すると思っています。
 本来、変死(あるいはその疑いがあるもの)は検視せねばならず、変死とは即ち医師によって内因死と診断されたもの以外の死体全てを言います。東京都監察医務院の規定を引用すれば、

1)病死及び自然死の一部
 1.医師の診察を受けずに死亡した場合
 2.医師の診察を受けたが死因不明のまま死亡した場合
 3.医師の診察中の病気と違った他の原因で死亡した場合
 4.発病又は死亡時の状況に異状がある場合

2)すべての外因死とその後遺症による死亡
 不慮の外因死(交通事故死、転落死、溺死、焼死など)、自殺、他殺

3)不詳の外因死か不明のもの
とまあ、こんな具合になります。
 本来この辺は死体解剖保存法により監察医が担当すべきものなのですが(事件性が明確な場合は司法解剖ですが)、日本では監察医を置いているのが政令指定都市を持つ都道府県のみ。かつ、常設の監察医局を持つのは東京都だけという体たらくであったりします。今回のように該当県であるにもかかわらず、その制度が活かされていないケースもあります。
 日本の行政解剖制度の拡充を強く求めたいものであります。

 「誘拐の12歳女児「お兄ちゃんは悪くない」ですか。
 相手が未成年の場合、たとえ本人の同意があっても未成年者略取は成立するもんなー。つまり家出少女は保護してはいけない。たとえ犯罪に巻き込まれる虞があろうと、放置するのが自己防衛ですね。
 それでいいのかどうかは知らんけどな。
 冗談はともかく、児童相談所辺りを通じて親へ接触する、というのが安全策なのかね?(その場合でも親が告訴したら一発有罪だけど)
 気になってるんだけど、この国は今、親切が仇になる社会になりつつあるんだよねぇ……。

 10日に無罪判決が出た富山の冤罪事件ですが、日弁連が調査に乗り出している
 年内に公表されるという報告書の内容に期待したい。


2007年10月15日(月曜日)
 TBSがまたなんかやったらしい
 でまあ、YouTubeに違法Up Loadされていた当該番組の動画を見たりしたわけですが……なんというか、まあ、はあ……。
 初音ミクが持っている可能性をあの程度にしか感じなかったというのであれば、番組制作者の感性は相当磨滅してるんだなぁと感じた。あるいは、番組の視聴者層に阿ってあんな構成にしたのか。
 それと、何度か繰り返していることの更なる繰り返しになっちゃうんだけど、マスメディアのワンサイドゲームだった時代は終わった、ってことに気づいている関係者が少なすぎるのではないか。メーカのオフィシャルblogでは取材時の原稿が公開されちゃうし、取材されたtask氏も2chにTBSの企画書晒してるし、楽曲を提供していた(ただし放映はされなかった)otomania氏は新曲をupしてるしと、ガソリンタンクにナパーム弾をぶち込んだような有様。
 BPOへの誘導も行なわれているようだし、過去の経緯を考えればTBSとしても穏やかではおられまいに……。

 沖縄の教科書検定問題を眺めていて思うんだけど……教科書の記述は政治的に決定されるべきだ、という点について、沖縄では全く異論がないのだろうか? どう言い繕っても、誓願だの陳情だので教科書を書き換えることは、政治的手法だと思うのだけれども。
 政治力を以て教科書の記述に介入したという悪しき前例が残るだけだと思うけどな、今のやり方だと。
 教科書の記述は政治的に書き換えられ得るものである、と言うのであれば、より強力な政治力によって再度書き換えられることもまた是とせねばならんわけで、その結果は現状よりさらに悪い状態に陥ることは目に見えていると思うのだけれども。


2007年10月16日(火曜日)
 金曜日のシンポジウムの記事が二つほどあったので、紹介。
 どちらも朝日新聞社の丹治氏のキャッチ「毒入りのケーキ」を使ってますね。あまりにキャッチーなんで、私は書かなかったんですけど(苦笑)。
 ただ、今後は「インセンティブ論」は殆ど説得力を持たなくなることは間違いないでしょうね。延長派はそれこそ慎重にその辺を避けて通るか、対論となる研究を探してくるかしないといけなくなるかと。

 ついでに本日から「「文化審議会著作権分科会私的録音録画小委員会中間整理」に関する意見募集の実施について」と「「文化審議会著作権分科会法制問題小委員会中間まとめ」に関する意見募集の実施について」開始。
 どっちも中間まとめの量が多い……。

 夜走ろうかと思っていたら雨が降ってきてしまったので、予定を変更して映画を観に行く。
 前々から観ようと思いつつ延び延びになっていた「ストレンヂア 無皇刃譚」。
 観終わってまず感じたのが、「失敗した」。
 初日(9月29日)に観に行くべきだった!
 戦国を舞台にした撃剣映画で、出てくる奴らみんな一本二本千切れちゃった連中ばかり。特に主人公“名無し”と羅狼に至ってはまさに武俠。他に言い様無し。なんだかんだ理屈は付けても、結局の所、目の前に強い奴がいたら斬らずにはいられない人間失格ども。
 二人の間に挾まる将監も見事な戦国武将っぷりを披露。主である領主を人質に取られたと見るや躊躇無くこれを射殺して、部下に向かって「俺に付くか、死んだ領主に付くか!?」と質す下克上上等っぷり。おまけに得物の槍を以て羅狼に挑む辺り、激しく漢臭い。
 クライマックスへ向かう戦鬪シーンは、木っ端のように端役が死んでいくキリングフィールド。敵も味方も死屍累々。生残った奴だけが勝者、の戦国絵巻。
 いやはや、良い作品でした。


2007年10月17日(水曜日)
 兵庫県加古川市で女児が殺害される事件があって、それについて毎日が「女児死亡:小学生が被害者の事件、ここ数年増加という記事を載せていたので、ちと気になりました。
 どういう訳かその手の統計はよく見るので、記憶と整合しないと感じたのです。
 で、こういうのは統計に当たるべきですので、警察白書平成18年版)を参照しますと、丁度第2章第3節が子供の安全を取り扱っていますので表を転載してみます。数字は、毎日の記事の「小学生」ではなく「13歳未満」なので0〜5歳の学齡未満の子供も含みますが、大体の傾向は同じになると思います。
図2-28 子どもの罪種別被害状況の推移(平成8〜17年)
8 9 10 11 12 13 14 15 16 17
殺人 100 106 121 87 100 103 94 93 111 105
強姦 61 82 63 65 72 60 90 93 74 72
暴行 122 180 180 221 477 630 724 945 1115 1136
傷害 157 178 203 206 338 450 467 536 615 546
強制わいせつ 1,063 1,229 1,199 1,391 1,668 2,037 1,815 2,087 1,679 1,384
公然わいせつ 27 31 22 32 27 50 48 79 120 132
略取・誘拐 133 98 84 100 115 91 108 133 141 104
 これを見る限り、近年増えていると言うより、大体例年このくらいで、平成14、15年は少なめの年だった、というように見えますが、その辺どうなんでしょうか。
 事件そのものは確かに痛ましいんだけど、流れに乗って適当なことは書かないで欲しいなぁ。

 中国から、実に微笑ましい話題が二つ。
 一つ目。「弁護士ら相次ぎ不明…中国、党大会控え締め付け強化」。
 へえ。中国の裁判にも弁護士って付くんだ……とか感心した訳なんだけど、あとは一体どの辺に着目すべきなのか。20世紀におけるその誕生以来、社会主義国家では体制に反対した者が人知れず行方不明になることは珍しくも何ともないわけで、市場経済を展開しながらも一党独裁の社会主義国家を標榜する中国であるからして、このようなことが起きてもやはり驚くべきではないのだろう。
 二つ目。「中国人告発者、連絡取れず 日本で食品汚染の本出版
 これまた話は全く同じなのだが、独裁体制国家において体制批判を行うジャーナリストは、秘密警察のツアーコンダクターが行先不明のミステリーツアーへご招待してくれると相場が決まっており、天下御免の一党独裁国家である中国でのことであるから、恐らくこの著者も今頃ミステリーツアーを満喫しているのではないかと思う。
 総論として、やはり中国は一党独裁の社会主義国家の典型であり、典型以上の何者でもないということなのだろう。


2007年10月18日(木曜日)
 小形さん話を振られちゃったので、昨日の国語審議会文化審議会国語分科会漢字小委員会の話など少々。
 件の「漢語整理案」は戦前の臨時国語調査会が提案したもので、正式な政策には最終的にはならなかったが、後の、戦後の国語審議会に様々な影響を与えた(と考えられている)もの。ところが資料としてはなかなか入手しづらいもので、私も現物を見たのは今回が初めて。なにせ官報の本体ではなく附録雑報に掲載されたもので、法令全書に未收録のため、閲覧するには国会図書館のマイクロフィルムに当たらなければならないという代物。
 しかしマイクロフィルムの状態があまり良くないのか、現物のほうが傷んでいたのか、かなり読みにくい。(マイクロフィルムの閲覧をしたことがあればお分かりだろうが、マイクロフィルムは非常に痛みやすい) とりあえず資料は保存のためスキャンしてみたが……。
 それはともかく、このような資料を丁寧に渉猟し、配布してくださった文化庁の氏原調査官には感謝するばかり。もう少ししたら、web上に資料が公開されるのではないかと思う。
 15回に亘り掲載された一覧を転記すると、以下のようになる。
「漢語整理案」(『官報』「附録雑報」に掲載)
回数 見出し 掲載号 発行日
1 漢語整理案の一 第4161号 大正15年7月7日(水)
2 漢語整理案の二 第4288号 大正15年12月8日(水)
3 漢語整理案の三 第4294号 大正15年12月15日(水)
4 漢語整理案の四 第55号 昭和2年3月9日(水)
5 漢語整理案の五 第131号 昭和2年6月8日(水)
6 漢語整理案の六 第137号 昭和2年6月15日(水)
7 漢語整理案の七 第167号 昭和2年7月20日(水)
8 漢語整理案の八 第173号 昭和2年7月27日(水)
9 漢語整理案の九 第243号 昭和2年10月19日(水)
10 漢語整理案の九(その二) 第249号 昭和2年10月26日(水)
11 漢語整理案の十 第283号 昭和2年12月7日(水)
12 漢語整理案の十一 第301号 昭和2年12月28日(水)
13 漢語整理案の十二 第443号 昭和3年6月20日(水)
14 漢語整理案の十三(その一) 第528号 昭和3年12月5日(水)
15 漢語整理案の十三(その二) 第594号 昭和3年12月19日(水)
 第1回の表前後にある文章を拔き出して見る。(漢字を適宜常用漢字体に改めています)
漢語整理案の一
臨時国語調査会

 本案は常用漢字の実行を円滑ならしめ、ひいて国語の健全なる発達を促さんがため、常用漢字と仮名を用いて文章を書綴り得るよう漢語を整理したものである。尚その草案の出来次第漸次発表して社会の批判を求めるつもりである。

 以上は常用漢字で書きあらわし得ない漢語を部首の順序で集め、その中もはや現代の文章に用いられないものは捨てゝ、つねに用いられるものを専ら整理したのである。尚全部常用漢字で書きあらわし得ない漢語中「痙攣」「喝采」「挨拶」のごとく耳で聞いてすぐ理解されるものは仮名で書くことゝし、その他のものはなるべく整理する方針である。
 ここで言う「常用漢字」は現代のそれではなく、大正12年に臨時国語調査会が発表したもので、1962字(略字154字)である。(参考:国語施策情報システム
 個人的にはまず仮名遣いが表音仮名遣いであるところに驚いたし、適宜略字を使っているのも目に付いた。ただ13案(15回)にわたる検討の過程で多少変わったところもあるようで、文字使いや整理の仕方に微妙な変化が見られる。
 全部をチェックしたわけではないのだが、現在も使われている言葉もあれば、使われなくなった言葉もあるし、逆に置き換え語の方が使われなくなっているものもあった
 ここで提案されたものがどの程度後の當用漢字時の「同音の漢字による書きかえ」に影響を及ぼしているのかは、慎重に検討しないといけないだろうが、漢字の単純な置き換えではなく、言い換えに近い提案をしているなど、スタンスの違いは見て取れるように思う。
 あと、この表の対象となっている語は、昭和初期の時点において普通に使われていた語である、と意識して見ると面白いかも。我々は既に当用漢字〜常用漢字の恩恵を受けて暮らしており、それが如何に不可逆的な変化であったかがよく分かると思います。

 今回の漢字小委で何故か時間が多く割かれたのが人名問題。まあ、ネタにしやすいってのもあるんだろうけど。
 個人的には制限を加えるなら、「過去に存在した名前」などの制約がいいんじゃないかねぇと思うのだが、それはそれで問題になりそうではある。森鷗外のような事例もあるしな。
 対症療法的には、満15歳から改名の自由を認める、とかが楽かも知れない。


2007年10月19日(金曜日)
 津田さんたちがインターネット先進ユーザの会なる組織を立ち上げたらしい。「話の分かるEFF」が実現するならば、それはそれで面白いと思う。
 というのも、先日からWikipediaで卷き起こっている「初音ミク削除依頼」の経緯を見ていて、日本のWikipedianはチキンだなと感じたことなんかがあったから。
 慎重なのは悪いことじゃないけど、臆病は悪い。
 著作権侵害の多くは親告罪であり、著作権者の告訴がない限り犯罪を構成しない。これを「著作権者の利益にもなれば告訴されにくいだろう」とポジティブに受け止めるか、「著作権者がいつでも告訴できる危険な状態だ」とネガティブに受け止めるかは、状況によって変わる。相手が某社であれば目一杯悲観的に想定するだろうし、二次利用についてガイドラインを設けている会社であればそれに従えば良い()。最初から著作権フリーの素材を販売している会社もあるわけで、大抵の場合は、相手を見て礼儀正しくしていれば良い。
 どうして著作権侵害が親告罪なのかといえば、このような多様な運用形態が背景にあるわけで、一律的な基準を打ち立てれば寧ろその運用を阻碍することになるから、グレーゾーンをわざと用意してあるわけだ。
 しかしポジティブな無許諾利用は往々にして暗黙の了解に基づいていたりするため、GFDLCCと言った法的に明確なライセンス体系への組み込みが困難であったりする。そして暗默のものを明示しなければいけなくなったとき、そこには「告訴されたらどうする?」という問題が付きまとってしまう。特にWikimedia系は編輯過程も全て記録されるのため、一度混入した著作権侵害が永続的に残ってしまう。Wikipediaにおける「初音ミク」の削除依頼にはそんな背景がある。
 そう言ったときに「著作権者にとって不利益は生じていない。実際に訴訟になって敗訴したら削除する、でいいじゃないか」と言えないのは、日本のWikipedianが臆病だからだと私は感じるのだ。(ちなみに初音ミクの件で言えば、削除依頼する前に販社に問い合わせれば済んだ話)
 勿論それは只心理的に臆病だというのではなく、訴訟に対する敷居が(日本では)非常に高いことも一因なのだ。特に、資金面において。日本において訴訟を戦い拔くのは、精神的にも肉体的にも、そしてなにより資金的に負担である。
 初音ミクの著作権侵害によって発生する損失は恐らく計上不能なほど小さく、まともな損得勘定ができればこれを告訴するとは考えにくいが、一方でそういう損得勘定を無視する連中も確かに存在する。
 そういったときに戦えるかどうかが、自分たちの立ち位置を守るために必要なのだと私は考える。著作権法は著作者と利用者のバランスを取り、よりよい文化の発展のために存在する法律なので、権利者の棍棒となることは否定されねばならない。
 EFFのような、法廷鬪争のバックアップをしてくれる組織が日本にないことは、利用者利益の保護にとって大きなマイナスになっていると、感じるのだ。結果臆病風に吹かれたWikipedianが勝手に後退することで、結果的に自分たちの領域を狭めてしまっている。
 MiAUがそう言った風潮に一石を投じる、戦鬪力のある組織に発展していってくれることを期待したい。

 取敢えずは先日の意見募集かねぇ。
 MiAUが意見を取りまとめてくれるというのは、対抗策としては面白いかもね。
 というのも、権利者側組織から出されるパブリック・コメントはなぜかテンプレートでもあるのか思うほど文面が似通っており(というか、殆どそっくり)、明らかに組織的なパブリック・コメント提出運動が背後にある。組織力に対抗するなら組織力だろう、というわけでもなかろうが、やはり著作権法や実務にある程度以上精通していない人間が、突然パブリック・コメントをと言われても敷居は高いわけで、このような組織が意見集約をするのは敷居を下げるために有效だと思う。
 私はできれば自分の言葉で書きたいが。


2007年10月20日(土曜日)
 リーグ制覇はしたものの……ドラゴンズに3タテ喰らった……。

 先月採り上げた「僕はパパを殺すことに決めた」の件で、講談社声明を出したらしい。
 この問題についての私の意見は既述の通り、取材源の秘匿が徹底されなかったことは痛恨の極みである、の一言に尽きる。残された手立ては、法廷において出版報道の公益性を訴える他はなく、しかしそれを以てしても被疑者となった医師を救うことは難しい。真に、痛恨事だ。
 記事中に触れられているが、一部図書館において当該書が閲覧制限に處せられている例があることは、真に遺憾だ。残念ながら、法務省が既に勧告を発していることもあり、今回の閲覧制限については、已むなき面がある。今後もし人権侵害が訴訟へと移れば、閲覧制限はさらに広がるだろう。
 せめて草薙氏の著作に、それだけの価値があったと信じたい。


2007年10月21日(日曜日)
 先日広島で起きた岩国基地所属米兵によるレイプ事件について、藤田雄山広島県知事がなにやら曰ったと記事になっております。
 もちろん強姦は犯罪ですから告訴があれば加害者は逮捕され、法の下に裁かれるべきです。
 一方で、未成年の女性が午前3時に一人で盛り場にいるというのもまた危機管理上問題であることは言うに及ばないことで、今回は米兵でしたが、犯人が日本人でも他の外国籍でもおかしくなかったと思います。正直、命があって幸いだった、といった面もあると思います。
 知事の発言はどこまで行っても正論で、批難の余地がありません。
 米兵は強姦罪で、被害者の親は深夜徘徊でそれぞれ処罰するのが正当でしょう。
 坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、と米軍反対運動に邁進するのは如何なものかと思いますな。

 英Daily Mailから「One in four Germans think Nazi rule was not all bad, poll revealsという記事。何に驚けばいいのかな……? 歴史屋的観点からすると、未だ1/4か、と思わんでもないわけだけど、反ナチを国是として戦後六十余年を過ごしてきたドイツにしてみれば、高い数字なのか。
 当たり前だけど、いかなる歴史的事象にも功罪両面があり、善悪すらも多面的なものです。全てが善、あるいは全てが悪、などという考え方は歴史学に馴染みません。
 いい加減そろそろ反ナチも止めておかないと、本当に当時のことを知る人間がいなくなると、虚構が真実に取って代わりますよ。


2007年10月22日(月曜日)
 先月採り上げた三菱自工i MiEVの話題、その後。
 どうも三菱自工はi MiEVを反転攻勢の切り札的存在と位置づけているようで、i MiEVを社長車にしたり、実証実験を拡充したり、欧州にも投入すると発表したり、とまさに攻勢一色。
 記事によれば、200万円台なら勝負になる、と考えているそうな。確かに、その値段はぎりぎり検討範囲だと思う。特に今後もガソリン価格が上がり続けるならば、ランニングコストの低さが、大きな要因になるだろうし。
 とりあえず最近見つけた試乗記なんぞを纏めておく。

2007年10月23日(火曜日)
 CNet Japanクリプトン・フューチャー・メディアの伊藤社長のインタビュー記事が載ってて、その中に最初編集部注:TBSは「初音ミク」の放送について謝罪のコメントを出したって書いてあってびっくりした……が、実は誤報。訂正された。

訂正

 TBSの「初音ミク」に関する放送内容に言及したくだりで、TBSが謝罪のコメントを発表したと記載しましたが、事実と異なるため削除しました。お詫びして訂正します。

追記

 改めてTBSに「初音ミク」の放送についてコメントを求めたところ、「謝罪のコメントを出す予定はない。具体的にどの辺が問題なのか指摘してもらいたい」とした。

 TBSは10月14日、「アッコにおまかせ」の放送の中で「初音ミク」を紹介。商品の内容よりも利用者の言動に注目し、番組終了間際には職業差別とも取れるTBS側のコメントがあったとして、ネット上で批判が相次いでいた。

 これを受けてクリプトン・フューチャー・メディアは10月15日、自社のブログで「10月14日のテレビ放映に関しましてご報告とお詫び」とのコメントを出していた。

 TBS側のコメント具体的にどの辺が問題なのか指摘してもらいたいがイカしますね。折角鎮火しかかっている所にガソリンを注ぎ込むような言い分だと思うな。もう少し穏当な言葉遣いがあるだろうに……。

2007年10月24日(水曜日)
 東京モーターショープレスデイ。
 そしてNISSAN GT-R公開。
 うあ……。
 なんていうか、これは存在感ある車だわ。
 でも採算取れる車なんかいな、これ?

 「「文字・活字文化推進機構」が設立記念総会という記事に、「なんと浅慮なことを」と。
 もこの日記に書いているけど、今や日本語大氾濫期であり、歴史上類を見ないほど日本語が書記されている時代です。ケータイ小説などという新しい形態も誕生しています。
 話者人口という限界がある以上、日本語がこれ以上興隆する、ということは考えにくい状態です。むしろ飽和状態から人口漸減に伴う市場縮小を危惧しなければいけない状態ではないでしょうか。
 記事に書かれている内容は、活字文化ではなく、紙を買わせたいだけのように見えます。

 というわけで、「あの山越えて」の11巻を拾ってきた。
 夢路行全集が25巻なのに、全集の後に出た「あの山越えて」が11巻という罠(笑)。


2007年10月25日(木曜日)
 文科省から平成19年度全国学力・学習状況調査の結果が出たというので拝見した
 なんで全部pdfになってんだろう……。
 数値を自力で分析したい口には、寧ろCSVとかになってた方がありがたいように思うのだが。
 というわけで、自力での分析は一旦投げた。そんな時間ない。
 だもんで、地方新聞の記事を一通り当たってみることにした。基本的に目に付いたものなので、その新聞が地方に於いてどの程度有力かは考慮していない(わかんねぇし)。また、県域新聞がない県(滋賀県)は京都新聞を参照し、また県域新聞があってもこの記事を書いていない場合は適宜全国紙の地方面から拾った。
  1. 北海道:全国学力テスト結果公表 道内小6は全国46位 知識活用力に弱点 地域差は小幅北海道新聞
  2. 青森県:学力テスト好成績に喜びと憂い東奥日報
  3. 岩手県:本県は小学10番、中学39番目 全国学力テスト岩手日報
  4. 宮城県:全国学力テスト:県平均点、振るわず 県教委「真摯に受け止める」 /宮城毎日新聞宮城版
  5. 秋田県:本県の学力はトップ級 全国テスト、小6・中3とも好成績秋田魁新聞
  6. 山形県:本県、平均と同じか上回る 全国学力テストの正答率山形新聞
  7. 福島県:福島県はほぼ全国平均 文科省実施の学力テスト福島民報
  8. 茨城県:全国学力テスト “茨城っ子”関数が苦手?茨城新聞
  9. 栃木県:全国学力テスト 県内中3・国語Bは8位下野新聞
  10. 群馬県:学力テスト、中学校は関東トップ水準上毛新聞
  11. 埼玉県:全国学力テスト結果発表 知識向上 活用力に課題 埼玉は全国平均レベル埼玉新聞
  12. 千葉県:全国学力テスト:正答数、率は平均並 県教委、識者に結果分析依頼 /千葉毎日新聞千葉版
  13. 東京都:全国学力テスト 戸惑う現場 『答え』模索東京新聞
  14. 神奈川県:全国学力テスト「全国平均並み」/神奈川県内公立学校神奈川新聞
  15. 新潟県:本県の学力、全国平均を維持新潟日報
  16. 富山県:県内全教科で平均上回る 全国学力テスト、中3国語が全国トップ北日本新聞
  17. 石川県:石川、全国平均上回る 全国学力テスト 中3数学で特に高く北國新聞
  18. 福井県:正答率 本県、全教科3位内 全国学力テスト福井新聞
  19. 山梨県:全国学力テスト 県内正答率は全国と同水準 1万7000人参加 活用力みるB問題で苦戦山梨日日新聞
  20. 長野県:早起きや地域活動参加、県内は好成績 児童生徒の生活習慣信濃毎日新聞
  21. 岐阜県:全国学力テスト:中3数学B、正答率全国3位−−県が結果公表 /岐阜毎日新聞岐阜版
  22. 静岡県:学力テスト「活用力」不足 県内、全国平均上回る静岡新聞
  23. 愛知県:「家で宿題」全国平均上回る読売新聞愛知版
  24. 三重県:全国学力テスト県内結果 小学校は全国平均下回る伊勢新聞
  25. 滋賀県:知識あっても活用苦手 全国学力テスト結果京都新聞)※滋賀県には県域新聞がない
  26. 京都府:知識あっても活用苦手 全国学力テスト結果京都新聞
  27. 大阪民国:大阪 なぜ45番目 地域格差が要因か「家庭状況も併せ分析を」 全国学力テスト産経関西
  28. 兵庫県:兵庫の子、表現力やや不足 全国学力テスト分析神戸新聞
  29. 奈良県:平均正答率、全国上回る-県教委が全国学力テスト結果発表奈良新聞
  30. 和歌山県:応用力・国語力が課題/全国学力調査朝日新聞和歌山版
  31. 鳥取県:鳥取は平均やや上回る 全国学力テスト結果公表日本海新聞
  32. 島根県:学力テスト 中学6分野で全国平均超山陰中央新報
  33. 岡山県:「教育県」に警鐘? 全国学力テスト 県平均正答率全国下回る岡山日日新聞
  34. 広島県:学力テストは各教科平均以上中国新聞
  35. 山口県:全国学力テスト:応用問題で低い正答率 全市町が結果公表せず /山口毎日新聞山口版
  36. 徳島県:全国学力テスト:中学、全国平均以上 小学は以下「国語力、課題」−−県内 /徳島毎日新聞徳島版
  37. 香川県:県内、全教科全国平均上回る−全国学力テスト四国新聞
  38. 愛媛県:正答率 全国平均並み朝日新聞愛媛版
  39. 高知県:学テ本県正答率 中学で全国平均下回る高知新聞
  40. 福岡県:全国学力調査 学校間格差を懸念朝日新聞福岡・北九州版
  41. 佐賀県:全国学力テスト 佐賀は知識活用力などに課題佐賀新聞
  42. 長崎県:本県、おおむね良好 全国学力テスト結果長崎新聞
  43. 熊本県:全国学力調査、全国平均上回る朝日新聞熊本版
  44. 大分県:全国学力テスト結果 応用問題県内は平均下回る大分合同新聞
  45. 宮崎県:本県、全教科で平均上回る 全国学力テスト宮崎日日新聞
  46. 鹿児島県:全国学力テスト結果 算数・数学平均下回る/鹿県南日本新聞
  47. 沖縄県:沖縄、全教科で最下位 全国学力テスト結果琉球新報
 こう言ってはなんだが日本は広いな。様々な反応があるものだ。
 順位が良かった県は大抵高らかに順位を謳いあげている。総合ではイマイチでも、一点豪華があれば採り上げている。実に人間らしい話だ。
 中位集団は多くが「全国平均」とか「平均をやや上/下回る」などといった形で、決して自分たちが劣っていないことを強調している。これもまた実に人間らしい。
 さて、成績が振るわなかった県であるが、これの書き方が実に多様だ。沖縄や大阪のように大いに嘆く例もあるし、鹿児島のように比較的冷静な県もある。高知はとても素っ気無い。岡山のようにプライドが大いに傷ついた県もあったようだ。特筆すべきは大阪の根性で、すぐさま「教職員の重点配分を 大阪府、国に申し入れへ」と国にせびっている。人間どこまで厚顏になれるのか、実に興味深い。
 愛知県のように県内から造反者(実施拒否校)を出した所は、地元紙が無視。岐阜も地域紙はそんなことがなかったかのように静か。長野は平均より良かったようだが、それよりも生活態度が嬉しいらしい。よく分からないが長野はそういう県なのだろう。
 あと、記事を漁っていて気になったのは、「集計が遅い」という指摘があったこと。
 試験が行なわれたのが今年4月で、約半年でこの結果を出している。十分に速いと私は感じたが、「今頃結果を出されても、対策を考えて指導を行う時間がない」とか書いてあるのを見て、何を勘違いしているのか、と。
 この試験は試験を受けた児童生徒個々人の能力を見ることよりも、自治体による教育指導の傾向、偏りや児童生徒全体の傾向を見るのが主目的であり、試験を受けた児童生徒の欠点を改善するために行うものではない。極論すれば、試験を受けた児童生徒は「もう手後れ」である。
 これはあくまで調査なのだから、この結果を踏まえ、来年度以降に資することが重要なのであって、この試験のために特別に補講を組んだりするのは、意義に反すると私は考える。可能ならば、二段階選拔拔き打ちで調査をしたいくらいだ。
 その辺のことを分かってない人たちが、教育現場にいるんだなー。

 ところで下位3府県は大阪、北海道、沖縄なんですが、三つとも組合勢力が強い土地だというのは偶然の一致なんでしょうかねぇ。授業そっちのけで組合活動に勤しんでいる教員が多いとかいう話じゃないだろうな。


2007年10月26日(金曜日)
 雨振りの金曜日。
 傘とバッグと本を持ち歩くのに、腕が二本では足りないと思ったことはありませんか?

 先日、日本の活字文化は未曾有の大隆興期なんて書きましたが、それを裏付けるような記事が。
 本離れ、活字離れというのは、紙媒体の売上から見た一面的なものでしかない、と。
 そのことを理解もせずに組織を作る輩が、一番有害な気がするよ、私は。


2007年10月28日(日曜日)
 まずは昨日の日記から。

 平日と同じ時間に起きて、1時間ばかり二度寝。その後身支度をして、一路竹橋へ。
 竹居さんに誘われて、宮内庁書陵部の展示会「宮内省の編纂事業」を観覧に。竹居さんの案内状にて入館。しかし、宮内庁のwebページにも案内がないし、縁故のある人間じゃないと開催そのものを知り得ないというのは、このご時世にどんなもんかと……。
 展示そのものは一部屋だけで、各種資料を50点ほど展示した、こぢんまりとしたもの。しかし二人でガラスケースに張り付きながら展示された古文書や編纂中の付箋や朱筆が入った原稿などを見たり読んだり解読したりしながらああでもないこうでもないと、さぞやかましい客であったことよ。
 ちなみに解説員などもいなかったので、分かる人にしか内容が分からないという、これまた不親切なもの。それだけ客を選んでると言うことなのかも知れない。
 私と竹居さんが最も興味を抱いたのが、昭和天皇へのご進講の草稿で「明治十二三年頃の経済」という資料。その中では当時の政府部内で租税金納を米納に戻すべしと言う論が展開されていたことが語られており、明治6年の地租改正による税の金納こそが日本の財政基盤確立の礎であると知る私たちにとっては、米納復活論というのは非常に目新しかった。

 台風が接近する中、五反田へ移動してBTRON Club
 先週フランスへ行っていた先生が二つばかりネタを開陳。一つはvelib'。パリ市内のレンタル自転車システム(Wikipedia)。
 もう一つはLa Ferme du Sart
 どちらも興味深い内容だったが、“完璧を求める”日本人には難しいかと思った。

 その後は蔵元からの振舞酒と先生からの肴の提供により、一次会。その後、河岸を変えて二次会。さらにカラオケまでこなして、終電で帰宅。
 FTRONの月例チャットに顔を出し、寝る。
 ヒドい一日だった……。

 本日は神保町古本まつりへ。自転車で行こうかとも思ったのだが、多分露店が出ていて駐輪スペースが確保できないだろうというのと、帰りの荷物が自転車の積載能力を超える虞があったので、地下鉄で出かける。靖国通りとすずらん通りを埋め尽くす人の波の中を回游しながら、いくつかの本を買う。
 そういえばこれで閉店する書肆アクセスでは60%引きとかいう閉店セールをやっていたな……。淋しいものだ。しかし地方小出版などはインターネットメディアへの移行が著しく、もはや実体としての書店が必要ではないのだろう……。
 その後、秋葉原まで足を伸ばし、ちょっとサプライ品など購入して帰る。

 ny経由「バイオ燃料は世界中で飢餓を増長、国連専門家が警告という記事について。
 まあ、そんなもんじゃねぇの。
 究極的なところでは、この地球には何人の人類が棲息できるのか、という話であって、地球に優しくしようとすると人間には必ずしも優しくない話になるわな……。

 そういえばFTRONの忘年会企画が進行中。参加者はfolomy当該会議室へ。


2007年10月29日(月曜日)
 ソマリア沖で日本のケミカルタンカーが海賊にハイジャックされたと。
 そしてこの最中に、自衛隊はインド洋から撤收するのであった……。
 無論、両者には何の関係もない。
 多分。

 土曜日のチャットで既に話題になっていたのだが、防衛省技本の研究発表会の展示の中に「ガンダムの実現に向けて(先進個人装備システム)」という項目が存在していることが、記事になっている
 日本人が巨大人型ロボット兵器を大変好んでいることは論を俟たないが、現実主義者の砦ともいえる軍においてこのような文言が見れるというのは、日本の将来に期待して良いのか不安を抱いた方が良いのか、日本人自身にも俄には判断しづらい。
 ただ、純然たる兵器として考えると、ガンダムが如き頭頂高15m以上という人型兵器というのはあらゆる砲熕兵器の的であって、全くと言っていいほど意味がないと思われる。
 しかし、ガンダムの元ネタたる「宇宙の戦士」に出てくるような、パワードスーツであれば、歩兵戦鬪能力の大幅な強化が見込める。例えば、現在であれば3人で運用する重機関銃を一人で、小隊や分隊で運用する、などと言った運用が考えられる。不正規戦や島嶼戦において、重装甲車輛が投入できない場面などで效果があるのではなかろうか。


2007年10月30日(火曜日)
 「都施設で過激エロマンガ販売 即売会規制強化へ」という記事に危機感を抱く。
 ウチのサークルは小説サークル(非エロ)だから直接の影響はない、と言いたいところだけど、その活動の舞台は同人誌即売会なわけで、その場の存続そのものが危機となれば他人事とも言ってられない。エロ系サークルはイベントに参加者を呼び込む呼び水であり、それなしで即売会が成立すると考えるほど、私は楽天家ではない。
 今回は都立産業貿易センターだけの話ということだが、コミケコミティアが開催されるビッグサイトだって最大株主は都なんだから、いずれ影響は及んでくると考えていい。私にとっては、かつて幕張メッセを追い出された記憶は、未だ生々しい。
 それにしても、日本における言論表現の自由というものは、大手報道各社にのみ存在し、下々の者には与えられないものなのだろうか。産経新聞の記事の書き様には、これが言論表現の自由に対する公権力の行使であるという視点が全く見られないのが清清しい。
 また、東京都ではアニメ、コミックによる地域振興に力を入れていたと思うのに一方でコミック作家の供給源である同人誌即売会を掣肘しようというのは、政策としての整合性が問われるんじゃないでしょうか、と。

 そういえば、著作権法違反の一部非親告罪化などについての意見募集がそろそろ締め切りだったりするわけですが、その関係でImpress Watchに記事がいくつか。
 「著作権法違反の非親告罪化でパロディに危機? 「告発マニア生み出す」」の記事は、些か飛ばしすぎの感はあるが、全く杞憂というわけでもない。本当のところ、全く違法ダウンロードをしたことのないPCユーザはいないはずだ。YouTubeのキャッシュはダウンロード扱いになるだろうから、リンクを踏んだら違法行為、ということは十二分にありえる。用心しても無駄、という意味ではかなり怖い。
 もう一点。著作権の所在確認は、一般的に考えられているよりも遙かに難しい。そのコンテンツが誰の著作物であるのか、第三者が明確に判別するのはかなり難しい。特にマイナーなものになればなるほど、困難度は上がっていく。幅広いグレーゾーンに対し、末端利用者が自己防御を図るには、「白でなければ利用しない」ことしかない。そして白を確認することすら難しい。
 犯罪行為は、それを意識して避け得るものでなければ、誰も彼もを犯罪者にしてしまう。
 以上の点からして、ダウンロードの違法化は、行うべきではない。

 で、もう一件「著作権侵害動画の検出にプロ・アマ自動判別技術、KDDI研究所が開発」というのは、「わかってねぇな」という感じ。
 プロが作った作品でも、マーケティング上YouTubeに流すことはありえるし、物によってはCCBBC Creative Archiveということもあるだろう。
 もっと極端な例を挙げれば、著作権者が意図的に默認している場合もある。
 つまるところ、技術的には意味のある発明なのだろうが、これを以って権利侵害動画の検出が可能なわけではないし、寧ろ悪影響を考えると私だったら採用に二の足を踏む。少なくともこのシステムを使った上で、人間が最終判断を下すようにする。
 間違って別人の著作物を削除するというミスをYouTubeがやらかして訴訟になっていたと記憶するが、著作権は遍く広く誰にでも無登録で発生する。それを完璧に守れだなどというのは、寝言に等しい。
 前項と絡むが、それならいっそ、非親告罪化するために条件を付けたらどうだろうかと思う。
 文化庁の著作権台帳への登録と、誰もが広くネットから原本(の写し)を閲覧確認する手段の提供を、非親告罪化の条件とするのはどうだろうか。つまり、サーバ上に上げられているAというコンテンツが、文化庁著作権台帳データベース上にあるBという作品が一致することを、誰もがいつでも確認できるようにする。そうすれば、上に書いたような問題は発生しにくい。利用者も、正当にコンテンツを確認できるのだから、なにも違法なアップロードに手を出す必要がない。
 如何だろうか。

 私は現在市場に供されていない著作物の権利は、保護されるべき価値がないものであると考えている。どんな形であれ、市場に供され、利用者が入手可能な状態にあってはじめて、著作物とは意味がある存在なのだ。

 ついでに、「ニコニコから消されるアニメのDVDは買うべきじゃない」について。
 考えてみると、大人向けアニメについては、視聴者の多くがネットワーカーであることから、テレビ放送局で流す意味が殆ど失われている。そのために中間搾取されるというのであれば、タダでYouTubeに流したほうがまだ搾取されないだけマシという結論になりかねない。
 というか、そういう結論が導かれるのが当然だと思うが。

 ONKYOからSE-U55GXの後継機、SE-U55SXが発表されたわけですが……I/FがUSB 1.1のままだったり、相変わらず2chのままだったり、やたら環境を選ぶところが未改善だったり、Vista対応がやけっぱちだったりと、お前らちゃんとモノ売る気あるのかと。
 これを買ったら間違いなく前車の轍だと確信が持ててしまう辺り、極めて残念。


2007年10月31日(水曜日)
 F-2初損失は離陸失敗による炎上。
 それも定期点検明けの試験中、MHIが墜としてしまった……。
 操縦士が二人とも無事だったのは、不幸中の幸い。

 なんでも財務省が診療報酬の引き下げを企図している
 「医師の給与は依然高く、業務の合理化余地はある」っていうのはどういう冗談でしょうか。業務の合理化のために投入すべきコストが、既に捻出できない状態に陥っているように、私には思えますが。
 ていうか、現時点で労働基準法違反や労働安全衛生法違反が常態化している所へもってきて、診療報酬まで下げた日にゃ、待ち受けているのは逃散ではないかと思いますが、如何に?
 医師を含むメディカルスタッフの労働条件改善が急務じゃないのかと思うわけだけど、医療と労働の療法を管轄している官衙であるところの厚生労働省からは全く動きが見えない。
 もしかして「国民は一回医療が崩壞しないとわかんねぇだろ」とか思ってるのだろうか。