1998年の10月17日、渋谷Egg-manで行われたクレヨン社ライブのレポートです。
颱風10号の近付く生憎のお天気で、しとしとと降りつむ雨の中、行列は前回より少な目。柳沼さんも不安だったらしく、少し前に上のコンビニに行ったら、お客さんが少なくて不安だったとか。でも、最終的には前回と同じくらい入ってました。固定客ってこういうのを言うんでしょうかねぇ。
今回はチケットのナンバーが60番と結構前の方だったので、ちゃんと座って聞くことが出来ました。
ここで、柳沼さんが春の終わりから体調を崩してしまい、夏のライブを飛ばしてしまい、それでもファンが付いて来てくれて有り難いというお話しがありました。その程度で見放したりしませんって(苦笑)。
で、40度の熱を出してしまったときに役に立ったのが「冷えぴたシート」「熱さまシート」であったそうで。特にどっちかのお徳用が使い心地が良かったと力説しておられました。
柳沼さんが病気で苦しんでいた夏に、加藤さんが歌手デビューを果たす、話。デビュー曲、宮川村音頭。村おこしのための村民歌を作ったら好評で、そのまま音頭も作ったら、仮歌で入れておいた加藤さんの声が気に入られて、そのまま「センセイにお願いします」とか言われてそのまま決まっていた演歌歌手をキャンセルしてレコーディングに。「悪い気しないですね」(加藤氏談)「フトドキな話ですね」(柳沼女史談)。
11月7日8日に三重県宮川村で、櫓の上で歌うんだとか。舞台衣装として着流しを作るんだとか言ってました。
メンバー紹介がここでありました。
ここでダイエットの話。寝込んでいるあいだに5キロも体重が増えてしまった柳沼さん、頑張ってライブまでに2.5キロ落としたとか。食事日記をつけないと、必ず太ってしまう。ダイエットをする時は、必ず食事日記をつけようという話。
それと、ダイエットするとカルシウムが不足気味になるから注意しましょうという話が。
ここでメンバー追加。第二部へ移行です。
夏、柳沼さんの中学時代の同窓会があったとか。残念ながら出席できなかったけど、写真を貰ったとか。思い起こすと、小学中学とほとんど男の子と口をきかなくて、高校も女子校だったので、あまり男の人と喋らなかった。この年になっててらいなく話せるようになったとか。
クラス会には行きましょう、というお話。
途中、加藤さんがシンセの音色を切り替え忘れたそうな。全然気づかんかった。なんか加藤さんが焦っていたのは見えたけど。
柳沼さん、スリを目撃するの巻。リハーサルの帰り、埼京線で帽子を目深に被ったおばあさんを発見。一番ぎゅうぎゅう詰めの時に乗ってきて、ちゃらちゃらしたお姉さんの側にぴたっとついた。しばしして、お姉さんがばっぐをぐいっと引いた瞬間、電車が急ブレーキをかけ、おばあさんとお姉さんの間に空白が。その空白には、背中ごしに回されたおばあさんの手! 集まる注目! 良く見るとおばあさんは男だった! 女装のスリだった。池袋についたとたん、老人とは思えないダッシュで逃げて行ったそうです。
ショルダーバッグなどは自分でしっかり管理して、「罪人を作らない努力をする」。
柳沼さんがOLの頃、鞄のデザイナをしていた頃、世界に一つしかない試作品の鞄を切られて中身をすられたことがある。ここで教訓。「ショルダーバッグは手提げにした方が安全!」。
柳沼さんは若い頃、満員電車でスカートも切られたそうです。ところが会社にいつも奇抜な格好をして行っていたものだから、誰もスカートを切られたのに気づかなかった。ここで教訓。「いつもから奇抜な格好をしていれば恥をかかない」(そんなんアリか?)。
フードつきのコートを着ている人はゴミを入れられるから注意、との話も。「ゴミ被りましたからね」(柳沼女史・談)。
動物好きの加藤さんの動物談義、荒川で釣ってきた鯉を飼うの巻。
魚を捌くのが上手くて、釣った魚は食べる主義の加藤さん、食べようと思って荒川で鯉を釣ってきた。鯉や鮒は泥を持っているので、泥を吐かせようと思って浴槽に水を張って、一週間くらいすればいいかなとか思っていたそうな。ところが心配になって、蓋を一日30回も開けて見る。
そのうち餌をやるようになって、そうすると可愛くなっちゃって、食べようか飼おうか迷っていたある日。出かけて帰ってくると、鯉が跳ねて浴槽から飛び出していた。当然、瀕死。慌てて加藤さんは鯉を浴槽に戻して空気入れで空気を送り続けた。そして、元気になった鯉を次の朝迷わず荒川に帰したそうである。
教訓。「釣った魚に餌やるな」。
加藤さんの動物談義その2。鴨を絞めるの巻。
薫製を作るのも得意な加藤さん、鴨の薫製を作ろうとして近くにたむろしている鴨を捕まえようと画策した。近くの小学校が鴨を餌付けしていたため、鴨は警戒感が薄くなっていた。朝早くに餌と鯉を掬う網をもって出かけて行った。
すると思いのほか簡単に網に掛かってしまった。「疑うことを知らない鴨だったんですね」(柳沼女史・談)。持ち帰って鯉の二の舞になることを恐れた加藤さんは、心を鬼にして、その場で鴨を絞めることにする。そしていざ絞めようとしたら、鴨と目が合ってしまった。「鴨ってのは白目がないんですよ。そのつぶらな瞳でこう僕を見るんですよ」(加藤氏・談)。目が合ってしまった加藤さん、「ごめんよ、さよなら」と手を放してしまったそうです。
教訓。「鴨は目を見ずに絞めろ」