哀愁日記
底に哀はあるの。

もしくは、

「常識日記 文科系的日常」

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西紀2018年3月分

Caution!

このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。


2018年3月1日(木曜日)

韓国さん、3・1節で大賑わいだったそうで

先月ブラックリストがうんたらとかいうドキュメンタリが放送されましたが、韓国って本質的に言論の自由が抑制されている国なのですよねぇ。全く報道されなかったわけではないみたいですけども。

パラリンピック中ではあるのですが、既に情勢は「その後」に向かって雪崩れていっている感があるわけですが、韓国はどっちへ行きたいと思ってるんですかね。今のところ中国の属国に戻りたいと志向しているように見えるわけですが……。


2018年3月2日(金曜日)

NHKのBS世界のドキュメンタリー「オリバー・ストーンonプーチン編」はとても趣深い内容だった。

国家元首の言葉として、全てが全て本音や真実ではないとしても、プーチンという一人の人間がこれだけ雄弁に喋るのを聞く機会は殆ど無いのでね。

いやはや。何と言うべきか。

プーチンですら、退任後の身の安全を危惧しているというのは、結局のところロシアという国の現状を物語っているように思えます。

それとロシアというかロシア人の生きる地理的空間ってものに、やはり相当な拘りを感じますね。そしてそれは脅かされている、と認識している……。所謂西側流の自由経済と民主主義がロシアに根付くと楽観するのは難しいのでしょうね。

それにしても、「博士の異常な愛情」をプーチンと一緒に見るオリバー・ストーンか……。


2018年3月3日(土曜日)

切符の日付、西暦表示に=改元機に一本化の動き−鉄道大手」とか。

そりゃー西暦の方がコストは廉かろうとは思うな、実際。

ただ、個人的に言わせて貰えば、乗車券のような日時期間を設定しなければいけないシステムでは、内部的には日付情報はCJDといったユリウス通日系を使うべきだと強く主張したいところです。

その上で表現形を西暦にするか元号にするかは、好みの問題だと思う。

厳密に言うならば、好みの問題というよりは、政治的主張の問題になるわけだけども。

世界は別に西暦(グレゴリオ暦)だけで動いているわけじゃないので、ローマ・カトリックの宗教暦を採用することの是非と損得は検討の上であると信じたい所。


2018年3月4日(日曜日)

なんか久しぶりに「完全に期待外れのドキュメンタリ」だったので敢えて書こうと思ったのが、先週放送の「BS1スペシャル「あなたを忘れない〜ロンドン 高層タワー火災〜」」。

昨年英国で発生したグレンフェルタワー火災を題材にしたドキュメンタリで、私個人としては、原因、機序、対応、調査、対策……といった技術的な側面が知りたかったんですよ。

ところが実際見てみたら、被災者やその家族の感情にスポットを当てた、お涙頂戴ものだったんですよ。

まあ、それもドキュメンタリっちゃドキュメンタリなんでしょうが……。

少なくとも私にとっては何も得るものがない番組でした。

きっとこんな番組でも何かしら得るものがある人もいるんでしょうが。


2018年3月5日(月曜日)

多数の格安スマホ、出荷段階でウイルス感染」大惨事じゃねぇか……。

まあ、「出荷時に感染済み」っていう似たような事例は過去に他の機器でもあった記憶はあるんだけど、こういうのって末端の消費者が防ぐことが出来ないから困るのよね。

なので、こういうのは製造物責任で責任を持たせないといけないわけなんだけども……。


2018年3月6日(火曜日)

昨日朝日新聞で自衛隊の次期戦闘機の国産開発断念、との報が飛んで、今日には別紙でも記事が。

ここ数年の防衛技術シンポジウムを観覧している限り、要素技術では充分国産開発が出来そうな印象を受けていただけに、国際共同開発を志向する動きには疑問が尽きない所です。

というのも、近年の戦闘機の国際共同開発というと、ユーロファイター・タイフーンですとかF-35ですとか、参加国の思惑の違いがプロジェクトを炎上させる案件が見られるわけでして、単独開発した機体のほうが手堅く纏まっている感があるのですよね。

兵器の共同開発ってそもそも難易度が高いわけで、日本が挑戦するのは結構ハードルが高い気がするのですが……。


2018年3月7日(水曜日)

名作漫画「皇国の守護者」が「絶版に」 作画者ツイート内容、出版社に聞いた」ですが、集英社からの返答は『皇国の守護者』については、著作権承継者のご意志により、出版を継続しないこととなりました。電子書籍化の予定もございませんとのこと。

持ってたんだけど手放しちゃったんだよなぁ……。

非常に残念なことなのですが、これが著作権の力なんですな。ちなみに本件の場合、著作権(経済権)のみならず、著作者人格権提訴権の問題でもあります。著作者人格権には作品の同一性保持権がありまして、意に沿わない二次的著作物を制限できます。本作については原著者存命中から既に問題が生じていて、連載が打ち切りになった経緯があります。

著作者人格権は一身属性であり継承も譲渡もできないのですが、死後も尊重規定があり、また遺族には提訴権が認められています。

生前著者が拒否していた二次的著作物を、著者の死後、遺族がそれを継続するのは自然な成り行きです。

これは著作権の保護期間とは別枠なので、時に著作権が消滅したのに提訴権者が長く存命で問題になることがあります。嫌な話ですねェ。

ところで、一部にはこの問題についていきり立って著作権存続期間を短縮しろ、などという意見をぶっている人を見かけたのですが、この問題について言えば、確かに作品を読めなくなる読者に不利益があるのですが、一方で著作権継承者も刊行を続けていれば手に入ったであろう著作権使用料を諦めているわけなので、本当に誰も得してないんだよね。


2018年3月8日(木曜日)

大手町アカデミア×人間文化研究機構 無料特別講座  新発見!欧州に眠る史料が「日本史」を変える」を拝聴。

第一部のフレデリック・クレインス氏による「オランダの史料から読み解く『家康の知られざる外交術』」は、オランダ東インド会社の文献に記された海事事件を家康がどう裁いたか、というお話。

1615年当時、オランダとスペイン・ポルトガル同君連合は八十年戦争を戦っており、東洋では極東貿易を独占しようとする西葡が蘭英船を拿捕し、また蘭英側がやり返すといった海賊行為が横行しており、これに日本が巻き込まれたもの。蘭が拿捕した船を平戸に回航し、これについて葡が返還を家康に要求したというもの。

この事件、日本側には資料が全くないらしい。

家康の態度は、基本、西葡と蘭英の問題に日本は不干渉の立場を取り、ただ、朱印状を持っている船は日本の保護下にあるので、これを襲えば日本に対する敵対行為と看做す、と。

これ、日本側の資料がないのは悲しい話。明暦の大火で燃えたのか、そもそも碌に文書が残っていなかったのかはわからないというが、家康期の文献はそもそも少ないらしいので……。後の質疑応答で、江戸時代の後期になると日本側に資料がない問題について長崎奉行が出島に問い合わせるようになっていたというのだから、なんだかなーという気がしないでもない。

オランダ東インド会社は意思決定の関係上やたらと詳細な報告書を書いて、しかも何部も筆写を作ったので、東インド会社倒産後の混乱を生き延びたという話を聞いて、地球の裏にある言語も文化も異なる国と貿易するという会社の性質が、このドキュメント至上主義みたいな環境を作ったんじゃないかなーと思った。

で、第二部の大友一雄氏による「バチカン図書館で発見された『世界的記憶資産・キリシタン文書』」は、宣教師として終戦を挟んだ期間に大分県に滞在したマリオ・マレガ神父が収集し、バチカンに寄贈したキリシタン関連文書が2011年にバチカンで発見され、日本の協力の下、整理研究が行われているものだそうです。

今回紹介されたのは改宗した転びキリシタンを男系五代、女系三代に渡って把握し続けた類族調べという資料。幕府の命で行われたので、豊後だけではなく全国で作られた筈なのですが、これだけの規模で残っているのはマレガ神父が収集した物だけなんだそうな……。

しかし、大変な労力をかけて作られたこの類族調べですが、別にキリシタン弾圧に使われるわけでもなく、単に転びキリシタンを把握するためだけのものだったらしい。大友先生も、事務的にやってただけなんじゃないかとか……。

また、転びキリシタンの類族だからといって何か差別があったわけでもないらしく、江戸時代中の“キリシタン弾圧”史に一石を投じるものになるのではないかとのお話でした。


2018年3月9日(金曜日)

昨日の講座の後つらつらと考えていたんですが、日蘭間の文書に対する違いってのは、どこからくるものか。

オランダの決議録などでは、議事録染みた詳細な記述が連綿と為されているのに対し、日本側は単純簡潔で読み手との間の共通理解を前提とするような書き方をする。そのため、前者は場の列席者や発言者、出された茶菓子に至るまで詳細に分かるのに対し、後者は「会談があった」くらいしか分からない。

私は日本史専攻だったので、そのような文献にあまり疑問を抱いてきませんでしたが、同時代のオランダ文献と比較すると、その内容、記述の差は大きいと感じました。

近代と前近代の差と言われればそこまでですが、何が近代を育んだのかを考えるのも、日本史にとっては必要かと。

あと、やはり「日本史」は余りにも「日本」という地理的空間に制約されているなぁ、と思った。日本から見たオランダとオランダから見た日本の大きな違いに、日本史だけやってると気づきにくいのだな。


2018年3月10日(土曜日)

Teslaの電動トレーラーが初の貨物輸送、ギガファクトリーから蓄電池パックを運搬」とか。

結構大きな受注を取ってるみたいなんですけど、本当にこれ使い物になるんですかね……。こういう車の場合、バッテリよりはシリーズ・ハイブリッドの方がまだ現実的選択ではないかという気がします。

個人的には、そんな電池工場と車輛工場の間なら、貨物線引いてしまった方が早いんじゃねぇの?とか思ってしまいますわ(おい)。


2018年3月11日(日曜日)

区立図書館のシステムが更新された結果、予約した本が貸出可能になりましたとのお知らせメールが迷惑メールとしてフィルタリングされる結果に……。一体どうしてこうなった。ヘッダを読み解いているけど、どこが引っかかっているのか……。

ホワイトリストに放り込んだ方が早いか……。


2018年3月12日(月曜日)

「外国籍取ると日本国籍喪失は違憲」日本出身ら8人提訴」とか……。

うーん。違憲って言える程だろうか。

例えば、日本国籍を喪失することによって無国籍になる、という事態であれば、違憲と看做される余地はあると思うのですが、他所の国の国籍を取得することが即ち日本国籍の喪失を伴うわけで、「他国の国籍を取得する」行為が国籍離脱の意思表示であると看做される現行制度は、違憲の余地は余りない気がします。

現行法が不自由である、というのは事実なのですが、違憲かと言われるとそこまでも言えない、という感じ。

そもそも国籍とはなんぞや、という根深い問題とも絡むわけですが、この辺の議論は日本では殆どなされていないのが現状です。本当は色々と考えねばならないことが多いのですが……。


2018年3月13日(火曜日)


2018年3月14日(水曜日)

2006年のシンドラー製エレベータの事故から12年。2015年の一審判決から2年半。

高裁判決によって一審で有罪判決を受けた保守会社の社員も無罪になったそうな

何度もこの日記では述べていますが、刑事捜査と事故調査は利益相反する部分があり、刑事司法を優先させれば証拠は押収され、被疑者には自己弁護の権利が生じ、事故の調査は滞ってしまいます。実際、事故調査報告が出るまで10年とかいう時間がかかってしまっています。

この事件では、業務上過失致死傷罪を適用して社会正義の実現を図るよりも、免責の上で事故調査を行い、再発防止策を講じることを優先させた方が、社会全体の利益であったのではないかと思わずにはいられません。

以前も書きましたが、刑法38条は犯意なき行為を罰しないことを謳っています。無論、第28章に過失傷害は定められているわけですが、個人的にはこの28章は丸ごと削除すべきではないかと考えています。

日本では長らく交通事故がこの28章で裁かれてきた過去があるわけですが、現在では自動車運転死傷行為処罰法という形で別法になっています。そろそろこの章そのものを見直し、事故を犯罪として裁くのではなく、原因究明と再発防止を以って社会の公益に資するよう、制度を改めたいところです。


2018年3月15日(木曜日)

twitterで知った、凄い中国家電。

家電機器本体からユーザ・インタフェースをバッサリ削除し、全部スマホに任せるという凄い割り切り。

物理的なスイッチ類は家電機器の中でもお金のかかるものですから、これを思い切って削除するというのは、環境が許すならば、望ましい面もあるでしょう。

それだけ、中国ではスマホが普及している、というか必需品なのでしょう。

私のような偏屈者には生きていけない社会が生まれているというわけです。良いことなのか、悪いことなのかわからないけれども。


2018年3月16日(金曜日)

英政府、ロシア外交官23人を国外退去 元スパイ暗殺未遂受け」「英米仏独がロシア非難 元スパイ襲撃で異例の共同声明」とか、一体何年の記事なのかと……。

いつぞやの暗殺事件じゃありませんが、ロシアってホント変わってないよな……。

それにしても、ポロニウムといい「ノビチョク」といい、赤裸様に足が付く手段を使うのは、一体どういう考えからなんでしょうかね。逆に「そんな赤裸様な手がかりを残すのだからロシアを陥れる陰謀だ」と強弁してるみたいなんですが……。


2018年3月17日(土曜日)

予約していた本を図書館に受け取りに行って、そのまま図書館で読み切って返して帰ってくる。

ドキュメンタリだと思ったのに、読んでみたら感動秘話だった。残念というか見込み違いというか……。

まあ、読んでみなきゃ分からないわけではあるのだけども……ヒューマンドラマの中に欲しかった情報は転がっていたから全部無駄ってわけじゃなかったし。


2018年3月18日(日曜日)

空飛ぶクルマ、経産省が国内メーカー後押しとの報道」ですか……。

夢のある話ではあるのですが、自動車と飛行機では要求される性能に違いが大きいですからねぇ……。比較的技術的制約が緩い水陸両用車輛ですら、極めて限定的な用途に供されているに過ぎません。

個人的には、乗用車くらい簡便に利用できる航空機(Liliumのような)の方が先行するんじゃないかという気がします。

電動航空機が乗用車くらいに広まれば……と思うのですが、果たして未来はどうなるものでしょうかね。


2018年3月19日(月曜日)

twitterでTOTOの「電池不要なエコリモコン」の話題が流れていたわけだけど、個人的に素晴らしい技術だと思ってますよ。

ただ……。

それだけの技術を以ってして、なんであんなBAD UIを作るのか?が理解できない。

以前からTOTOのトイレのリモコンはBAD UI集に採録しなければいけないほど酷いものなのですが、あのエコリモコンも何を考えてあのような配置にしたのか分からない。ボタンの数が多いとか少ないとかじゃなくて、全く何も考えてないんじゃなかろうか。

一々解説するのもアホらしいんだけど、“「+」「正」「大」を右に”という原則を「流す」ボタンに適用していないのはなぜか、とか、「おしり」の下に「水勢」の調節ボタンを置くなら、「音量」の調節ボタンは「音」の下に付けるべきだろ、とか、突っ込みどころが多過ぎる。

しかし何より恐ろしいのは、これでもまだ「マシ」な方で、TOTOには「フラットリモコン」なるものがあり、デザイナの頭を開頭手術したい気分で一杯になるものすらある。この辺のページを見ると、歴代のリモコンで碌すっぽUIの検討がなされていないことが窺えて、絶望的な気分になる。

ホント、どうにかして欲しいと思うわけですよ、トップメーカーさんなんだからさ!


2018年3月20日(火曜日)

PowerShellのForEach-Objectの挙動でハマって長かった。

というか、-InputObjectってどういう時に使うもんなんだろうな、これ。

しかし、コマンドラインから打ってたものをスクリプトに書き直すだけの筈だったんだけど、あれこれチェックを入れて自動化したら50行以上になってしまった……。

そして今回のスクリプトを書く途中で習い憶えたことを、以前書いたスクリプトに組み込みたくなるのであった。


2018年3月21日(水曜日)

「多用途防衛型空母」の導入を提言 島嶼防衛想定 防衛大綱へ自民調査会が骨子案」とかで多用途防衛型空母なる謎用語が飛び交っております。

なんだよその多用途防衛型空母って……。

別報を読んでも骨子に定義が書いていないとのことなので、「分からないことが分かった」くらいの曖昧さ。

そもそも空母って陸上基地から遠く離れた作戦地域において航空戦力を運用するためのものですから、“専守防衛”ならば陸上に基地を作れば済むものです。その方が遙かにリーズナブルですし、抗堪性も高いのですから。

英仏のように海外領土や防衛に責任を持つ元殖民地等があって航空戦力を派遣する要がある国もないではないのですが、日本はその状況に当てはまりません。

島嶼防衛くらいなら陸上基地からの発進で充分間に合うと思うのですがねぇ……。


2018年3月22日(木曜日)

双腕の次は四脚だ

クロウラーが前後に振子のように動く、とは書いてあるのですが掲載写真を見る限り、クロウラーの支持架も股を開くように動く様子。前クロウラー支持架の構造を見る限り、リンク機構っぽいものが見えるので、多少上下にも動くんじゃないかな、これ。

四脚歩行機械まであと何メートル、“汎用多足歩行型作業機械”通称レイバーまであと何マイル、って地点ですよねぇ。

日立建機は、これからも企業理念に則した研究・開発を行い、「建設機械のロボット化」へも挑戦していきます。ということですので、夢が広がりますねっ。


2018年3月23日(金曜日)

PowerShellに限らず、私は処理対象ファイルの数をカウントして桁数を出して、必要な桁数分0詰めしたナンバリングを表示しつつ処理中のファイルを表示する、なんてことをよくやるんですが(要するに位置揃え)、この処理ではファイル数のlog 10を取って整数化する、という処理を行います。

で、PowerShellでも同じようにやってたわけですが、何故か時々桁数が狂う。別に処理にエラーが起きているわけではないのですが、どうにも気持ち悪くて原因を探っていったところ、PowerShellではfloat型からint型への型変換に際し、IEEE 754の最近接丸め(偶数)を浮動小数点数の丸め方として使っているらしいという話に行き着いて啞然とする。

ずっとCと同じで、小数点以下を切り捨ててくれているものだとばかり……。

っつーわけで、改めて.NET Frameworkの[math]::floor()を使って対処。

言語仕様をきちんと理解していないと怖いことになる…と思い知ったのでありました。


2018年3月24日(土曜日)

Year-Round Daylight Saving Time? Florida Says Yes, but It’s Not So Simple」とフロリダ州議会が一年を通じて夏時間を採用する、という奇妙なニュース。

記事に書かれていることを手がかりに調べたのですが、現在米国には9つのタイムゾーンが設定されており、うち6つには夏時間の設定がある。これらは連邦運輸省で管理されていて、各州はそれぞれ自分たちがどの時刻帯を使うかを自分で決めるんだそうな。

なので、ハワイ州やアリゾナ州のように夏時間を使っていない州もある、と。

で、此度のフロリダ州は「常に夏時間を使用する」ことに決めた、と。フロリダ州の大部分は米国東部標準時を使っているそうなので、常に米国の中で最も早い時間帯を使うことになるんですかね。

で、なんで“夏時間廃止”ではなくて「通年夏時間」なのかを調べていくと、どうも夏時間の開始が3月の第2日曜日で、終わりが11月の第1日曜日ということになっており、一年の裡八ヶ月が夏時間、という事情がある模様。まあ確かに一年の2/3が夏時間ならば、夏時間の方を通年使う方が合理ですな……。

標準時というものは元々鉄道運行の為に必要とされた経緯があるわけですが、サンドフォード・フレミング卿が世界標準時と時刻帯を提言し、現在のようなほぼ1時間(ところに依り30分)刻みの時刻帯が形作られ、さらに大戦によって夏時間が生まれたわけですが、科学技術の進歩がまた時刻の在り方に一石を投じることになるんでしょうかね?


2018年3月25日(日曜日)

Apple、障害者絵文字をUnicode Consortiumに提案」とか。

本来ならこの提案、6月のUnicode 11には間に合わず、来年のUnicode 12になるんだろうけど、Appleのやることだからなぁ……ゴリ押しで11に入れるかも。しかもこれ、性別と肌色の指定ができるとか、勘弁して欲し過ぎる。

Unicode EMOJIってホントどうしようもないよな……。


2018年3月26日(月曜日)

月曜の午前中なら空いてるかな?と思って上野の科博人体展を観に行く……が、結構人いたわ……。

例によって例の如くNHKタイアップ企画なわけですが、ディスプレイに凝ってるのは良いんだけど、肝心の内容が疎かになりがちなのはなぁ……。「番組でタモリさんが持ち上げたダンベル」とか展示してどーする、というか……。

なんというか「番組のために珍品を集めましたので、見世物にします!」って感じなんだよなぁ……。

医学の発達史に焦点を置きたかったのは分かるんだけど、なんかぼやけ気味だった印象。

友の会会員だから無料で入れたけど、そうじゃなかったら金額分の価値があったかと言われると苦しい。


2018年3月27日(火曜日)

ようやっとフレデリック・クレインス著「十七世紀のオランダ人が見た日本」を読み切る。もう数ページ読んでは調べ、の連続だったので時間かかってしゃーなかった。

戦国末〜江戸初期にかけて日本ならびに日本近傍へやって来たオランダ人が本国で出版した日本についての書籍等の記述を追った本なのですが、日本史側からは見られない視点が多くて実に興味深かった。

先日の講演を聞いた時に思ったのですが、現行の日本史は余りにも日本側からの視点に過ぎる嫌いがありますなぁ……。ほんの少し、オランダやポルトガル、スペイン側の視点を加えるだけで、こんなにも理解が豊かになるとは。

欧州の政治経済情勢、カトリックとプロテスタントの宗教対立、フランス革命などが日本に小さからぬ影響を与えていたことがよく分かります。

そしてオランダ並びにオランダ東インド会社の衰退による東インド貿易独占体制の崩壊、ナポレオンによるオランダ征服といった事態が最終的にペリー来航に繋がっていくわけですか。こういった視座は日本史だけをやってると身に付きにくい……。

こうなってくるとやはり、日本史と世界史、どちらか一つを選べと言われると世界史と答えるのは、日本史専攻としても已むを得なくなるなぁ。


2018年3月28日(水曜日)

昨日付で、陸上自衛隊に「陸上総隊」が創設された10年以上検討してたんだよね。

日本は南北に長く地理的特徴も地域ごとにかなり異なるので、方面隊毎に地勢に合わせた装備や訓練を揃える意味はそれなりにあるのですが、最近は機動運用やら統合運用やらで地域の枠を超えて動くことも多いですからね。

ただ、これだけ大きな上部組織をこさえるのであれば、いい加減自衛隊の階級をどうにかすべきかと。「一佐」(大佐)の上に「将補」(少将相当)と「将」(中将相当)しかないのでは、階級が階級としての用をなさなくなりかねません。というか、詳しい人なら知っている通り、現在日本の自衛隊では一佐が「一佐(一)」「一佐(二)」「一佐(三)」と3つに分かれてしまっており、これを整理する必要は間違いなくあると思います。

可能であれば将〜一佐を現在の3階級から5〜6階級に整理した方が良いと思います。(ついでに下士官もどうにかした方が良いけども)

自衛官の階級は自衛隊法に定められているので、これを変えるには法改正が必要になるのですが、これ、政令で指定できるようにした方が良いんじゃないかと思わないでもないところです。というか、自衛隊法見てるとやっぱり憲法変えちゃって軍隊にして軍法を定めた方が適切なんじゃないかという気がしてならない……。


2018年3月29日(木曜日)

どこで風邪を拾ったものか、扁桃腺が痛くて微熱が……。

28日に「台湾に漂着したカメラ 落としたのは日本人? 発見した学校が持ち主探し」という記事が出たと思ったら、今日には「石垣島から台湾に漂着のカメラ、持ち主が見つかる」と持ち主が見つかったと。

似たような話は欧州でもありましたが、インターネットの力でしょうね。

ところで、この話を聞いて「トワイライトQ」を連想したのは私だけではないと信じたい……。


2018年3月30日(金曜日)

京大が「京都大学における軍事研究に関する基本方針」なる文書を発表して話題に。

文中の要点、本学における研究活動は、社会の安寧と人類の幸福、平和へ貢献することを目的とするものであり、それらを脅かすことに繋がる軍事研究は、これを行わないこととします。を素直に解釈すると、こうなると思います。

社会の安寧と人類の幸福、平和へ貢献することを——
目的とする脅かす
軍事研究不可
非軍事研究不明

つまり、「社会の安寧と人類の幸福、平和へ貢献することを目的とする軍事研究は可である」と解釈できます。

例えば米国防高等研究計画義肢の研究などは、間違いなくこれに当たるでしょう。

日本の防衛装備庁による安全保障技術研究推進制度平成29年採択研究のテーマを眺めてみますと……

  1. 極超音速飛行に向けた、流体・燃焼の基盤的研究
  2. フォトニック結晶による高ビーム品質中赤外量子カスケードレーザの開発
  3. 無冷却タービンを成立させる革新的材料技術に関する研究
  4. 共鳴ラマン効果による大気中微量有害物質遠隔計測技術の開発
  5. 極限量子閉じ込め効果を利用した革新的高出力・高周波デバイス
  6. 複合材構造における接着信頼性管理技術の向上に関する研究
  7. マルチアングル3次元ホログラフィックGB-SARによる不均質媒質内埋設物の高分解能な立体形状推定に関する研究
  8. 電気化学的手法によるCFRP接着界面域におけるエポキシ当量測定
  9. 半導体の捕獲準位に電子を蓄積する固体電池の研究開発
  10. 超広帯域透過光学材料・レンズに関する研究開発
  11. 不揮発性高エネルギー密度二次電池の開発
  12. MUT型音響メタマテリアルによる音響インピーダンスのアクティブ制御の研究
  13. 超高温遮熱コーティングシステムの開発

大体の研究は「社会の安寧と人類の幸福、平和へ貢献することを目的とする」研究と言って良いのではないでしょうか。というかですね、日本の場合法制上の問題で、そんな直接的に他者に危害を与えるような物品の研究はそうそうできないわけでしてね……。

むしろ京都大学としては、「社会の安寧と人類の幸福、平和へ貢献することを脅かす非軍事的研究」をどうするか考えた方が良いのではないですかね。良かれと思って開発した技術が戦争に用いられ、多くの死者を産み出したことは歴史上数多く見られるわけで、京大発の研究成果がそのように用いられた時の道義的責任を負う気があるのかどうかを問われるんじゃないかと思います。


2018年3月31日(土曜日)

風邪がお腹に回ってトイレと親睦を深めた一日だった。