高エネ研吶喊レポート

その5


リニアコライダー

円形加速器の限界(曲線部でエネルギーの一部が光になって放出されるため、加速に限界がある)を突破すべく「次の時代は直線加速器」と強く主張するJLC計画。アッセンブリーホールにあった、その実験直線加速器。長さ120メートル。
パンフレットによると、全長28キロメートルの直線加速器を作りたいらしい。「一体どこにつくるんですか?」と質問したら、苦笑いが返ってきた(そりゃそーだろー)
中央に写っているのは松沢くん。(なんかいい加減鬱陶しいな……)


ダンピングリング

同じくJLC計画の開発の一部。
写真にはきちんと映ってないが、このアッセンブリホールには、そこかしこに丁度煉瓦大の金属ブロックが積み上げてあり、最初「なんだろう?」とか思っていたのだが、途中気がついた。
小熊「これ、遮蔽物じゃないか?」
松沢「そうですか?」
小熊「だってほら、チャンバーに沿って置いてあるじゃん」
松沢「なんかヤだなー」
小熊(案内員を見つけて)「すいません。さっきからこのブロック気になってるんですけど」
案内員「遮蔽物です」
小熊&松沢「げー」



SKS

えーと、私は詳しくないんですが、中間子を分析する時に使う超伝導磁石です。ちなみに見えている所が射ち込み口です。左の方から打ち込まれるわけですが、中間子を生み出すための陽子は、前記の四段加速された陽子なんです。
見た目では判りませんが、とてつもなくデカいシロモノです。


スーパーカミオカンデへの道(その1)

四段加速から北カウンターホールへ導かれた陽子は、さらにこのニュートリノビームラインへと導かれます。
トンネルが下り坂になっているのは、地球が丸いからです!


スーパーカミオカンデへの道(その2)

約300メートルのトンネルの行きついたさきに、崩壊領域と名付けられた200メートル弱のトンネルがあります。ここがニュートリノの発生装置です。
言うまでもありませんが、ニュートリノ自体を加速することはできないので(観察するのも大変なんだから!)、存分に加速した陽子を使って、ここでニュートリノを発生させるのです。


スーパーカミオカンデへの道(その3)

崩壊領域を写す。
一番奥に明りが灯っているが、実は端の壁に、一枚の紙が張ってあるのだ。
その紙には「神岡町はこちら。250km」なんて書いてあった。なかなかいい趣味してるじゃん。



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