哀愁日記
底に哀はあるの。

もしくは、

「常識日記 文科系的日常」


西紀2007年9月分

Caution!

このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。

目次 | 前月 | 初日 | 末日 | 翌月

2007年9月1日(土曜日)
 横浜で警視庁の搜査官が撃たれる事件があったそうな。
 真面目な話、そろそろどうにもならなくなりつつあるような気がしますな。
 銃規制を強化しても強化しても流通量が減るどころか増える一方というのでは、規制が費用対效果を割っていることは間違いありません。日本をアメリカのような銃社会にしたいわけではありませんが、残念ながら現状では遠からずそうなるのは避けられないように思います。
 その上で、どの様な銃管理がなされるべきか、考えていかなければいけないように思います。
 例えば、免許を持ち、許可を得た警備員の銃所持を認める、などが考えられます。
 嫌な話だけど、何の備えもなしに事態に突入するよりはマシかと。

 朝の山手線の液晶モニターにたまに映っているサッポロビールの「ないものはつくるしかない」のCMって、教育上激しく良くないよな。
 「無いものは作るしかない」とか言っていたら、人生ロクな終わり方しませんよ、ええ。そう言うときは我慢すべきなんです。忍耐力ですよ。
 そういう精神を涵養してこなかった人間が突如自分に必要なものを作るために山に入ったり森へ分け入ったりするのは、人生にとってプラスではないと思うわけです。大抵道具を作るために鉄鉱石を掘りに行く羽目になって、地下数百メートルの坑道の底で息絶えるのですよ。
 思わずカッとなって問題を解決しようなどと思わない、心の広い人間にならないといけませんね。


2007年9月2日(日曜日)
 PCの調子が突如悪化する。使用中に突如電源が切れ、再起動。その後も安定せず、BIOS画面などでリセットを繰り返す。恐らくは電源回りのヤラレ方。電源装置そのものか、M/B上の電源回路か……。
 難産だったこのマシンだが、寿命もあっという間だったようだ。
 もう二度と自作なんかしねぇ。

 とりあえず電源に手を入れて様子見。
 電源の予備が転がっている自宅に万歳。
 ていうか、今殆ど丸一台分のパーツが転がってる……orz。


2007年9月3日(月曜日)
 やや旧聞になるが、三菱自工が電気自動車の開発体制を強化したそうな
 トヨタプリウス以来各社がハイブリッド車開発に血道をあげている中、敢えてハイブリッドを捨てて完全電気自動車一本に絞っていた三菱自工が、最後の賭けに出たのか、はたまた実用化の目処がついたのか。
 三菱自工は、大ヒットとなった軽自動車iをベースとした電気自動車i MiEVを開発し、2010年の一般市販を目指して電力会社との共同研究を行っています。あれ? 年表が2009年実用化になってる……。
 ともあれ完成度は高いらしく、web上の試乗報告でも好意的な記事が目立ちます。
 しかし20分80%の急速充電に使うのが三相200Vっちゅーのは、ちょっと困るよね(^^;。流石にそこいらのご家庭にほいほいある電源じゃないからなぁ。自宅のガレージに三相200Vってのもなかなか豪快な話だし

 日本でも同姓同名の別人を死亡扱いにしてしまったり、別人に年金を支給してしまったりといったトラブルが報じられていますが、日本に比べて姓名のバリエーションが少ない中国では、問題は一層深刻だと「同姓同名多すぎ… 中国、誤認逮捕などトラブル増加」という記事で報じられていました。元々あまり名前のバリエーションが多くないところに人口が増加したこともあってこのような仕儀になったのではないかと推測されるわけですが、付け加えるなら、教育の問題かなぁ。
 でも確か両親の姓をくっつけた複姓を認めるとか言うじゃなかったっけ? そうすれば姓のバリエーションが激増するから、それほど深刻になる必要もないんじゃなかろうか。どうせ今からやるんだったら、姓を増やす方が楽だろうし。
 バリエーションが増えればよいというわけじゃないから困るよね。日本の場合だとワケの分からない珍奇な名前を増やしまくった挙句「難読名と偏差値」などと自ら揶揄する羽目になったわけで、やり方には充分気を付けて欲しいと思うばかりです。

 「バッファローとバンダイ初のコラボレーション商品! お手持ちのPCが簡単に子ども専用PCに変わる! 「ぱそこんキッズキー」 (ディズニーバージョン) 9月14日(金)発売 〜子どもたちに安心・安全なPCライフを提供〜」ってのはアイデア商品だとは思うんだけど、私だったら插拔を逆にするな。鍵を拔いたら子供用、鍵を挿したら限定解除って形にする。
 理由なんて考えるまでもない。


2007年9月4日(火曜日)
 さて、2007年最大のスポーツイベント、ラグビーワールドカップの開幕が週末に迫っているわけですが、日本国内は今ひとつ盛り上がっていません。J SPORTSでの放送予定もやる気が感じられません。日テレなんか日本戦しか流しやがらねぇ。
 ともあれ、7大会連続出場を果たした我らがチェリーブロッサムズですが、予選リーグはプールB
2007 IRB Worldcup Pool B
TEAMIRB Ranking
Australia2位
Wales8位
Fiji12位
Canada13位
Japan18位
 はっはっは。全敗決定ですかな!(涙)
 というか、大会参加国で日本よりランクがしたなのはナミビア(24位)しかないという罠。(ルーマニア(16位)より下)
 これでも一応日本はアジア最強なんだけどなー。

2007年9月5日(水曜日)
 颱風接近中とかで蒸す一日。

 なんか石丸電器から葉書が届いてて、何かと思ったら秋葉原にある4店舗の閉店セールのお知らせだった。
 ザコンが閉店するわソフマップ/ヤマギワソフトは再編するわでてんやわんやの秋葉原ですが、狂想曲に石丸も加わるようだ。[後日注:石丸の閉店は店舗改装のためで、店仕舞いではありません。]そういえば暫く前にオノデンLifeStoreもなくなったっけ。
 路上におけるパフォーマンスの行き過ぎを心配する向きもあり、今後の動向にも目が離せない、と。
 ところで私が知っている一番古い秋葉原の記憶というと、父に連れられて行った九十九電気だったりするわけですが、違法コピーなソフトが入ったFDがおまけに付いてきたおおらかな時代でしたなー。学生時代はマハーポーシャが路上で叫んでいた頃で、80486DXが33MHzで動いていたりしたっけ。自分のマシンは80386SX 16MHzだったりして。雜居ビルの一室だった虎の穴が今や自社ビルを建てる時代。
 “秋葉原”も広がり続けて、今じゃ末広町まで“秋葉原”だもんなぁ。
 時代は変わるねぇ。
 これからも変わっていくんだろうけど。


2007年9月6日(木曜日)
 颱風襲来。
 颱風9号は明日未明に関東上陸、以後列島に沿って北上する予想らしい。
 果たして明朝出勤できるのかね?

 子供におかしな名前を付ける親が増えているのではないか、という意見をしばしば目にするようになり、しかし印象論では議論をしにくいので、何かちゃんとした考察はなかろうかと探していたら、「読みにくい名前はなぜ増えたか」という本を見つけて、確保してくる。余談だが、吉川弘文館からは今月「昭和を騒がせた漢字たち—当用漢字の事件簿—」という本が出るらしい。これも確保せねばなるまい。
 閑話休題。とまれ、本をざっと読んでみた。
 この本、最近の難読名を枕にしているけど、むしろ内容としては日本の古来から近世近代に至るまでの氏姓史概論になっている。残念ながら定量的な分析はないものの、大体各時代毎における名前の使われ方(これは意外に重要だが、現代と過去では名前の持つ機能・役割が違っていたりする)や、主流の名前などが概観できるようになっている。
 著者の過去の業績は残念ながら存じ上げないが、なかなか面白い読み物に仕上がっていると思う。
 先にも挙げたが定量的分析は行っていないので、標本については偏っている可能性は否めないし、印象などは主観に基づく。しかし単純な印象論と異なるのは、やはり過去の“名前”についての文献の引用で、その中で歴史上幾度も、最近は変な名前が増えた、というぼやきが繰り返されていることなどが分かることか。
 突飛な、もとい、個性的な名前を付けたい、というのは名付けに際して人は誰しも思うものらしい。
 問題はそこから、現代の親の第三者が読むのに苦労するような名前を平気で付けることへの考察に繋がっていくのだが、“名前の機能”への無理解、名づけをする人の側に、他人から正しく読んでもらえるかどうかという意識が欠けている自分の居場所を模索し、価値観に「個性的」というマークを刻印せずにはおれない新興勢力の層などの要因があると作者は推測する。
 また、思わぬところで「制限された漢字内でバリエーションを増やしている」という私と同じ分析があったのにも驚いた。
 分析的な本ではなく概論的な本ではあるが、国字問題の一端としての名前の問題について、入り口とするには丁度良い程度の本だとは思った。


2007年9月7日(金曜日)
 朝、風と雨、まだ強し。NHKのニュースで山手線は正常に運航中と聞いて、出社を決意。
 傘は危ないかと思い、ハイキング用のポンチョを羽織って出かけた。
 夕刻には、颱風は北へ拔け、むっと暑い残暑が戻ってきていた。

 恥ずかしいニュース。
 「M5ロケットの後継、開発へ」という記事の中の、一節。

なお、新しいロケットの名前はギリシャ文字の「υ(イプシロン)」が有力で、初のうちあげは2011年度に予定されている。
 イプシロンは「ε」。「υ」はニューユプシロン。Μ(ミュー)の次はΝ/ν。

 年に一度は鍋プリンを食べたくなると言う可哀想なはくほー氏の下で、何故か今年も着々と企画が進行中。
 今年こそは矢代くんを招待せねばならぬかのう。


2007年9月8日(土曜日)
 文化庁の「平成18年度「国語に関する世論調査」の結果について」を読む。本報告書は別売なのだが、手に入れた方がよいのだろうか悩むところ。
 新聞各社での採り上げ方は以下の通り。
 特に産経の記事が気になる。
 月曜日の委員会で採り上げられるだろうなー。

2007年9月9日(日曜日)
 初戦、対豪洲戦。
 91対3
 いくら主力拔きのチームとはいえ、この結果はもう笑うしかない。
 あはははは……。

 三菱自工東京モーターショーに出展するコンセプトカー“i MiEV SPORT”って、なんか間違えてる気がする……。前輪インホイールモータによる四駆ってのは面白いけど、ルーフの太陽電池とかグリルの風力発電風車とか、真面目なのか冗句なのか……。

 山口県光市でおきた母娘強姦殺人事件の差し戻し高裁審の弁護団に対する懲戒請求問題(過去日記)はとうとう法廷鬪争へ持ち込まれましたな。
 なんでも提出された懲戒請求は4000件という未曾有の数字だそうで、弁護士会としても対応に苦慮しているところでしょう。
 懲戒請求についての個人的見解は開陳済みですので、この騷動について考えてみます。
 「国民の刑事裁判への参加」「司法の国民的基盤の確立」などの文言と共に裁判員制度がもうすぐ始まろうとしている中で、国民の裁判への関心が掻きたてられていることは、概ね良しとすべきなんじゃないでしょうか。今後裁判に対し国民の関心が高まれば高まるほど、懲戒請求は一層増えると覚悟すべきでしょう。
 無論、弁護士は刑事裁判においては被告の弁護に全力を尽くすべきであり、その点について否定すべきものは何一つありません。問題はその弁護の仕方で、今後、一般市民が裁判員として判事席に座っているところへ、今回のような弁護を行えばどの様な結末を招くか、について思いを巡らせますと、今回の一件は単純に一個の裁判としてではなく、世論を相手に弁護士はどう立ち回らねばならないのか、を考えさせられる事例となっています。世論を敵に回すような言行は即ち、裁判員を敵に回す可能性が高い、と推察されます。過ぎれば、被告弁護という彼らの本領において支障を来すことは明白です。
 訴えた弁護士と訴えられた弁護士と、どちらが世論を味方に付けているかは敢えて申し上げませんが、風向きを読まない行動は今後採りにくくなるだろうと私は感じます。


2007年9月10日(月曜日)
 結局漢字小委傍聽のあとに政府刊行物センターに寄って「国語に関する世論調査」を購入。ぱらぱらと目を通した。
 なかなか判断に苦しむ結果が出ているね。
 産経新聞のような即断は出来かねるけど、確かにルビを振った方が良いと感じる人が減っているというのは事実っぽい。
 個人的に衝撃だったのは、「新聞・雑誌に使われる漢字は難しい」と感じている人間がいたこと。信じがたいのを通り越して設問ミスかと思った。

2007年9月11日(火曜日)
 不思議な巡り合わせで、昨日今日と、傘を使わず仕舞い。
 今日なんて東京に大雨洪水警報が出ていたのにねぇ。

 東京モーターショーも近づいてきて、各社からコンセプトカーだの新車だの新技術だのの発表が相次いでいるわけですが、今期は軽量化のためのアルミやマグネシウム利用関係のものがちらほら見かけますな。
 リチウムイオン電池を積んで軽量化のためにアルミフレームにマグネシウムコンポーネントを多用した車が事故って火が付くシーンを想像してしまうよ。駆けつけた消防車が放水したりしてな。

 吉川弘文館から今月刊行予定の「昭和を騒がせた漢字たち—当用漢字の事件簿—」なんだけど、来月という情報もあるなー。どっちなんだろ。
 米澤穂信の「遠まわりする雛」も今月とか来月とか書かれてるし。奧付が10月3日なら、9月末に配本かねぇ。


2007年9月12日(水曜日)
 どうにも間の悪い首相だな。どうせ辞めるなら、特措法を衆院で再可決してから辞めればいいのに。

 そう言えばそんなものもあったっけ、と懐かしく思い出されるEVD(過去日記1,2,3,4参照)ですが、中国からまたまた次なる光学ディスク規格CH-DVDなるものが発表された模様
 気分的には「またか」って感じですし、中国国内でEVDが普及したという報道も聞かないので(それどころか中国国内でもイロモノ扱い)、この規格も中国ローカルにすらなれずに終わる公算大ですな。
 既に内ゲバやってるし。
 結局のところ、基礎的な技術研究開発の積み重ねがないところに、いきなり手持ちの技術を組み合わせてみても、競争力のある魅力的な規格はできないってことですかね。

 「五十音表配列の「あいうえおキーボード」」という見出しを見て、そういえば昔、MSXでそういうキーボードのマシンが色々あったよな、と懐かしく思い出しながら……製品紹介写真見て度肝を拔かれた。
 かなの排列が右縦書きだよ!
 この発想はなかった!
 日本の公教育における国語教育課程では、五十音表は基本的に「あ」が右上になるものが用いられる。国語の教科書も基本的に右縦書きであり、左横書きはローマ字習得時など、一部例外的に使用されているに過ぎない。タッチ入力パネルなどで五十音表を出す際に、左上を「あ」とする横書きの表を用いるものがあるが、些か奇異に感じる。
 そう考えれば、五十音キーボードもやはり右上を「あ」とする正則どおりの五十音表を用いるほうが良いというのは自明といえば自明だ。
 いやしかし、本当にこんな排列で作ってしまうとは驚きだ。


2007年9月13日(木曜日)
 画伯経由、円谷プロ身売りの件。
 確かに8,000万ってのはいかにも廉い。抱え込んでいるコンテンツのことを考えれば、電通辺りがもう一桁くらい出しそうなもんだが。
 あと、著作権の存続期間の延長が創作へのインセンティブになるかどうか、という観点から見ると、この連中は保護期間が延びてもやることは変わんないだろうなぁと素直に思える辺りがどうしようもない。20年伸びていたら同族放漫経営はなかった、なんてとても思えない。
 だから短くすればよい、とは言わないが、単純に期間を伸ばせばよいわけではない一つの証拠ではある。

 ワールドカップ、対フィジー戦
 惜しかったなぁ。もうちょっとだったなぁ。あとワントライで逆転できたのに……。
 でも、その「もうちょっと」が届かないから勝てないんだよなぁ(涙)。


2007年9月14日(金曜日)
 H-IIA F13射上げ成功♪

 記事の翻訳にやや疑問がつく記事を見つけた。

 元記事は恐らく英文なのだろうが、ヤード・ポンド法との関係など、和訳では幾つかの話題が落とされている。最も重要なことに、「キログラムの定義はキログラム原器の重さ」ですので何があろうと「キログラム原器の重さは1キログラム」なわけで、原器が軽くなったとか重くなったとかという話とキログラムの定義には関係がないということが拔けている。
 それに、50μグラム程度の変化は過去にも経験しているので、大きな問題じゃないといえばそこまでなんだよね。

2007年9月15日(土曜日)
 製造日。
牛乳と卵を混ぜ合わせます。
初日テスト用0.5リットルプリン
0.5リットルでも食べるのは難儀です
 メインディッシュの3リッター鍋プリンは、明日喫食予定。

2007年9月17日(月曜日)
 昨日の日記。
ここまでのあらすじ:
 勇者バケツプリンに率いられた冒険者の一行は、ついにラスボス3リッター鍋プリンに辿り着いたのであった……!
 というか、何で毎年(2004,2005,2005,2006,2006)こんなことやってんのかね?
今年も綺麗に出来ました。 毎年やっているため、最早“手慣れたもの”となりつつある3リッター鍋プリン。
画伯によるデコレーション 今年この時のために購入された注射器?を使い、画伯の手でデコレーションが施される。
中央の4は、第4回を意味するらしい。 完成。第4回バケツプリン。
食べる 最初は結構良い感じでプリンが減っていくが……。
ただひたすらに食べる この辺りで全員の食が止まる。ちなみに人数は7人。
そして無くなる 配給を行い、全員で何とか食べ尽くす。
 某K元氏の所望によって、本年も鍋水羊羹が作られた。
製造現場。冷却中
てらてら光る巨大水羊羹
デコレーション済み
 他の写真はGREEに上げといた
 なお、某K元氏の提案により、来年は鍋コーヒーゼリーを作ることになったらしい。

 他の参加者へのリンク

 本日の日記。
 昨日のカロリーを消費するために20kmほど自転車漕いだりした月曜日。

 プリンoffにて画伯に「初音ミク」を教えられる。
 記事からリンクされている松浦さんのページから更にave;newblogで「true my heart -VOCALOID 2 special edit-」を聴く。原曲と聴き比べてみるまでもなくロボット臭さはあるわけですが、合成でここまで自然な声が出せるのかと感動は覚えますね。元歌が元歌だけに目立たないのかも知れないけど。
 一番耳につくのは、声の強→弱の変化にバリエーションが乏しい点で、この辺を細かにピッチ修正をかければ、もっと自然に聞こえるんじゃないかなぁとか思うわけですが、そこまでやるなら自前のVo.に歌わせた方がとか思わんでもない。Vo.の手配が出来ない同人サークルなんかでは重宝するかも。あとは、YouTubeやNicoVideoと言った無秩序系二次創作でしょうか。
 まあ、曲が出来て仮歌が必要なときとか、バックコーラスの賑やかしとか、プロでもそれなりに使い道はあると思う。次も女性声優らしいけど、できれば男声ヴォーカルも欲しいな。

 新潮社から新しい漢字辞典が出るとIza紹介されていた。
 なかなか興味深い編纂方針だと思う。私などは漢和辞典と言えば漢語漢文を読むためのものだと思い込みがちだが、実用という点で考えればこのような辞書も必要だろう。
 少々気になるのは、監修者の名前がないことで、一体どなたが監修された辞書なのか、それが気になる。
 ともあれ、発売日前後に神保町へ通って本を手に入れようと思う。


2007年9月18日(火曜日)
 帰路神保町へ寄ったら、たまたま「昭和を騷がせた漢字たち 当用漢字の事件簿が1冊だけあったので店頭から保護してくる。
 まだ読了していないが、当用漢字発表前後の社会の反応や呼応した動き、その後の変化などを新聞の引用などを交えて追っていて、興味深い。
 今、漢字小委員会を傍聴していて思うのは、当用漢字以来の漢字制限への反動なのだが、この本を見ていると、当初から当用漢字は茨の道であり、その数少ない利点が社会に吸收され“当たり前のもの”となったときに、単なる“制限”としての束縛感が残ったのかなぁ、と思う。
 というわけで、今日は残りを読み進めることにする。

2007年9月19日(水曜日)
 台湾の国連加盟問題に端を発する中台間の軍事的緊張が高まっているというのに、この国では最高指揮官が入院中、と。自衛隊の幹部衆は気が気じゃないんではなかろうか。
 今年5月にその話題が出てからというもの、7月に「台湾」名義での加盟申請を提出して却下され、懲りずに再提出して不受理となり、友好国による加盟請願が提出されその請願が全加盟国に伝達されたり、昨日から始まった国連総会では台湾加盟を求める議案が提出されたりと、全く動きが激しい。
 台湾国内ではどうかというと、加盟国名称を「台湾」とするか「中華民国」とするかで国民投票をするというくらいで、国連加盟については是非がないらしい。
 当然中国側は反発を強めており、近海で演習を行ったり、Su-27を飛行させたりと、威嚇に余念がない。
 台湾が事実上独立していることは、異論を挟む余地がない。中華人民共和国政府は、台湾島を統治していない。もっとも、だからといって独立が認められるわけではないというのが国際外交の難しいところで、ソマリランドの例を見るまでもなく、事実上独立しているからといって独立国として認められるわけではない。国の独立なんてものは、外交力学の問題だからだ。
 とりあえずこれまでなぁなぁでやってきたんだから、今後もなぁなぁでやっていこうぜ、という意見もあろうかと思うが、残念ながら最早現状維持は難しいと、台湾は判断したのだろう。それについては私も同感。中国の状態が刻々と変化している以上、現状を維持するのは困難だ。
 日本もいずれ、旗幟を鮮明にせねばなるまい。その時になって慌てないように、政治家の方々には是非とも先を見越した対応をお願いしたい。

 京都で16歳の娘が父親を斧で殺害するという事件があって、そのこと自体は凄慘な事件だなぁと思いつつも、鉈持った少女が出てくるゲーム・アニメが発禁になったりしやせんかと思っていたら、放送中のアニメが最終回だけ飛ばされたとか。
 放送を躊躇うほどの流血シーンがあるアニメを深夜枠とはいえ放送するのはどんなものか、という意見があるのはわからんでもないが、事件が起きたから自肅、というのも場当たり的な対応に思える。業界で最初からガイドラインがあるなら分からなくもないのだが。
 なんせ、窮屈な時代になったよね。昔は梃子入れと言っては登場人物を殺していた刑事ドラマもあったものだが。


2007年9月20日(木曜日)
 日経BP Tech-OnのページUSB 3.0の新コネクタ案の記事があって、興味深く観察した。
 個人的に現用のUSB Aタイプの形状は良くないと思っている。一つは表裏逆挿ししてしまいがちなこと(実際には挿さらないが、表裏の判別は付きにくい)。もう一つは、レセプタクル側のプラスチックの舌が折れやすいこと。これはコネクタ形状の悪さも絡んでいる。
 その点から見ると、USB newプラグは、プラグの形状から表裏が判別できるようになっているし、舌部も中央になって応力がかかりにくくなっていて、素直に改良されていると感じる。また、A/B両用レセプタクルが存在することから、ピア・ツー・ピアの接続が許容されるのだろう。
 でもこの新端子はどう見ても現行のUSB端子と形状互換性がないからなぁ。一部のモバイル機器を除くと普及しないような気がするなぁ。
 普及するのは、USB 2.0上位互換コネクタの方だろうなぁ。これまでのUSB端子の問題点をそのまま引きずってる点が、何ともはや。
 コネクタ形状という点では、IEEE 1394Aが実に良かった。Beta端子はどうしちゃったの?ってくらい使いにくい。ちなみに1394Cではカテゴリー5のケーブルを使うようになった……。

 やっぱり放送休止か>ひぐらしのなく頃に解


2007年9月21日(金曜日)
 『“元祖”東京タワー「地デジ移行後も使って」 運営会社、在京局に要望』という記事を見て思うわけだが、確かにすみだタワーは立地が怖い。あの辺は繩紋海進で海の底だった辺りで、地盤は砂の筈。そういうところだから、基礎杭を岩盤までぶち込んで建てるわけだが、そう考えると芝公園西という立地は丘の上であり、増上寺前を自転車で通る度に、良くできていると感心する。
 ただ、東京タワーが建てられた頃と違って、赤坂の辺りにも高層ビルが増えて東京タワーだけが拔きん出て建っている、なんて光景ではなくなってしまったこともあり、より高い放送塔は必要なんじゃないかとも思う。
 ただ……すみだタワーのデザインはなぁ……。正直あんまり。
 東京タワーも建立から半世紀。こういう鉄塔が何年くらい保つものなのか知らないけれど、末永く壮健であって欲しいと思うのは、多分ノスタルジーなんだろう。

2007年9月22日(土曜日)
 職場の同僚の結婚式の二次会へ出席。
 思ったより駅からの距離が遠く、待ち合わせ時間に少々遅刻。
 二次会そのものは色々工夫されていたのだが、一点、全然関係ないところでちょっと感心したのが、携帯電話を使った籤引きがあったのですが、なるほど、携帯電話を持っていない人、などというものの存在が慮外となるほどに携帯電話は普及したのだなぁ、と。
 先日もGREEへのリンクを張ったが、GREEへの入会にも、携帯電話による認証が必須となっていたらしい。
 これまでの生活で取り立てて必要性を感じたことがなく、一時期仕事で持たされていたことこそあれ、要らなくなったら即おさらばしてきた自分には、あれは必須のものではない。あれば便利程度の代物でしかない。
 だが、社会がそれの所有を前提に回り始めれば、そんなことも言ってはおられまい。
 遠からず時期に自前で用意することになるんだろうなぁと、漠然と思った。

2007年9月23日(日曜日)
 自民党新総裁は福田さんか。
 実務能力には全く問題のない人だが、総理の職はそれだけじゃないから問題なんだよなぁ。

 草薙厚子著「僕はパパを殺すことに決めた 奈良エリート少年自宅放火事件の真実」に、少年の調書が引用されていたことについて、精神鑑定を担当した医師が取り調べを受け、草薙氏に調書を見せた旨、供述しているという。
 この問題については法務省が人權蹂躙問題として先行して動いており、これに対して日本ペンクラブ声明を出しているが、ややこしいことになったな、という印象は拭えない。
 私は当該書を読んでいないので、内容についての論評は出来ないのだが、どうやら仄聞するところ、調書の丸々引用などが行われているらしい。
 私は言論表現の自由を愛しており、その点に於いて草薙氏の著作を否定するつもりは毛頭無い。ただ、言論人として守るべき範を逸したのではないかとの疑いを持っているだけだ。
 何より、取材源の祕匿が守られ切れなかったのが、痛恨だ。
 もとより、本来調書を閲覽しうる人間には守秘義務があり、それを犯したのであるから、露見すれば罪に問われる。故に情報提供者は取材者に対し、身の安全を要求する権利があり、それを守る義務が言論人にはある。
 法務省や警察の挙動を批判するのは簡単だが、彼らは法の番人であり、そこに違法行為があれば動かねばならない。それは立場と言うもので、言論人が言論の自由を掲げるように、彼らは法治を掲げるというだけの話だ。
 ただ、言論人と司法が、当事者同士で争っているのならともかく、そこに取材源や取材対象が卷込まれ始めると、話は一気に後ろ暗くなる。


2007年9月24日(月曜日)
 最近の子供の間では、斧で父親に襲いかかるのが流行なのかね。
 こりゃ近い裡に、子供が斧を持つ描写は自主規制対象になりかねん。
 金太郎が発禁になる日も近いな。

 じゅりちゃんが「書斎と書庫ゲット!」とか誇っているのを見て思うわけだが、これも少子化の原因の一つじゃねーの、と。真面目な話、「普通のお父さんは、自分の部屋、ありませんから」とか言われて、未来に希望を見出せる人は、相当なもんだと思う。
 私は私以外の何者にもなれないから。

 iPod touchの不具合の件。
 久々にAppleの俠気を見た気がする。
 Apple社内にはWindowsマシンが一台もなかったに違いありません。ええ、きっと。

 ボンズの逢坂浩司氏逝去。享年44歳。
 余りにも早すぎるその死に、深く瞑目する。


2007年9月25日(火曜日)
 「外国人労働者の日本語教育検討 浜松の推進協という記事を見て、漢字小委に欠けている視点がまさにこれだよな、と。国語分科会日本語教育小委員会から漢字小委にオブザーバを招いてはどうだろうか。
 ともあれ、法定基準漢字の数は、少なければ少ないほど、日本語学習者への負担が小さくなることは、恐らく異論がないところだろう。しかし一方で、日本語を母語とする者たちにとって、規制色のある漢字制限が科せられることは、表現の幅を狭めることになるし、実態にも即していない。
 両者を同時に満足させる解があるとは思わないが、国語教育からだけではなく、日本語教育の視点からも、漢字政策はいかにあるべきかの意見を汲むべきではないかと思うのだ。

 ちょっと前までなら、「常用外にはルビを」で済ませたんだろうけど、先日の調査以来、ちょっと判断がつかなくなってしまった。


2007年9月26日(水曜日)
 オーブンや鍋他の調理器具がない、などの理由で自作が難しい場合は、市販の1リッターバケツプリンを購入すると良いと思います。>酒井さん
 お値段・容量ともにお手頃ですし、単独アタックも不可能ではありません。ちょっと気軽に地獄を見てみたい人にはお奨めかと。
 どうしても3リッターに挑みたい、自分も勇者バケツプリンパーティーに加わりたい、という場合は、来年9月をお待ち下さい。恐らくその頃には、第5回の企画が立ち上がっているでしょう。

 新GT-Rカウントダウン。名称も「NISSAN GT-R」となって国際戦略車へ。
 でも僕は、かつてのSKYLINEの名を冠した頃の、あのどうしようもなく間違ったGT-Rが好きだった。


2007年9月27日(木曜日)
 ミャンマーの争乱の中で取材を続けていた、日本人カメラマン長井健司氏が死亡。

 某日記で「ATOKは“米西戦争”を変換できない」と書いたところ、はくほー氏(JustSystem信者黒帯)が「一般人が使わない言葉は専門辞書というのは仕方ないのでは?」と言った。
 彼の非常識を今更責めるのも難だが、米西戦争は一般用語だ。
 というか、米西戦争を拔きにして近代史をどう理解しろと言うのか? アメリカ帝国主義の開始点みたいなものじゃないか。
 しかしATOKの辞書も凄まじく偏ってるよなぁ。

 書き忘れていたけど、ラグビーワールドカップ
 何とか最後にカナダと引き分けて、なんとか全敗は免れました。
 ていうか、後半逆転されて、一時は負けるかと思ったよ……。

 私としてはこっちの方が好きだな、形が。>変換器

 とりあえず新海さん新作


2007年9月28日(金曜日)
 XP-1(P-X)初飛行おめでとう!

 初音ミクオリジナル曲「Packaged」。うわ。これは凄いわ。
 どうでもいいけど、flvの中の音声を抽出してみたら、44.1kHzサンプリングのMP3 295kbps VBRだった。YouTubeに上がってる初音ミクの多くはサイズ圧縮のためか、22.05kHzに落としてあるんだよねぇ。折角の力作が勿体ない、とか思ってしまうわけだが……。

 昨日の長井さんの死は、どうも故殺のようですね。
 私は長居さんの死そのものは、覚悟の上であったと思います。しかし、ジャーナリストを故殺するのは、捨て置けないと考えます。ミャンマーに対する制裁には、日本人が殺されたことではなく、ジャーナリストが殺されたことに基づいて賛成します。
 ところで首相。「直ちに制裁考えず」ってのはヌルいのでは?


2007年9月29日(土曜日)
 近所のスーパーで陶器の出店が出ていて、ふと見たら丁度良いくらいのマグカップがあったので、買ってくる。職場で使っている銅/ステンレスマグが、1983年購入のモノで、表面に緑青が浮いてきてたりしてたので、替えたかったのだ。

 昨日本屋に行けなかったので今日出かけたけれども、米澤穂信の新刊はまだなかった。
 仕方ないのでコバルトの新刊だけ拾ってきた。


2007年9月30日(日曜日)
 昨夜の某チャットの一齣。
 最近の中国高級軍人の奇矯な発言について語ったシーン。
S.B.:太平洋分割」とか「中国の核は防衛的兵器」とか「南西諸島攻撃」とか。2007/09/30-03:02
はくほー日本海分割で良いじゃん。2007/09/30-03:02
S.B.:中国は日本海に面していないが?>はくほー2007/09/30-03:02
はくほー:なんで? > 中国は日本海に面していない2007/09/30-03:03
S.B.:どうも先ほどからの発言を鑑みるに、はくほーの脳内世界地図は隨分愉快な形をしているのではないか?2007/09/30-03:03
kats東シナ海の間違いじゃないのかな?2007/09/30-03:04
はくほー:そうかいな?2007/09/30-03:04
nyん〜朝鮮半島が既に中国の一部になってるのでは無いか?>稲の脳内2007/09/30-03:05
kats:日本海に侵入するには朝鮮半島と九州の間を通らないと行けないよ。2007/09/30-03:05
S.B.:対馬海峡ね>kats2007/09/30-03:06
はくほー:おっと、勘違いしてた。2007/09/30-03:07
S.B.:なにを勘違いしていたのだろう。>はくほー2007/09/30-03:07
kats:バカ日本地図でも見ていたのだろうか(^^2007/09/30-03:08
ny:多分、朝鮮半島を地図から消し去っていたのであろふ(笑2007/09/30-03:08
 流石「米西戦争は一般用語じゃない」と言うだけあって、素晴らしい地理感覚だと感じ入った次第。

 そう言えば、今日でMUSE方式によるハイビジョン放送が終了らしい
 私が上京してNHK技研の公開日に足を運び始めた頃、丁度試験放送が始まって、技術の盛衰を時系列で見てきたことになるか。
 まあ、時間軸を持った話だけに、途中でMPEG-2がリアルタイムな放送にも使われるようになるなんて、思いもよらなかったからなぁ。MPEG-2圧縮と言えば外付けフレームメモリを擁する専用ハードウェアで処理するのが当然、って時代だったもんなぁ……。
 ともあれ、長い間御苦労様でした。