哀愁日記
底に哀はあるの。

もしくは、

「常識日記 文科系的日常」

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西紀2019年3月分

Caution!

このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。


2019年3月1日(金曜日)

映画の割引日だったので「ファースト・マン」を観に行った。アポロ11号で人類として初めて月に降り立ったニール・アームストロングの伝記風映画。

二時間半近い映画なんですが、それでも一人の男の伝記を描こうと思えば時間不足は否めないわけで、全体的に駆け足といった印象になるのは已むを得ないところか。

個人的にはジェミニ8号での事故やアポロ1号の事故、LLRVでの事故は、事故そのものよりも、その後の事故調査の方をきちんと描いて欲しかった。あれじゃぁ悲劇を乗り越えて偉業をなしました、ってだけになってしまうから……。


2019年3月2日(土曜日)

蔡英文総統、日本に安保対話要請 本紙インタビューで初明言」とか。

台湾関係法がある米国ならばともかく、形式上中華民国政府と国交関係を持たない日本が台湾と一定以上の防衛協力を結ぶのは難しいでしょうなぁ。(救難とかならともかく)

台湾側がこれを求めるのは大変良く分かります。中国が日々刻々と軍事力を増強させ、南シナ海に橋頭堡を築き、米国からの支援も議会の問題もあって途絶えがちとなると、近隣の軍事的大国と手を結ぼうと考えるのは自然な成り行きではあります。

また、日本から見ても台湾〜南シナ海が中国に抑えられると海上輸送線が危機に瀕するため、台湾の存立は大変重要なのですが、一方で憲法その他の制約が厳しく、米国が手仕舞いを始めると極東の安保を支えきれないという問題があったりします。

国際問題・各国内問題が複雑に絡まり合ってしまっており、残念ながらそれらの桎梏を有さない中国が、基本的に選択の自由を得ているわけです。

上手くいかないでしょうが、上手くいくかも知れないと中国に思わせる程度の交渉はしたいものですが……。


2019年3月3日(日曜日)

SpaceXが射上げた新型有人宇宙船Crew Dragonの無人試験機が国際宇宙ステーションに到着、自動ドッキングを果たした

日本語での報道はあまりないようなのですが、この自動ドッキングはこれまでのロシア側のモジュールではなく、米国側のPMA-2に取り付けられたIDA-2を介したNASA Docking System(NDS)への初のドッキングでした

日本のHTVドラゴン宇宙船シグナス宇宙船はISSに備わったカナダアーム2で捕獲した後、改めて共通結合機構(CBM)へ結合していたのですが、これはCBMが本来はISSの構造体同士を半恒久的に結合するための機構であったことに由来します。要するに自動で合体したり分離したりするための機構ではなかったのです。

これに対してロシア側はアンドロジナスドッキング機構(APAS)と呼ばれるドッキング機構を有していて、現在もソユーズプログレス、そして終了しましたが欧州補給機などがこちらを使っていました。一辺1.2mのハッチを持つCBMに対して⌀800mmとAPASは狭いのですが、一方で推進剤・酸化剤の補給パイプを持つなどの特徴があります。実はロシア側のモジュールは一つ一つのモジュールが独立した宇宙船としての能力を持っていて、それらがAPASを介して結合している形態になっています。この辺り、米ソの設計思想の違いが見えて興味深いところです。

とまれ、ISSの米国側には自動でドッキングができるドッキングポートは二つあった(PMA-2とPMA-3)のですが、スペースシャトルの質量を対象にしていたため小型機に向かない面があったとか。

そんで将来の民間有人機のドッキングに備えて開発されたAPAS-95‐NDS/IDSSの変換アダプタIDAをPMA-2に2016年に装着し、そこへ今回初めてドッキングを果たしたということなのでした。

しかし……⌀800mmの呪縛はそのままなので、大型貨物を運ぶ際には今後もCBMへ結合するHTVなどが使われるものと思われます。


2019年3月4日(月曜日)

なんか電子書籍サービスのeBookJapanがYahoo!ブックスとサービス統合して不満が充満してるっぽい。

eBookJapanのサービスは、特にコミック系で出色の出来でしたからねぇ。特に背表紙表示とか、実に巧みだな、と。

しかし無常の電子書籍業界では栄枯盛衰は世は常。哀れeBookJapanはYahoo!へ統合され、優れたUIも久しからず。

結局、データを手元に置けて自力救済が可能な電子書籍じゃないと、危なくて使ってられないんだよなァ……。


2019年3月5日(火曜日)

Thunderbolt 3が「USB4」として登場へ」とか。

Intelが頑張って開発していたThunderboltですが、結局USBに取り込まれる模様。しかし、どういう形で統合されるやら。

それにしてもUSBは1.1の牧歌的な頃から見ると、一体これは何なんだ?って感じの規格に成長しております。コネクタの数もAとBしかなかったのがminiが増えmicroが増え3.0が増えType-Cが増え……。さらに給電規格であるPower Deliveryやら他のデータを流すAlternate Modeやら、規格の全てを網羅したら分厚い解説書が書けるでしょうな。

察するに、Uni-という接頭辞が良くなかったのではないかと、同じように怪物に成長した別規格のことを思うと、感じたりしますな。きっと気のせいでしょうが。


2019年3月6日(水曜日)


2019年3月7日(木曜日)

ふと、テレビ番組を検索していて気づいたのですが、この二つの番組。

予告の文章などから考えるに、同一の素材を使って前者が60分、後者が110分の番組を作り分けたようなんですが、これだけ接近したタイミングで放送するのは稀かなぁ。

以前から何度か書いていますが、NHKでは、地上波でダイジェスト版を放送して、BSで完全版を放送するという体制が固まりつつあります。もちろんこれは両チャンネルの視聴者層の違いを意識した対応なのでしょうが、個人的には最近地上波を見なくなりました。

一ヶ月後とかにBSでスタジオパートなし、時間拡張で完全版が放送されると思えば、スタジオに芸能人を入れて情報量のないコントが何度も挟まる地上波版なんぞ見るだけ時間の無駄と判断されるのは自然じゃないでしょうかね。

単位時間あたりの情報量の少ないテレビ番組で、より一層情報密度を下げる方向に地上波が向かっているのが大変気になります。NHKが向かうべき方向は、BSで放送している完全版を地上波でも流すことじゃないですかね?


2019年3月8日(金曜日)

先日ISSにドッキングしたCrew Dragonがもうアンドックして地上へ帰還

最初の計画ではパラシュートじゃなくて逆噴射で着地するなんて構想だったのですよね、Crew Dragonは。緊急脱出ロケットがアポロやソユーズのようにロケットの先端に付いているのではなく、宇宙船の側面に四箇所八機装備されているのは、この緊急ロケットが着陸時の逆噴射ロケットにもなる、という設計から。残念ながらこの構想は一旦破棄され、現在はパラシュートによる着水になっています。

ただ、逆噴射ロケットによる着地はFalcon9の一段目でも散々やっているので、将来的にやる気だとは思いますが。

実現すれば、空港(宇宙港)に戻って来ることが可能になり、回収船の費用なんかが浮きますからね。宇宙船の再利用も楽になり、よりリーズナブルに宇宙へ行けることになるわけです。

この辺りの、より低費用でより回数を、という点についての突き詰めた考え方は、本当に感心させられます。


2019年3月9日(土曜日)

映画「エア・ストライク」を観に行こう!と思ったのだが、どこにも上映館がない。

おかしい、先週上映開始した作品だぞ……?と思ってよくよく調べたら、昨日までの一週間限定公開だった。

なんてこったい……。


2019年3月10日(日曜日)

対韓国、関税引き上げ検討=徴用工訴訟で対抗措置−政府」だそうで。

韓国が日韓基本条約に反して韓国内にある日本資産を略奪した場合、日本には報復の権利が生じます。これは国連でも認められている類の行為ということになります。

日本が単独で特定国に対して制裁を科すのは極めて珍しいことで、近現代史に残る出来事ではないでしょうか。


2019年3月11日(月曜日)

東日本大震災から8年目…ということで色々なドキュメンタリが放映されてるんだけど、なんというか、科学的、技術的な番組は少ないなー。人間ドラマというか人間模様を取り上げた番組が多い印象。

なんというか……あれだ、「戦争の悲惨さを忘れない」系番組というか。

対策を考える上での情報が殆ど無いんだよね、そういう番組って。

惨劇とか苦労とかを記憶してても、“次”には活かせないと思うんだけども。


2019年3月12日(火曜日)

9日に佐渡汽船が運行するB929が海洋生物と衝突した事故があったのですが、業務上過失致傷容疑で捜査していると報じられてびっくり。

“刑法上罪に問われる過失”ってのは予見可能性があって、業務上これを避ける努力に対する不作為責任なわけですが、誰がどうしたら水中翼船で鯨を避けられるのかと……。不可能だろ。

まあエクラノプランにでもすれば良いのかも知れんけど、人智で避けようのない事故を犯罪にしていると、社会活動が萎縮する一方だと思うのですがね。


2019年3月13日(水曜日)

先日紹介したドキュメンタリ二本、立て続けに見たんですが、やはりBS1が完全版でETVはダイジェスト版でしたね。普通に、BS1版を見れば良いと思います。

番組から得られる教訓は多岐に渡ると思うのですが、やはり大規模災害時に指揮系統を一本化し、かつ通信手段を確保し、時に独断専行を許すシステムってのは、構築が難しいよなぁ、と。特に最後の一つが難しくて、軍隊でもこれは重要にして困難な命題なのですよね。

有名な例では、日本海海戦における第二戦隊の独断専行などがありますが、一般には否定的に考えられている独断専行は、ある局面においては必要不可欠な資質として考えられており、特に“戦場の霧”によって上級司令部が必ずしも正しい判断を下せない、また適切な命令受領ができなくなる環境下におかれる可能性のある組織においては、その場の最高指揮権限者による独断専行が時に必要となります。その際に指示待ちで立ち止まるのではなく、作戦全体の目的を理解し、その上で今置かれた状況において最善と考えられる判断を下すことが先任将校には求められるわけですが、これができる環境を整えるのは大変なわけです。

番組中で、安定沃素剤の配布なんかはまさにこの独断専行が必要とされた局面なのですが、それが可能な組織・環境になっていなかったのだろうと推測できます。個人的には、あんな極限状態、文民(シビリアン)のままじゃ無理だろ、という感想。

消防だって避難命令が出たら救急車で中に入れなくなるとか、制度的欠陥があったとも。

例えばフランスだと消防官は軍人でして、平時は内務省の指揮監督を受けますが、有事には軍隊になります。当然構成員も軍人でして、組織の名称も「パリ消防旅団」といった軍に即したものになっています。軍人ですから、命令によって危険に身を曝すことが求められるわけですね。実際、戦時空襲下の消防・救助活動などを想定すれば、これはあながち間違った組織編成とは言えません。

そういう意味では日本の自治体消防はかなり平時寄りの組織であると言えます。そんな組織に原子力災害なんて対応させるなよ、というのが結論かと。

これは医療面にも言えて、放医研が最終的に福島県立医科大学附属病院の指揮を半ば執る形で被曝傷病者の受け入れをやっていましたが、あんなの応召義務でまとめたらあかんだろう、と。やはりあれも軍隊なり武官といった通常法の枠外に置かれる医官によって対応されるべき事態ではなかったかと。

個人的には、消防は自治体消防をフランス式の国家消防へ改変して消防官を軍人にしておき、また合衆国公衆衛生局士官部隊ドイツ医療軍といった軍人・武官による常設医療部隊を構築して国立病院機構をこの下に組み込んでおくくらいの体制は必要なんじゃなかろうか。

想定されている東南海大地震の規模を考えると、マジでこのくらいの組織化は必要じゃないかと思うわけですが。


2019年3月14日(木曜日)

ボーイング737MAXに飛行停止命令が米国でも出た由。

立て続けに落ちましたからなぁ。

昨年10月の墜落事故では「MCAS」と呼ばれる新しい飛行安定化機構に問題があったと報告されているそうな。他にもこのMCASに疑問を抱く向きある模様

個人的に737MAXは無理矢理感があって、ボーイングが元々構想していたように新規開発による新型機の方が望ましかったと思っています。

短距離路線向けでボーディングブリッジ不要という設計思想から737は脚が短く最低地上高が低く、大口径のターボファンエンジンの搭載に難がありました。それをエンジンパイロンを前方に伸ばして、翼下というより翼前にエンジンを配置することで新エンジンの装備を実現したのですが、それが飛行特性に悪影響を与え、それを緩和するために新システムを入れたけど、それが悪さをしているという話なんですね。

やっぱり新型機を一から開発していれば……と思わずにはいられません。今ならFBW化などもできたでしょうし、胴体を流用していても、787あたりとCCQを持つ機体も実現できたのではないかと……。


2019年3月15日(金曜日)

ニュージーランドのクライストチャーチで銃を持った男がモスクで乱射事件を起こし、四十名以上が犠牲となった

しかも犯行をネット中継とか。

なんでも白人至上主義者が排外主義を掲げてのこととか。

NZの白人自体が原住民を追い出して入り込んだ余所者じゃねぇかとか思いますな。

ニュージーランド政府はこの事件を契機に、銃規制を強化する方針とか。


2019年3月16日(土曜日)

今月末で休館する東京理科大学近代科学資料館へ行ってきました。無料で公開されている良い博物館だと思いますが、如何せん、狭い。

目玉は微分解析機の実働デモンストレーション。よくもまあこんなもの作ったな、であり、よくもまあこんなもの使おうと思ったな、と。

なんでも解きたい式を微分解析機の機構に落とし込むまで一ヶ月はかかったとか言われると、そこまでして機械でやらねばならなかったのかと。

現代って、計算資源という観点からは、本当に凄まじい時代なんだよな。


2019年3月17日(日曜日)

VMware上で使っていたXubuntu 18.04 LTSがアップデートに失敗して起動しなくなる……。

リカバリモードとか何日か頑張ったけど、どうもディスプレイ周りだろうと当たりはついたけども、その先は手に負えず。

こっちの知識が足りないせいだけど、一旦トラブった時に手も足も出なくなるのがなぁ。


2019年3月18日(月曜日)

WEB新書サービス終了のお知らせ」と、また一つ電子書籍サービスが終息となるそうな。ああ、確かここで何冊か買ってた筈だ……。

だから結局、自力救済できるところからしか買えなくなるのだよ……。


2019年3月19日(火曜日)

NHK BS1「ヘダ号の奇跡 日本とロシア 幕末交流秘話」を見たら暦法が出鱈目だった件。

開始三分で「1855年3月22日」とかいうナレーションがあって、頭を抱える。

江戸時代の日露関係を語ろうと思うと、少なくとも和暦(ここでは天保暦)とユリウス暦とグレゴリオ暦のどれが使われているのかを見極める必要があります。というのも、日本は当然和暦なのですが、ロシアはこの頃ユリウス暦を使用しており、現在我々が「西暦」と呼んでいるグレゴリオ暦ともまた違った暦だったのですよね。ちなみにこの英米両国は1752年からグレゴリオ暦を採用していたので、幕府と英米の外交についてはグレゴリオ暦が使用されていたり。

さて、では「1855年3月22日」は何暦だろうか?

実はこれ、ヘダ号がロシアに向けて出航した日を指していて、和暦の安政2年3月22日でした。ユリウス暦なら1855年4月26日、グレゴリオ暦なら1855年5月8日。かすりもしねぇ……。

まだまだ続く。

安政東海地震の日付を「1854年(安政元年)11月14日」とテロップしていたのですが、実は「安政」という元号はこの地震の後、天災等が続いたことを理由に改元された元号でして、地震当時は嘉永7年だったのですな。和暦と西暦のちゃんぽんを避ける観点からも、「嘉永7年(1854年)11月14日」と書く方が適切。というかこの改元騒動で社会が搖れている時に良い度胸だとしか……。

日露和親条約の締結日を「1854年(安政元年)12月21日」と表示したのは最早究極で、史実の条約締結日である安政元年12月21日はグレゴリオ暦に直せば1855年2月7日、ロシアの使っていたユリウス暦なら1855年1月26日。どちらにしろ既に1855年に入っていました。「1854年」とは一体どこから出てきたのか。

暦法をよく知らない制作陣が好き勝手やらかした結果なわけですが、これがバラエティなら「まあしかたないな」で我慢するところですが、ジャンルがドキュメンタリーですからね。せめて日付くらい正しくなければ、プラウダにも劣るというものです。


2019年3月20日(水曜日)

ボーイング737MAXの墜落事故に関して「737MAX、EU・加が独自に安全性精査へ 米検察も調査実施」と、なかなか大きな動きに。

旅客機の型式証明は各国の運輸当局で行われていますが、一般に米FAA、欧EASAの証明が全世界的に通用します。日本の国土交通省のそれなどはFAAのものの翻訳とまで言われておりますな。

FAAかEASAのどちらかで型式認証を取れば、もう一方も自動的に認証される。航空機製造会社が飛ばす国々で逐一証明を取らなくて済むように、そういうことになっております。

この辺、力関係の問題もありまして、日本で取っても通用する国は少ないのですが、米国で取れば世界的に通用するわけですから、MRJも米国で飛行試験と型式証明取得を行っているわけです。

さて、その二大巨頭の一翼EASAがFAAの型式認証を信用しないと言い出したわけです。

既にFAAも鎮火に動いているようですが、大火事にならないと良いのですが。実はFAAは、FAA自身でも承認はしているのですが、自動車産業のように、メーカー自身にもその権限を一部与えているのですよね。つまり、ボーイング737MAXの安全審査はボーイングで行われていたという話がありましてのう……。

これは日本の自動車メーカーでも近年散々問題になりましたが、不正をしようと思えばし放題になるわけで……。


2019年3月21日(木曜日)

野球選手のイチローが引退発表。

正直言えば、二年前に引退しとくべきだったろう、と。去年と今年は蛇足だった。

もっとも、それもスタイルというものだけど。リッキー・ヘンダーソンみたいな、いつ引退したんだか分からない例もあるし、挑戦し続ける人もいるにはいる……けどやっぱり加齢による衰えは覆し難いものかと。

とまれ、偉大な記録を打ち立てた選手の引退劇であった。


2019年3月22日(金曜日)

社会の複雑性の進化によって「神」が生まれた?−ビッグデータ解析により世界の宗教の歴史的起源を科学的に解明−」とかいう話。

神の信仰が社会の複雑性を増進させたのではないか?という仮説に対して、実は社会が複雑性を増したから神への信仰が生まれたという、仮説とは因果が逆だったようだ、という話ですね。個人的には納得がいきますが、一部反発もあるものかと。

儀式の先行も示唆されていますので、原始宗教のようなものが社会の複雑性に先行して存在し、それが社会が複雑性を増した後に何らかの必要性が生じて神が生まれる、というのは、個人的には腑に落ちる説明です。

というか、神が先行するって仮説は、あまりにもなんというか、信仰心が先に立っていやしませんかね……。


2019年3月23日(土曜日)

ラジオのAM放送廃止を要請へ」とか民放連が要請したとか。

経営面からは分かる理屈なんですが、AM放送にはAMなりの利点があるわけでして、果たして捨ててよいかと言われると即断できない面があり。

思い切って放送局を番組制作局と放送設備局に上下分離して、放送設備局はユニバーサルサービスと国土強靭化を名目に国が持ち、一つの番組(放送局)をAM/FM/ネットでサイマル放送するのを常態とする、くらいじゃないと駄目かも知れない。

まあ、やるなら放送全部でやった方がいいかも知れないけど。


2019年3月24日(日曜日)


2019年3月25日(月曜日)

また一つデジタルコンテンツサービスが終了……。

ここで買ったの何だったかな……なんかの技術書だった気がするけど。

こういうことが続くと、結局kindleみたいな超大手しか信じられないという話になってしまうのよね。だからこそ、自力救済可能なシステムが望まれるのだけれども。


2019年3月26日(火曜日)

先日の件でNHKに意見を送っておいたら、一度は「専門家の監修を受けてます」という木で鼻をくくったような返事をくれたNHKだったのですが、昨日電話がかかってきて、その後改めて内部で検討し、専門家の意見を聞いた結果、やはり西暦と和暦をちゃんぽんにするのは宜しくない、という結論になったとか。そりゃ専門家はそう言うだろうよ……。

何も「元号を先に書け」って言ってるんじゃなくて、「暦をちゃんぽんにするな」という話ですから……。

同じNHKの歴史番組でも「英雄たちの選択」などではごく当たり前にできていることです。

で、本日24時から放送だった再放送をちょろっと見たところ、撮り直しをせずに出来る範囲で修正してましたね。まあ、このくらいが限界かな、と。


2019年3月27日(水曜日)

日本で頑張って夏時間を導入しようとしている議連がある一方で、EUでは夏時間廃止とか

夏時間は元々は第一次世界大戦の最中の、日中労働時間の延長が目的だったとか。

近年は省エネルギー效果よりも健康への悪影響が取り沙汰されてきていたわけで、廃止は一つの流れではないですかね。あと、純粋に面倒くさい。

個人的には、EUは中央ヨーロッパ時間の適用範囲を少し見なおすべきじゃなかろうかと。もちろんEUの主要域で時差がないことは利点ではあるのですが、それにしてもUTC+1、つまり東経15°±7.5°辺りの時間をスペインからポーランドまで適用するのは無理がありすぎではないかと……。

現地の太陽時との差が大きくなることを許容するなら、むしろUTCを使う方がマシではなかろうか。


2019年3月28日(木曜日)

腰痛……。寝てても立ってても座ってても痛い。


2019年3月29日(金曜日)

周期的に襲ってくる腰痛。つまりぎっくり腰とかの骨系じゃなくて、結石がどっかで神経を刺激してるんだろうな、これ……。


2019年3月30日(土曜日)

だいぶ楽になってきたけど、これはロキソニンとボルタレンの力ではないのか……。

あるいは石が移動して神経を圧迫しないところへ動いたのか。


2019年3月31日(日曜日)

そういえば昔、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)で石を砕いた時に、左足に強烈な痺れが走って暫く感覚が戻らなかったことがあるんだよなー。

多分、石のあった辺りの近くに、神経の束が通ってるんじゃないかのう……。

そんなことを思いながら痛みに耐える日曜日であった。