Tokyo Geo-Site Project 3
地底現場応援団
応援記

その2


日比谷共同溝口

 ここが、あの巨大なシールドマシンが鎮座ましましていた地下40m。
 この穴が、つまり、あのシールドマシンが掘進していった跡ということになります。トンネル右に見えるのは、資材運搬車用のレール。


トンネル内ヤード1

 積み上げられているコンクリの板は、壁面を構成するセグメントブロック。A、B、Kの3タイプがあり、A4枚、B2枚、K1枚の計7枚で壁面一周分となる。一枚3tくらいあるらしい。


トンネル内ヤード2

 台車に積まれたセグメントブロック。断面には、セグメントの連結用のジョイントが付いている。このジョイントで組合わせていく。
 進行方向側の断面に付いている穴には、ピンをぶち込んで連結していく。ピンは写真右下の箱に入っている真鍮製のモノがそれ。


セグメント連結用のピン

 上で説明した、セグメントを進行方向に連結するピン。こっちは雄で、雌に突っ込まれると噛み合わさって拔けなくなる。つまり、これ、一回連結しちゃうと外れないらしい。間違って組んでしまうと、セグメントを破壊するしかなくなると言っていた。
 ボルトで絞めるタイプのセグメントもあるのだが(赤坂共同溝ではそっちが使われていた)、セグメントにボルトを止めるための穴が必要になり、平滑化を後で要求された時にはボルト穴を埋めなければならなかったり、外気に触れるため腐蝕の問題があったりして、こちらの方が良いようなことを言っていた。


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