夜間飛行百景
〜サンプル盤はかくして配られた〜
Open: June. 16th, 2004
Last Modified: June. 1st, 2005
- 12月6日
- 言い出した日。
そろそろ年の瀬も押し迫ってきましたが、年末といえば、参加者30万超という超ビッグイベント「冬コミ」がやってきます。くれよんファクトリーの掲示板でも何人か参加されると言っておりますが、ネットで調べてみると他にも「クレヨン社が好き!」と言っているサークルさんがあるようです。
そこで販促アイデアなのですが、そう言ったサークルさんたちにチラシやプロモ盤などの配布を行ってみてはどうでしょうか。
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メールログによると、この時点で私は、せいぜい20部などと、最終的な数字から言えば大甘なことを言っている。
- 12月13日
- OKの返事が来た。
- 12月14日
- クレスポ第三号で公開。
ちなみに冬コミ(コミックマーケット65)は12月28、29、30日。既に二週間前。
- 12月15日
- 詳細が大体詰まる。
リーフレット形式にして、リーフレットのデザインは小熊がやる。CDも小熊が焼く。封入も小熊がやる……と、とにかく全部やることに決定(笑)。当然のようにデザイン作業に入る。
大体の材料も見当をつける。
- 12月19日
- リーフレットの試作デザインが出来上がったので、見てもらう。自宅にあるありあわせの材料で作ったが、概ねOK。
本格的に材料を買い込みに走る。
余談ながら、この時の試作品は、実際に配ったものとやや色合いが異なり、内側の歌詞が正しくない、などの違いがある。入っていたCD-Rはダミー。
- 12月20日
- 最初の予約(?)が入る。
- 12月22日
- 配布協力者が名乗り出てきた、との連絡が入る。この時点で20部では足りないことは明らかだったので、50部作ることにした。
- 12月23日
- 歌詞カードとマスターCDが届く。CD焼きに入る。
部数が配布用60部、郵送用40で100部になる。
- 12月25日
- 三日目(30日)に配布してくれるサークルさんが名乗り出る。部数が配布用100部、郵送用50になる。
刷りっぱなし。[プリンタ大活躍]
焼きっぱなし。[CD焼きマシン][CD焼いてます]
- 12月26日
- クレスポ第四号で増刷の件が報じられる。
初期ロットを配布協力サークルさんに渡す。これが初版バージョン。
- 12月27日
- さらに配布協力サークルさんが増える。部数も増える。
この頃、毎日のようにCD-R、それも50枚入りケースを購入していたのだが、店の人はどう思っていたのだろうか。
この頃作っていたのが第2版。
- 12月28日
- コミケ初日。
「パレード旅団」での配布はいい感じだったらしい。というか、このリーフレットのために生まれて初めてコミケに来られたなんて方がおられたらしい……。
- 12月29日
- コミケ二日目。
うちのサークルでの配布は、昨日のペースを上回っていたようで、午後早々に品切れになってしまう。
これは翌日ヤバいかもしれない……と不安を抱く。
夜なべして増刷。ここで作っていたのが第3版。
- 12月30日
- コミケ三日目。
郵送用に取っといてあったストックまで全部持ち出して、配布サークルさんに分配して置いてもらう。足りないより余る方がいい筈だ、と。
当然、コミケ終了後、自宅で再びリーフレットセットの製造作業に入ることになった。
Crayon Factory-BBSでの森野一角さんの指摘にしたがって、一部手直しした第4版(最終版)になる。
- 12月31日
- 大晦日だが、この日、郵送希望の方々に第一陣を発送する。
ちなみに20部というツワモノがおられた。
- 1月
- メールでの郵送受け付けが順調に伸びる。
イベントでの配布も続く。
翌月の「鶴亀雑貨」の増刷があり、月末の段階で300部を超える。
- 2月
- 伸びは鈍化するが、それでも郵送希望はちらほら入ってくる。
柳沼さんや加藤さんの手に、この頃ようやくリーフレットが渡る。それまで渡してなかったんかい……。
- 3月
- 製造部数350部突破。もうこの辺で配布部数は怪しくなっている。
- 4月
- 製造部数400部突破。
いい加減どこかで配布を終了させないとマズいだろうと思いつつも、それでもちらほら舞い込む郵送希望に、なかなか踏ん切りがつかない。
- 5月
- いよいよJASRACへの登録が近付いてきたとかで、漸く配布終了ということになる。
50枚入りのケースがこんな感じに……(笑)。