哀愁日記
底に哀はあるの。

もしくは、

「常識日記 文科系的日常」


西紀2013年10月分

Caution!

このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。

目次 | 前月 | 初日 | 末日 | 翌月

2013年10月1日(火曜日)
 「アップルが「Lightningコネクター」を廃止し、「microUSB」に統一?——欧州で新法制定の動き」とかいう面白可笑しい記事があったんですが、誰の利益になることなんでしょうかねぇ……。
 AppleがLightningコネクタでサードパーティの排除や利用者の囲い込みを行うことは明らかに消費者利益に反しますが、ではmicro USBが消費者利益に叶うのかと言われると首を傾げざるを得ない使い難さがそこにはあります。
 そもそもUSBのプラグ‐レセプタクルの素性の悪さは今更言うまでもなく、何度か立てなおす機会がありながら現在に至ります。現在ではUSB、mini、microにA、B、A/Bがあり、USB 1.1〜3.1によって組み合わせがあったりなかったりします。
 あまり知られていませんが、実はUSB 3.0にはmini USB端子がありません。なんでやねん?とか思いますが、microについても互換性を考えない新しいコネクタが検討されていたのですが、互換性問題で揉めた挙句あのような並列コネクタ(SideCarタイプ)になった経緯があります。
 うちにもSideCarコネクタを持ったデバイスはあるんですが、正直、拔き挿しがし易いとは感じませんね……。
 他にも結構穴なのは、標準サイズのB端子はUSB 1.1では使えないとか。
 この訳の分からなさ、美しくなさをAppleが嫌ったとしても、不思議はないところです。
 ただ、そこで新しい接続端子を国際規格に、とはならない所がAppleですが。
 EUも、「もっとユーザフレンドリなコネクタを制定しろ」とUSBコンソシアム辺りにねじ込む方が建設的じゃないかと思います。

2013年10月2日(水曜日)
 健康診断でバリウム飮んでぐーるぐる。
 これが苦手なんですけど、ホント、なんでこれ改善されないんですかね……。

 先日、所謂「自炊代行」について、これの差し止めを作家が求めた裁判の判決が出たんですが、、今日判決文が公開されていました。
 業者側が手足論を展開したのに対して、裁判所はこれをバッサリと却下。複製の主体は依頼主ではなく自炊業者であると認定しました。
 まあ、そうでしょうな……。
 今回の裁判では対象となっていない業者と著作権者団体との間での協議も進んでいるところですし、金を払う形で決着を付けるしかないんじゃないかなぁ。
 賠償額を見ても、著作権者側が単純な金銭的利益を目的に訴訟を起こしたわけではないのは間違いない所で、複製権を侵害しない形での枠組み作りが急がれるところかと。
 後は……作家側が複製権を盾に業界を圧迫しないようにすることでしょうねぇ。Win-Winの関係を築ければ良いんですが。……。


2013年10月3日(木曜日)
 米国が1日から政府閉鎖(Government Shutdown)に入っている模様。
 前は確かクリントン大統領時代だっけ?
 予算が新年度までに通らなかったから政府窓口を閉鎖します、というのは、原理主義的だよなぁとか思わなくもない。まあ、米国だからな。
 個人的には、米国の議会システムの欠陥に起因する問題だと思うのですが、所詮他国の話で、責任があることではありませんので……。国民の安全に係るような部署は動いているとは言うものの、NASAのwebページが下記へのリダイレクトに。

 日本の場合ですと、実は何事もなかったかのように政府が運営されていたりした過去があります。考えてみれば不思議な話ではあるのですが。

2013年10月4日(金曜日)
 病院へ行って半日が潰れる。
 帰りしなに霧雨に振られて濡れてしまい、その後のアクティビティが低下……。
 気がつけば、夜。

2013年10月5日(土曜日)
 BTRON Club。
 蔵元からの振舞酒を味わう。

2013年10月6日(日曜日)
 昨日の飮み会でネタにしたのが、コレ。
 えー。
 成田発チューリヒ行きの国際線の中で、福島産のアイスが提供されたと憤っておられるわけですが、その前に成層圏でどれだけ被曝しているかという問題について、コメント欄に突っ込む声多数。
 まあ、この人たちのことですので、「天然放射能と人工放射能は違う」とか「外部被曝と内部被曝は違う」とか強く主張されるんではないかと思われる所。
 頭が悪いと生きていくのが大変そうですよね。

 「米軍、リビアとソマリアで対テロ作戦 アルカイダ幹部を拘束」というニュースが飛び込んできた。
 オバマ大統領って、こういう作戦好きだよね……。
 最小の戦力で最大の戦果、という面では好ましい点もないではないのですが、全ての問題がこの方法で片付くわけじゃない、という辺りが悩ましいところです。つまり、大量の兵員を投入しないと解決しない問題については、後回しにされている嫌いがあるのですよね。


2013年10月7日(月曜日)
 日本航空がエアバスA350を導入!とニュースが駆け巡った月曜日。
 何分JALはこれまでエアバス機を導入したことがなく(JALに吸收されたJASは使ってましたが)、また、初飛行こそ終えているものの運用実績のないA350の導入ということもあって、大きな話題となりました。
 A350はボーイングのB787対抗馬としてA330の改造機として計画が走りだしたのですが、新機軸満載の787に対して訴求力に欠け、あれやこれやと計画をいじり倒している間に胴体再設計という事になってしまい、ほぼ完全な新造機になってしまったという経緯を持ちます。
 ご存知の通り、旅客機においては胴体断面の設計が最大の制約条件で、これが同一の機体は、例えばボーイングのB707/727/737などは、同一設計の派生機と看做されます。逆を言えば、胴体を設計し直せば、それはもう別の機体です。エアバスといえばA300以来222インチ(5.64m)の真円断面で知られていますが、A350では新設計のダブルバブル(卵)型断面を採用しました。これによって、胴体下半分(貨物室等)を絞りつつ、上半分(客室)を広げることに成功しています。
 普通これだけ設計を変更すると、商機に間に合わなくなるものですが、何しろB787が遅れまくった上にリチウムイオン電池のトラブルなどで足踏みしている間に追いついてしまいました。
 全体としてみると、B787よりやや大きく、B777よりやや小さい、といった大きさなのですが、これはもしかしてB777の置き換えになるんですかね?

2013年10月8日(火曜日)
 NHKから「大人の学力の調査で日本首位」という報道があり、どんな調査だったのか?と国立教育政策研究所のサイトへ行って要約を眺めてみる。
 標本抽出の段階で日本在住の外国人が除かれているのは大丈夫かと思わなくもないけれど、ともあれ、「読解力」「数的思考力」「ITを利用した問題解決能力」の三項目について調査が行われた、と。
 結果を見る限り、日本の「読解力」「数的思考力」についての特徴は、平均点が高いことと同時に、得点の幅が小さい、つまり標準偏差が小さいことです。とりわけ、低得点者の少なさは誇って良いのではないかと思います。
 ただ、「ITを利用した問題解決能力」については、OECD諸国の平均程度で、特に「ICTコア(コンピュータの導入試験)」での不合格者が最多という結果です。逆にレベル2、3の平均得点は有意に高いため、IT技能については分断が進んでいる可能性が指摘できるかと思います。
 学歴ミスマッチの問題は、日本の労働市場に於いて提供される学力程には、要求される学力が高くないというわけで、根本的には労働市場の開放くらいしか是正方法がないわけですが、それが良い結果を生むわけでなし、と言ったところですか。要するに低学力の低廉労働力を導入して、高学力者の失業率を上げるわけですから。(理論的には、その分は国外へ出稼ぎに行け、ということになるのですが)
 喜ぶべき点もあれば、問題点もある調査でしたね。

2013年10月9日(水曜日)
 「ペルシャ湾岸諸国、外国人観光客に対し同性愛者医療テスト実施へ」とか、なんとか。
 まあ、あの辺の国では同性愛者は絞首刑だったりすることもあるので、うっかり入国すると命に関わるのは確かなんですが、これは親切と見るべきなんですかねぇ?
 日本では同性愛等の性的マイノリティーに対する法規制は一汎に存在しないため、それ自体が罪に問われることはありません。(相手が性的同意年齢に達していれば)
 こういう国に暮らしていると、性的嗜好を法で取り締まる法益ってなんだろう?とか疑問に思うわけですが、文化的問題も絡みますのでねぇ……。せめて日本は今のままであって欲しいです。

 自衛隊が開発中の機動戦闘車(MCV:Maneuver Combat Vehicle)を公開。

 見るからに和製チェンタウロなわけですが、動画の最後にスラローム射撃のシーンがあったりと、日本ならではの制御の妙を見せてくれています。アクティブサスなんかのう。
 見た目から誤解を受け易いのですが、これは戦車(主力戦車)ではありません。あくまで、敵の装甲車輛や装甲戦鬪車輛、うまく行けば軽戦車/空挺戦車クラスまでを叩くための戦鬪車輛で、装軌車にはない機動性を持ち味にしています。
 日本のような整備された道路網を持つ国では、装輪車輛の機動性による利点が、装軌車輛の走破性による利点を上回ることがあるため、このような兵器が開発されます。勿論、道路網がそもそも整備されていない国では、悪路走破性に劣ることから、十全に力を発揮できないことが予想されます。
 26tと軽量な車体による輸送性の高さは、防御力と引き換えに得たもので、主力戦車と渡り合えるものではありません。間違ってもこの車両を戦車の定数に計上することは避けねばなりません。
 装甲車輛の増大に伴って必要となった新種の兵器だと思うので、定数外で配備したいものです。


2013年10月10日(木曜日)
 米国の政府閉鎖も二週目に入り、ようやく大統領と下院議長が電話で会談したとかいう微笑ましい話題を聞くにつけ、無人島メソッドを適用したらどうかと太平洋の彼方から思う日々なわけですが、AFPの「米政府閉鎖で国民うんざり、生活の至る所に影響」という記事を見ると、あまり洒落にならない事態も起きている模様。
食品検査当局や疾病対策当局の職員らが一時帰休に入る中、サルモネラ菌の大規模な感染も発生した。
 それはかなり拙いんじゃねぇの?
 それにしても、記事には以下の様な実に前向きな言及もあり、さすが米国であると称賛の念を隠すこと能わざる次第であります。
シュミット氏によると、米国民は一般的に、連邦政府が自分たちの生活に与えている影響や、どれほど効率的に機能しているかを認識していないという。「最終的に、自分たちが払う金への対価を多く受け取っているという事実に、より多くの人々が気付くことになるだろう」と同氏は述べた。
 そのうち連邦政府が機能しないのなら俺達で自治をすれば良い、と主張して銃を持って立ち上がる人々が現れるのではないかと期待で胸が膨らんで破裂しそうです。

 独裁者がいなくなったリビアでは、皆が民主的(しあわせ)に暮らしているらしいのですが、今日もかつては存在しなかった自由を謳歌するできごとがあったようです。

 現在のリビアでは武装の自由や拉致監禁の自由、鬪争の自由などの各種権利が自由に行使できるようであります。
 どれもこれも独裁者の圧政下では、独裁者が独占し、一般市民には認めれていなかったことですから、きっとリビア市民は今頃自由の価値を嚙み締めているのではないかと推測されるところであります。

2013年10月11日(金曜日)
 下村博文文部科学大臣については、就任前からナノ銀で放射能除去だとか、伝統的子育てで発達障害を予防とか、明らかに駄目だろこの人というレベルの知性を振りまいておりましたが、教育再生実行会議の有識者としてイオンド大学名誉教授を擁していたと話題に。
 ご存知の方も少なく無いと思うのですが、イオンド大学といえば有名なディプロマ・ミルでして、自称大学ですが実体は“学位”と称する無体物を金で売っている団体です。
 以前の仕事で関係しましたが、お金はあるけど学歴はない、社会的地位の高めの人に金で学位を売る商売ですねー。まあ、学歴にコンプレックスのある人がよく引っかかるんですよー。
 で、そんなところの名誉教授様が教育再生実行会議に名を連ねるというのは、一体何の冗談でしょうかねぇ……。
 再生する前に崩壊してしまうわ。

2013年10月12日(土曜日)
 「朝日新聞北海道報道センターさん、バードストライクを学ぶ」という呆れたお話。
 バードストライクで落ちた旅客機なんて枚挙に暇がないだろうに……。
 この中の人は素直に誤りを認めているようで、ある程度鎮火に成功していますが、気になるのは校閲はきちんとこの辺をフォローしてるのかなぁ、ってとこ。
 記者にだって得手不得手がありますから、全員が航空機事故に詳しくなくても仕方ないわけです。だから、中には変な記事を書いてしまう記者も出るでしょう。しかし、それを紙面に載せる前の段階で食い止めるのが校閲部の仕事です。
 実際に記事を書くわけではないので、新聞社の中では日陰者の仕事なのですが、誤報や頓珍漢な記事が世に出回るのを防ぐ、言ってしまえば品質管理部でありまして、本来極めて重要です。
 しかし、これが機能していないんじゃないかと疑われる新聞がちらほら見受けられるんですよね……。

2013年10月13日(日曜日)
 米ローレンス・リバモア国立研究所核融合の自己加熱燃焼を確認、と核融合における一つのマイルストーンを突破した、というニュースが飛び込んでまいりました。
 投入エネルギーよりも大きな放出エネルギーが得られることが、核融合発電実現のための第一歩ですからね。
 もちろん、先はまだまだ長いわけですが次世代のエネルギーのための一歩を踏み出せたことを、今は喜びたいと思います。
 ただ、公式のプレスリリースは、例の政府閉鎖の関係出てないそうですが……。

2013年10月14日(月曜日)
 昨日、19〜21時の時間指定の荷物を受け取るために、18時45分頃に帰宅したんですよ。そしたら、不在票がすでに入っていたんです。
 お前のことだ、佐川急便
 不在票によれば、18時24分頃に届けに来たらしい。
 一体、佐川急便にとって時間指定とは一体何なのか。それともグローバルスタンダードに合わせる方針だったりするのだろうか。FedExとかDHLとかのレベルのサービスを享受できるというのであれば、嬉しさの余りヤマト運輸に魂を売りかねないな。
 今日の再配達は指定通りに持ってきましたけどね。

2013年10月15日(火曜日)
 先日「エンジン部品英艦提供を政府容認 川崎重工製、禁輸三原則抵触せずという記事があって、過去にも例があることだよね、となんで今更記事になったのかよく分らなかったのですが、今日になって琉球新報が「英艦に部品供与 禁輸政策の形骸化許されぬ」と社説にまで採り上げていました。まあ、琉球新報はオツムの出来がかなり残念な新聞なので、因果関係も理解できないようですが……。
 武器輸出原則に見直しの機運が出てきていることの一因は、その原則が既に技術的・経済的に形骸化しているからであって、政策レベルで形骸化を志向しているからではありません。
 かつてのように軍需品と民生品が明確に区別できていた時代は遠く過ぎ去ってしまって、現在では軍用・民生ともに同一の技術・同一の部品を使用していることは珍しくなくなってしまいました。これが武器禁輸を形骸化ならしめている原因であって、政治的な決定が原則を搖るがせているのではありません。
 今回の件について言えば、そもそも英ロールス・ロイス社が開発したジェットエンジンは確かに軍用でしたが、これが発展し、ガスタービンエンジンとなる過程で、軍用から民用に用途が広がっています。川崎重工がRRからライセンスを受けて生産しているエンジンもまた同じです。軍用にも民用にも、同じものが広く使われています。コモディティ化した、と言えるわけです。今回は、本社RR社では製造中止となった部品を川崎重工がまだ製造していたため、川崎重工への発注が来たものです。
 このような状況下においては、軍用と民用を敢えて区別する理由は、哲学的・思想的な意味しか存在せず、概ね無価値です。軍に直接降ろすのが不可だというなら、民間企業を迂回すれば良いという話になってしまい、中間業者がマージンを取って利益を上げることを是とする、位の意味しかありません。
 勿論、琉球新報がその様な立場である可能性を私は否定しませんし、それならそれで一つの見識であろうかと思いますが、賛同は致しかねるところです。英国民からしてみれば、税金の無駄遣いをさせられた、と感じるでしょうしね。
 もしも琉球新報が哲学に拘っているのであれば、彼らは軍に民生品を売っているあらゆる日本企業を指弾すべきです。トヨタ・ハイラックスが様々な国の軍やゲリラで愛用されていることは周知の事実ですから、琉球新報はトヨタを批難して然るべき、という事になります。
 ちなみに、過去には、川崎重工がライセンス生産していたバートル社のV-107(米軍制式名CH-46)についても、同様にしてバートル社で製造中止になった部品を川崎重工が製造し、運用母体に売っていたことがあるので、琉球新報のご意見は非常に今更感が漂いますな。

2013年10月16日(水曜日)
 関東を襲うものとしては十年に一度という規模、という触れ込みの颱風26号が猛威を振るい、午前半休を取った水曜日。
 伊豆大島では大規模な土砂災害で死者行方不明者多数。

 「中国高官、尖閣問題で極秘訪日 政府関係者と非公式協議とか。
 こういうリークがあったということは、成果はなかったけれども感触は悪くなかったってことかな? 少なくとも中国側でこれが問題視される状況ではない、ってことなんだろうけど。
 どれだけ対立する問題があっても、完全に窓口を遮断してしまえば、最期に残るのは実力行使だけです。対話の窓口だけは開けてないとだめですよね。
 ただまあ、どこらへんに落とし所を持っていくか、中国側が折れないと先に進まないのがねぇ。


2013年10月17日(木曜日)
 自宅のポストに不発弾処理のお知らせが入ってた……。
 11月17日に不発弾処理をするので警戒区域が設定されて電車も止まるとか……。
 見つかったのは高射砲弾だったっけ?

 昨日の報道について「中国高官の極秘訪日はウソ、日本側のあおり=中国報道」だそうな。微妙な言い回しだねぇ。
 まあ、内国的にそうです、とは言えない立場ってのはあるだろうけど。
 しかし、こんな国相手にまともな外交って成り立つのかね?


2013年10月18日(金曜日)
 知らなかったのですが、Windows 8.1の販売開始とやらで、秋葉原で深夜イベントをやっていたらしい。
 8.1かぁ……。結局8使わないうちに次のバージョン出てしまったな。
 とは言え、Windows XPを7に移行する作業とかがまだあったりして、7の次がどうなるやらといった状態なので、7の次のことなんかは当分先だろうなー。
 でも游明朝体/游ゴシック体が標準でつくらしいので、フォントは欲しいよなぁとか思っている。

2013年10月19日(土曜日)
 池袋にある、造幣局東京支局の『造幣東京フェア2013「秘められた貨幣製造技術」』へ行ってくる。
 大阪の本局が通常貨幣を製造しているのに対して、東京の支局は記念硬貨や勳章などの製造を行っていて、規模は小さいながらも精密な仕事をしているそうな。
 バイカラー・クラッド貨幣やら彩色貨幣やら、知らんうちにまた隨分と貨幣製造技術は向上しとるもんだな……。
 IDでも刻めそうな勢いだったが、RFIDは金属だから難しいか……?(インメタルRFIDとかあるけど)
2013年10月20日(日曜日)
 もじもじカフェ第40回「新聞校閲という仕事」に参加。
 いつも思うんだけどこの集まり、専門家と市民の気楽な交流、と謳っている割には業界人が多くて、今回も新聞校閲をやっていたという方が何人も参加されているとか、中身が濃密である。実に宜しからんや(まて)。

2013年10月21日(月曜日)
 靖国神社の秋季例大祭に首相は参拝せず、真榊の奉納に留めた訳ですが、それに対して韓国の外交通商部報道官が「安倍首相が配慮したという見方には同意できず」と言ったとか
 うーん。
 こういう言い方しちゃうと、日本側は「じゃあ次はもう配慮しないわ」という話になってしまうわけですが。
 韓国側はこのような不満を表明することによって何を得られると考えているのかが、極めて心配です。実際には“それ”は得られない方向に事態を動かしているように見えます。
 このような外交上の事例は過去に例が沢山ありますが、大抵の場合は「自分たちが想像した相手国」と「実際の相手国」の間の齟齬が大きくなり過ぎていることが原因の一端です。つまり「こうすれば相手はこう反応するだろう」という読み合いが外交には必要になるのですが、この想定がズレてしまっている場合です。
 どこかの段階で誤りに気づけば良いのですが、どういうわけか、修正できずに突っ走ってしまうこともあるんですよね、歴史的には。
 まあ、大体は非常に不幸な結末を迎えることになるのですが……。
 だからこそ、話し合いは大切なんですよね。間違っても相手を排除してはいけないのです。

2013年10月22日(火曜日)
 17日に第一報があった、ぴあによるムック刷り部数過少報告事案ですが、内部告発によるものだったそうで。
 COO(最高執行責任者)は事情を承知だった、と。故にCOO解任、か。
 かつては「著者検印」と言って、一冊一冊奧付に印を捺し(もしくは検印紙を貼付し)、著者が刷り部数が正しいことを確認していたのですが、事務の向上等に伴って検印廃止が当たり前になっています。それだけ著者と出版者・印刷所との信頼関係が成立していたということなのですが、本件はそれに罅を入れたという点で、大きな事件だったと言えるかもしれません。
 しかし10万部に検印を捺すのは流石に非現実的です。信頼関係を保ちつつ、検証可能な方法が望ましいところですね。
 ……それなんてトレーサビリティ?

2013年10月23日(水曜日)
 日本時間で今日未明に、Appleの新製品発表があったらしいんですが、それに関して「新Mac Proの最高構成は調達上スパコンになる」という笑っていいのか考え込むべきなのか悩むネタが流れてきた。
 2008年基準で1.5TFLOPSをスパコンと看做すことに一定の合理性はあると思うわけですが、2013年まで放置されていることについては行政の怠慢を指摘せざるを得ないでしょう。
 というか、なぜ放置されている?

2013年10月24日(木曜日)
 ヤマハから合体する自転車とかいうネタが……。
 都内では自転車にリヤカー(?)を付けた配送業者さんを見ることも多いのですが、色々と問題もないでもないです。一番の問題は歩道を走ることでしょうが……。
 専用自転車とともに、走行ルールの徹底が望まれるところですね。

2013年10月25日(金曜日)
 朝から傘がぎりぎり必要になりそうな、細かい雨。
 颱風27号が近づいてきているせいで雨だったんだけど、結局夕刻まで微妙な降り方だった。

 最近UTF-8のファイルを扱うことが多くなって、Windowsのコマンド・プロンプトでもUTF-8(CP65001)を使いたいことが出てきた。
 しかし、普通に「chcp 65001」とかやっちゃうと、大変残念なことになってしまう。ちなみに元に戻すのも大変になるのでやらないことをお勧め。
 で、コマンド・プロンプトへのショートカットファイル(.lnk)をバイナリ編集したり、レジストリをいじったりして、cp65001で起動しつつ、日本語標準のMSゴシックのビットマップフォントを表示するところまでは来たのだが……カーソル位置が文字幅を見てくれないので、和文が交じるとカーソル位置がずれる……。
 やっぱりちゃんとしたシェルを導入したほうが良いのかのう?


2013年10月26日(土曜日)
 なんと、家のCATVチューナ兼Blu-rayレコーダはhttpでアクセスして録画番組名を変更したりできたのか……。
 あー、でも思ったより使いにくいな、これ。

 日本シリーズ第一戦は巨人の先勝で終わる。
 が、なんというか、9安打を放って無得点だったイーグルスに対して4安打で2点という感じでは、運がないと勝ち続けられなさそうな感じ。


2013年10月27日(日曜日)
 日本シリーズ第二戦。もう田中将大を攻略できる感じじゃなかったのに守備にエラーが出たり誤審食らったりして2-1で惜敗。返す返すも、あの二点目となった七回裏の二塁内野安打(一塁塁審の誤審)が悔やまれる。
 その次の回の村田の落球からの挟殺プレーを失敗したりとか見てて辛かった。
 良いプレーもあったんだけどね。澤村が牽制で一塁ランナーを刺したり。
 さて、明日は移動日。気持ちを切り替えて東京ドームでDHのない試合を楽しみましょう。

2013年10月28日(月曜日)
 仕事帰りに東急ハンズに寄ってマッキーを買ったわけだが、数年前から「つめ替えタイプ」が売られていて、一本か二本買った憶えがあるのだが、インクカートリッジを買った憶えがない……。
 書けなくなると、ついつい、新しいペンを丸ごと買ってしまう。
 ボールペンの替芯は良く買うんだけど、この違いはどこに由来するのだろうか。

2013年10月29日(火曜日)
 なんか中国の天安門広場で28日、自動車が歩道に突っ込んで炎上。死傷者が出たとか報じられていた
 最初はテロか、事故か?って感じだったんだけど、すぐに微博(中国版twitter)で写真等が削除されている、NHK Worldが遮断された、などと報道管制具合まで報じられて、更にはウイグル族が関与、という情報が香港経由で流れてきた。
 となると政治的テロですかねぇ……。
 これまでも新疆ウイグル自治区内で暴動が起きていると、報道管制の網を潜って密やかに漏れ伝わるところだったのですが、いよいよ物理的封じ込めが崩壊しつつあるかと思うと、色々と冷や汗が出ますね。
 日本にとっても、決して小さい問題じゃないですよ。

2013年10月30日(水曜日)
 神は死んだ

 Gigazineに「中国から輸入したアイロンに無線LAN経由でスパム攻撃をするチップが発見される」なんてエントリがあったんだけど、本当かね。なんというか、スパイ映画もどきというか、何が目的なのかよく分からん。
 ハードウェアを仕込むのって控え目に言っても手間がかかりますから、何らかの利益がなければそんな費用のかかることはしないと思うのですがね。
 特定個人を狙った盗聴器とかいうなら分からなくもないですが、不特定多数を狙った無線LANスパマ?なんて、費用対效果が最悪に近いと思うわけだけど。


2013年10月31日(木曜日)
 なんかGoogleが洋上データセンタを建造しているとかいう怪しげなニュースが飛び交っていて、実に心躍りますね。
 海の上にデータセンタを持って行く理由は全く分かりませんが、浪漫はあります。それが全てかもしれませんが、夏場は極圏へ行けば冷却が楽になるとかあるかも知れません。しかし、動力(発電機)の燃料が必要でしょうから、定期的に港に入らなければならず、遠出は難しいかもしれません。
 そういう時はロシアから無限の発電機を導入すると良いでしょう。推進器も電動にすれば、燃料の不安なく、公海上を永遠に彷徨っていられます。
 そしてそのまま公海上に出て独立宣言など、漫画みたいなことをやってほしいものです(笑)。