哀愁日記
底に哀はあるの。

もしくは、

「常識日記 文科系的日常」


西紀2015年10月分

Caution!

このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。

目次 | 前月 | 初日 | 末日 | 翌月

2015年10月1日(木曜日)
 朝日新聞の神田記者がこんなtweetをしてた。

 私としてはむしろ、逆じゃないかと思いましたが……。
 積極平和主義ってのは、要するに国際問題に対して自分の国から遠い所で介入して解決を図る(あるいは自国周辺への飛び火を防ぐ)考え方ですから、難民が自分の国に押し寄せてきたら積極平和主義は失敗している、あるいは上手く行っていないということですよね。
 ですので、積極平和主義的観点からは、自国に難民を受け入れるよりも、シリア周辺国で現在難民を受け入れている国々を支援して、彼らがそこからの脱出を考えない程度に難民キャンプの待遇を改善する、とかが、適切解となると思います。
 実際、総理はそう言ってるわけで、私としては首尾一貫した主張ではないかと思います。
 神田記者は恐らく積極平和主義を誤解しているようなのですが、これはやはり手段を目的だと認識してしまっているところから来るんじゃないですかねぇ。

2015年10月2日(金曜日)
 突発的な深夜作業が発生。
 正確には、スケジュールされていた深夜作業を移動させる話が頓挫して予定通り深夜作業となったもの。
 とにかく仮眠。

2015年10月3日(土曜日)
 昨夜は0時半に池袋駅に集合して、3時まで作業。
 その後一旦寝て、起きたら今度はBTRON Club……なんだけど、なんと昨日メンテした池袋のサイネージでトラブル発生。障害対応をせねばならず、BTRON Clubの前半戦をぶっちぎることに。
 そういえばBTRON Clubでは蔵元の振舞酒があったのですが、当の本人がおらず、なんでも開催日を間違えていたとかなんとか……。

2015年10月4日(日曜日)
 マンションの電源設備工事のため、全館停電が予告されていた本日。
 ほぼ2年振りくらいにサーバを止めようとすると、まずストレージユニットがソフト側から止まらないトラブル。
 死にたくなるね。
 無停電電源装置を信じて動かし続けるというのも考えたんだけど、どう考えても時間が足りないため断念。
 ホント、勘弁して下さい。
 停電前になんとかシャットダウンして家を脱出し、復帰後に帰宅して、恐る恐る電源を入れてみる。
 全ランプ点灯、それから暫く自己診断して無事起動プロセスに入る。
 ほっと一安心。
 他のPCやAV機器も、問題なく動き始める。
 ホント、心臓に悪いわ。

2015年10月5日(月曜日)
 TPP交渉が大枠合意に辿り着き、著作権の存続期間が70年になることになったそうな
 また、非親告罪化も合意され、日本としても大幅な法改正が予定されるところ。
 青空文庫的にはかなり後退ですな……。
 個人的には、非親告罪化が避けられないのであれば、韓国にあるような反意思不罰罪化が妥協点かと思います。つまり、親告罪ではないが、被害者が積極的に不処罰の意思を示さない場合に限り処罰対象になる形です。これならば、少なくとも著作権者の意思に反した処罰が行われる可能性はかなり下げられると思うからです。

2015年10月6日(火曜日)
 ノーベル医学・生理学賞大村智氏らが選出されたと聞いた翌日には物理学賞梶田隆章氏らが選ばれたと報じられ、世間が沸いておりますな。
 慌てて業績の確認をしたりなんかして。
 このようにコンスタントに日本人が受賞するのは大変素晴らしいことですが、しかしそれは今現在の研究ではなく、過去において挙げられた業績に評価が追いついてきたものであることは、記憶しておくべきだと思います。
 科学・技術への投資は不確実な未来への投機的なものであり、実用になるものばかりを追い求めれば、このような賞はすぐに得られなくなるでしょうから。

2015年10月7日(水曜日)
 朝っぱらからテレビのケーブル交換とか。
 いや、前々からやらねばと思っていて交換用のケーブルも買ってあったんだけど、テレビの裏に手を回すのが嫌で延び延びにしてたものが、退っ引きならない状態に陥ったため朝からごそごそやる羽目に。
 やはり余裕のある時にこういうことはすべきだよな(間拔け)。

2015年10月8日(木曜日)
 明日健康診断なので、空きっ腹を抱える夜。
2015年10月9日(金曜日)
 予告通りに健康診断。
 バリウム飮んでぐーるぐる。
 年に一回だから我慢しようと思いつつも、本当にこればっかりは技術革新が起こらんものか溜息を吐きたくなる。

2015年10月10日(土曜日)
 昨日は久方ぶりに酷い状態でトイレにお籠りでしたよ。勿論白いウンコのためですが。
 今日はもう普通に食餌をして良いというわけで、ちょっと遠くのローソンまで旅をしてドーナツを買いに行く。フレンチクルーラーが復活したと聞いたので、取り敢えず一度食べてみようかと……。
 まあ、一回食えば充分だわな。
 口直しに鯛焼きを食べた。
 午後から雨になってしまったため、職場行きは翌日に。

2015年10月11日(日曜日)
 霧雨というのか、降ってるのか降ってないのかはっきりしない天気の中、少し職場に行って私物の回收など。一番の大物であるコードブックを回收してきたんですけど、これ最近はPDF版もあるんだよなぁ。
 DRMとかかかってなければ、PDFの方が便利だろうに、と思うことしきり。まあ、そのうち時勢が変わるかも知れんけど、現時点ではPDF版のJIS仕様書を買うのはイマイチ気が進まないのだ……。

2015年10月12日(月曜日)
 本国でオーバーホールに入るUSSジョージ・ワシントンに代わって横須賀に派遣されてきたUSSロナルド・レーガンの一般公開日。
 入場は午前10時から午後1時までということだったので、余裕を見て9時30分頃に横須賀中央駅に到着したのだが、既に行列は三笠公園から海軍基地の正面入口を超えた所まで伸びていて一体何時間待ちになるかと思っていたら……なんと10時40分頃に入場打ち切りと言われて行列解散となってしまった。
 どうも9時くらいから並んでないと入れなかったらしい。

2015年10月13日(火曜日)
 某電子書籍を読んでいたら、唐突に「辻」だけが外字になっているのを見つけて目が点になる。
 どうやら察するに、一点之繞の「辻」(「辻󠄂」)を何としても使いたかった様子。
 しかし、固有名詞ならともかく、使われていたのは極普通の単語の中で、一点之繞の辻を外字を用いてまで使わなければいけない理由は思いつかなかった。著者が赤でも入れたのだろうか。
 之繞なんて元の「辵」から省略し尽くされた形で、一点か二点かなんて些細な問題で、固有名詞(大抵人名)でどうしてもなんとかしなければいけない場面でもなければ、どちらであっても何の不都合もない筈なのだが、この出版社は一体何を考えてこのような外字を使ったのだろうか。電子書籍で外字を使うなんて、余程のことがない限り避けるべきだと思うのだが……。
 勿論ここで「嗚呼万能の解決策IVSよ来たれ!」と叫んでも良いのだが、さすがにそこまで楽天的にもなれない。
 意外な所に地獄とは口を開けているものである。

2015年10月14日(水曜日)
 昨年7月にウクライナで撃墜されたマレーシア航空MH17便についての最終報告書が出たとかで、原因はロシア製のБук地対空ミサイルに類似のミサイルで撃墜されたんだと報じられていた。
 一方ロシアの方ではБукの製造元アルマーズ・アンテイ社が記者会見を開き、独自の実験結果から、当該機を撃墜したのは既にロシア軍では廃用になっているミサイルであると訴え、ロシアの無実を訴えていた模様。……なんかロシアの報道では、ウクライナの戦鬪機がミサイルを発射したとか言ってなかったっけ?
 ともあれ、ミサイルはロシア製であったとしても、現在はロシア軍には配備されておらず、ウクライナにはあったが誰が射ったかまでは感知しないとでも言いたげな内容であった。しかし、昨年以来のロシアの報道の傾向を考えると明らかに内容が変化してきており、何かしらの内部での方針転換があったことを思わせるわけですが、良い方向とは限らない辺りが厄介なところです。
 シリア問題が絡んでいるので、幕を引きたいんですかねぇ?

2015年10月15日(木曜日)
 退職までに残しておこうと思ってた最終成果物にミスを見つけてやり直し。というか、どこから紛れ込んだのかわからない謎のミスを追いかけているうちに午前中終わった感じ。恐らく古いデータを間違って使ってしまったんだろうとは思うのだけれども、それがどこから混入したのか分からない。
 うーむ。
 まあ、後で他の人がやるとは思えない作業だから良いんだけど……。
 でもやっぱりIVSのフォントまで完成させたかったよな。

2015年10月16日(金曜日)
 病院へ行くのに雨が降っている金曜日。
 どうも巡り合わせが悪い気がする。気のせいだろうけど。
 検査の所見は悪くなかった。
 逆を言えば、時間がかかるということだが。

 「オバマ大統領、アフガン駐留米軍の撤収延期を発表とか、まあ、当然っちゃ当然でしょうな。
 多くの懸念の声を振り切ってイラクから撤退してどうなったかを考えれば、アフガニスタン政府に統治能力が十全に備わっていないのに“統率された軍事力”が引き上げれば、暴力の空白地帯で何が起こるか、大体予想できるというものでしょう。
 オバマ大統領は子ブッシュ大統領の軍事政策を批難し、イラク・アフガン両国からの撤退を訴えて大統領選を勝ち拔きましたが、その結果世の中がより良くなったかというと見ての通りです。軍事力を一度使ってしまった以上は、その結果の收拾が付くまで軍事力を行使し続けなければ、中途半端なところで手を控えてしまえば、事態はその前よりも悪くなるんですな。
 勿論、責任の第一は先の見通しを誤って軍事力の行使に至った子ブッシュ政権なのですが、オバマ政権は誤りを誤りで正そうとして更なる誤りを重ねた形になってしまいました。
 困るのは、支持母体たる国民に、その程度の先見性が備わっていなかったことなのですよね。あるいは、それを説明することを怠ったか。
 “アラブの春”もそうなのですが、楽観的過ぎる見通しの上に立った軍事力行使は、強く戒められるべきであろうと思います。


2015年10月17日(土曜日)
 雨が降っているのか降っていないのか判断しにくい天気。
 荷物を片すために職場へ行こうかと思っていたのだが、取りやめにする。代わりに、溜め込んでいた未読書を片付ける日とする。
 kindleだと積読が物理的容積を取らないので放置しがちになるんだよね(言い訳)。

2015年10月18日(日曜日)
 退職前の最後の休日に職場に出掛けて荷物の整理など。
 10年前と現在で、資料の整理方法が圧倒的に変わったなぁと。10年前は文字コードの資料にしろWebの情報にしろ、印刷して綴じて置くのが普通だったようで、TrueTypeの仕様を印刷したものだとかが戸棚から出てくる。当時はWeb上の情報の安定性が低かったし、ストレージの容量も大きくなかったからなぁ。
 今だとPDFなんかも全部ストレージに放り込んで検索機能で探すのが当然みたいな感じだし、クラウドストレージを使えばUSBメモリを持ち運ぶ必要すらない。
 時代は変わったものだ。
 そう思いながらシュレッダーをフル稼働させていた日曜日であった。

2015年10月19日(月曜日)
 有給消化日。最終出社日を23日に合わせるための調整日ですねん。

 BBC.jpが開設されたというので、ニュースの巡回ルートに入れておく。これとSputnikを読み比べたりすると非常に趣深い。
 ニュースチェックとは知的な作業なのだと実感する。

 「早稲田大学+三菱重工、梯子を昇降できる災害対応ロボットを開発」という記事を見て、そういえば数日前に本田技研も似たような開発やってると報じられてたな……とか。
 一時世界をリードした日本の人型ロボットは、今や人型であるべき理由を獲得し、更に人型を超えて進みつつあるようです。実に心強い話です。


2015年10月20日(火曜日)
 小林めぐみの「食卓にビールを」を「必殺お探し人」の合本がkindleで出たので入手。
 この手の合本は電子書籍のメリットの一つだと思っています。物理では不可能な冊数の合本も、電子書籍には物理的な限界はありませんからね。個人的には10巻以上のシリーズ物は、漏れなく合本にすべきじゃないかと思います。
 ただまあ、今の電子書籍デバイスはシーケンシャルリードが前提なので、行きつ戻りつして読んだり、同時に数箇所のページを開いたりといった読み方には向かないので、小説のような一方向に物語が流れるようなものに限る、としておかないといけませんね。
 索引が沢山あって頭から通読するというより、セクション毎に読んだり参照したりする本は、現行の電子書籍端末では扱いづらいと思います。
 というか、電子書籍端末やリーダソフトはその辺りを強化すべきでしょうね。図録集だったら、全ページをバラしてタイリングして表示するとか、自由な読み方を実現して欲しいと思います。

2015年10月21日(水曜日)
 職場の備品のビデオカメラの設定を変えようと思ったんだけどそれらしいボタン類がなく、一体どうやって操作するのか悩むこと数分。液晶ビューに表示されている「MENU」の文字を押したらメニューが出た。
 タッチパネルやったんか……。
 物理的なスイッチを付けるより安上がりだろうし、ソフトウェアでUIを変更できるし、悪いことじゃないとは思うんだけど、画面上の表示がボタンなのかインフォメーションなのか分からなくて、まごつくところも。
 うーん。おいらはもう世の中の流れについていけない老害だな。

2015年10月22日(木曜日)
 職場のPCをP2VでVM化して残しておくことにして、VMware vCenter Converterを走らせると推定所要時間が6時間とか表示されて絶望する。
 そうして出来上がったVMが亀の如き速度でしか動かないことに更に絶望した。
 そりゃそうか4core 8threadで主記憶8GBのマシンをVMで動かすというのは……

2015年10月23日(金曜日)
 最終出社日。書類上の退職日は11月末日なのですが、この後は有給休暇の消化に充てるので、今日が最後。
 箱詰めした荷物を宅急便で送り出し、机の中を片付け、午前中には大体のところを終えてしまっていた。ちと早過ぎたか。
 その後はまったり時間を過ごし、退社後に送別会を開いて餞別を頂いた。
 約十年。
 長い長い時間であった。

2015年10月24日(土曜日)
 朝、いつもの時間に点いたテレビに、もうこの時間に起きなくても良いんだよ……とか思った。単にタイマーの解除を忘れていたわけだけど。
 もう今日は何もする気がなかったので、家からも殆ど出ずに読書にふけり、ちょっと買い物に行ったくらい。
 明日は本屋へ行こう。

2015年10月25日(日曜日)
 昨晩から渺渺と吹く風が木枯らしであると知った。

 NHKスペシャル新・映像の世紀 第1回 百年の悲劇はここから始まった」が案外良かった。
 近現代史を勉強した人間としては、現代のあの辺の紛争の火種が百年前に撒かれていたという話は今更ではあるのですが、それを包み隠さずぶち撒けているという点は評価できるかと。
 懸念点があるとしたら、誰に対しても等しく、この身も蓋もない態度を取れるかどうかですね。


2015年10月26日(月曜日)
 「民放5社による無料見逃し配信「TVer」が26日スタート」という記事を見て、どんなものかとTVerを見に行ってみた。
 全番組かと思ったらそうじゃなくて、放送局が提供したい番組だけなのね。そして殆どがドラマとバラエティって辺りが……。権利関係的に提供しやすいという面もあるのかもしれないけど、民放の持ってるコンテンツの貧弱さが浮き彫りになっている面もあるかと。
 まあ、有料でも売れるようなコンテンツは、わざわざ無償では出さないと言われればそこまでなんだけど。でも広告付きなんだから、NNNドキュメントとかFNSドキュメンタリーとか、普段見逃しがちな優良コンテンツを備えておいても良いと思うのだが……。

2015年10月27日(火曜日)
 比較的最近開店したラーメン屋へ行ってみることにした。
 飯時なのに、行列ができるでもなく、店は閑散として、客より店員が多い。こりゃ失敗かな……と思いながら注文を出し、待つこと暫し。
 出てきたラーメンに手を合わせてスープを啜る……(以下省略)
 うん。二回目はないな。

2015年10月28日(水曜日)
 2013年秋田書店の不当解雇事案ですが、和解したとの由
 残念ながら法廷で事実関係が詳らかになることはありませんでしたとさ。
 私としてはそちらが残念ですが、個人対企業の訴訟で年単位の時間が消費されるのは、個人側にとって著しい不利ですからね。和解も已むを得ないとは思います。
 この日記を書いている時点ではまだ秋田書店側の社告はwebサイト上に残っていますが、和解通りなら明日にも削除されることでしょう。
 個人的にはこれって刑事事件になってもおかしくない事案だと思っていたので、第2幕を期待しています。

2015年10月29日(木曜日)
 朝から自転車に跨って永青文庫へ。
 話題の春画展ですが、平日の午前中、開館直後を狙って行ったのに、結構な人出で会場内は混雑状況。敷地内には仮設トイレやテントまで設置されていて、これ休日だとどんな状況なの……?とちょっと怖い。
 一周りして物販コーナーで図録集を買おうかと思ったのですが、Unicodeの仕様書かコレはと云うような厚みで、自転車で運搬は無理と判断した。
 いやはやしかし、これだけの物が残っているのが素晴らしいし、江戸時代の印刷出版文化の一端を感じることができて、堪能しました。あと、永青文庫の本来の收蔵物も少しだけ展示してあって、意外とそっちも興味深かったりして。細川家凄いな。

 永青文庫を後にして、目白通りを下り、高速道路と合流して神田川沿いに走って飯田橋経由後楽園へ。そこから神保町方面へ曲がって竹橋へ。僅かに坂を登って国立公文書館の企画展へ。
 入場無料で見れるから、時々出掛けているけど、今回も面白かったなぁ。山海経もそうだけど、今回は間宮林蔵北蝦夷等見聞記録が面白かったな。江戸時代末期の人達から見たアイヌの姿の絵図ってのは、色々貴重だと思う。

 さて、神保町では現在神田古本まつりが絶賛開催中であり、平日の真昼間から古書店を冷やかせるというのは実に健康で文化的な生活ではなかろうか。
 問題は、勤め人をしていると健康で文化的な生活を送ることができないことであろうな。
 やはり隠居こそ人間にとって必要不可欠な要素なのだ。


2015年10月30日(金曜日)
 アグスタ・ウェストランド社によって開発が続けられている民生用ティルトロータ機AW609ですが、墜落事故を起こしたとの報。


 大変残念です。亡くなられたパイロットのご家族にお悔やみを。
 AW609は話題のオスプレイと同様のティルトロータ機で、ベル/ボーイング社由来の基本的な技術を共有しています。しかし民間機として超えるべき壁は高く、なかなか形式証明が取れず、何度もリリースが延期されて来ていました。
 とは言え、飛行そのものは比較的順調で、V-22のような事故もなくここまで来ていたのですが……。

2015年10月31日(土曜日)
 神保町ブックフェスティバルへGo!
 毎年東海大学出版会とか東京大学出版会とかの本を安く手に入れる絶好の機会であります。今年は財布にあまりお金を入れていかなかったので、財布が空になる程度で済みました。ふう。
 ただ、こういう本こそ電子化して欲しいんだよなぁ……全文検索とかしたいわけでして。
 資本力的に難しいのも分かるんだけど。

 神保町から帰った後、ちょっと自転車(ママチャリ)を整備に出して、試乗がてら北区立中央図書館まで坂を駆け上がる。
 その後、初めての道を通って遠回りして家まで帰ってみる。うん、調子は悪くない。
 でもあの坂を上がるには、やはりもう1段低いギアが欲しいんだよなぁ……。