底の底の記憶
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寒村の第廿霰弾

Caution!
このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、この日記を発見することができた人へのご褒美として書かれています。もしかしたらTRONプロジェクトに関り合いがあるようなないようなことが書かれているように見えることがあるかもしれませんが、もちろんそれは全て錯覚です。
当然、坂村健先生及びTRONプロジェクトやYRPユビキタス・ネットワーキング研究所などとはまったく関係がありません。
よって、非論理的な方や妄想癖のある方、事実とフィクションの区別がつかない方、勝手な拡大解釈が得意な方は読まない方が身のためです。
これは、底の底でまだ底で墓穴を掘る、ある歴史学徒の哀しいまでの奮鬪努力の記録であります。


2011年6月17日(金曜日)
 表連動
 まあ、老朽化によって事故が起きて日本のせいにされるくらいなら、自分たちで建て替えた後に事故った方がマシだろう。

2011年6月10日(金曜日)
 表連動
 人間、同じような状況に置かれたら、同じような行動を取る。
 「歴史は繰り返す」と言われる所以。
 だから私達は最善を尽くして、同じような状況に陥らないようにしないといけない。

2011年5月26日(木曜日)
 表連動
 天然に湧き出している石油の利用については日本でも歴史は長く、日本書紀に越国から天智天皇に燃水の献上があったと記録が残っているくらいです。
 越後の油田の本格的な採掘が行われるようになったのは近代以降ですが、江戸時代にも臭水として燃料として使用されていたようです。
 考古学的には、繩紋土器に瀝青(天然アスファルト)を使用した事例が出土しています。
 このように、日本であっても天然資源としての石油との付き合いは長いわけです。
 ところでどうでも良い話ですが、天智天皇への献上があったのは現在の新潟県黒川村なのですが、ここ、実は小熊姓の本貫地であったりします。

2011年5月22日(日曜日)
 表連動
 しかし実際のCPUに非依存な中間言語環境で、なんでリトル・エンディアンを採用したのか良く分からない。>CLI
 このご時世なんだから、ネットワーク・バイトオーダー(=ビッグ・エンディアン)にしとけば良かったろうに。

2011年5月19日(木曜日)
 表連動
 現代、クラシックカーと呼ばれる車は、なにせ一台一台運転方法が違いますので、現代の運転免許では現実問題として運転できません。更に遡ると、運転士の他に機関士が乗り込んでいた時代があり、その当時の文献には「将来自動車は一人で運転ができるようになるだろうか?」とか書いてあったりします。
 歴史って本当に面白いですね。

2011年5月7日(土曜日)
 表連動
 中選挙区制だと一つの選挙区の定員が3〜5人となって、第一党が過半数を獲るためには必ず複数人候補を立てる必要が生じる。ここで難しいのは、投票そのものは党への投票ではなく、候補者個人への投票となることで、二人の候補者のうちどちらかが絶対優位であっても、もう一人が受かるとは限らないこと。時には同一党候補同士で票を喰い合うケースが生じる。
 かくして中選挙区制度では党の政策より候補者個人の政治力が強く選挙に影響する傾向が強かった。
 ちなみに私の故郷ではかつて、自民の大物議員が亡くなった際、息子と秘書がそれぞれ後継を自認して立候補し、自民・自民・社会の3分配だった所に自民候補が3人となり、自民新人二人のそれはもう壮絶な選挙戦が繰り広げられた。
 なお、現地住人ですら今も口を噤むような地域社会を二分した醜い戦いが繰り広げられた結果、新人は二人とも受かるという結末になった。

2011年5月1日(日曜日)
 表連動
 「自分が東電社員だったとして、どの程度が受忍限界か?」という想定を行わずに、何でもかんでも東電を叩いている人を見ると、もし自分が責められる側に回ったときにどうするんだろう?と思わずにはいられない。
 いわゆる「イジメの構図」なんだろうけど、自分がやられたら困るようなことを他人に対して無分別に行える思慮の無さ、ってのは、人類の宿跡は言え、見苦しいものだね。

2011年4月24日(日曜日)
 危惧していたとおりか。>画伯
2011年4月13日(水曜日)
 またAppleか……いい加減にしてくれ。
2011年4月11日(月曜日)
 おや意外。石原慎太郎の得票率が50%に届いていなかった。
届出順 候補者名 党派名 得票数 得票率
1 谷山 ゆうじろう 無所属 10,300 0.17%
2 ふるかわ 圭吾 無所属 6,389 0.11%
3 わたなべ 美樹 無所属 1,013,132 16.81%
4 石原 慎太郎 無所属 2,615,120 43.40%
5 ドクター・ 中松 無所属 48,672 0.81%
6 マック 赤坂 スマイル党 4,598 0.08%
7 東国原 英夫 無所属 1,690,669 28.06%
8 小池 あきら 無所属 623,913 10.35%
9 姫治 けんじ 平和党核兵器廃絶平和運動 3,278 0.05%
10 おがみ おさむ 東京維新の会 3,793 0.06%
11 杉田 健 新しい日本 5,475 0.09%
合計 6,025,339  

2011年4月9日(土曜日)
 連動。
 恐らく彼の信仰対象に就いて問題を指摘したことが影響しているのであろう。

2011年4月5日(火曜日)
 連動。
 エンプラのいう「宜しく」が、「この先ももっといぢめて!」でないことだけは確かであろう。

2011年3月28日(月曜日)
 またAppleか
 素人が使うOSじゃねぇな。

2011年3月25日(金曜日)
 連動。
 まあ、鹿児島県が「県の銃」とか言って「村田銃」を指定したら、それはそれで悶着がありそうだが。

2011年3月24日(木曜日)
 連動。
 正直、「ガイガーカウンターがガリガリ言ってるから捨てろ!」的な行動だったのではないかと、疑いを抱きつつある。
 もっとも、当時の被曝関連の医学的・科学的知見は、その殆どが広島・長崎の原爆に基づくものなので、仕方ない面もあるのかも。実を言えば、ICRPなどで長期被曝についての研究成果が纏められたのも、90年代以降だったりするので。
2011年3月22日(火曜日)
 今回の原発事故でいろいろ過去の資料を確認していると、戦後〜70年代くらいまで、大気圏内で原爆やら水爆やらボコスカ爆発させていた頃の環境データとか見て絶句した。
 いや、その頃生まれてないだろうけどさ、月300メガベクレル/平方キロメートルとか、これで人間が今でも平気で生き残ってるところを見ると、福島第一から出てる放射能なんかは、あんま影響ないんじゃないかと思わずにはいられない。

2011年3月14日(月曜日)
 朝のNHK「あさイチ」で、森公美子が酷かった。
 きちんとした専門家が福島第一原発の状態について丁寧に説明しているのに「専門用語じゃわからない! 危険なの? 安全なの?」とかヒスってやがった。
 安全性は常に確率的な問題なんだから、危険か安全かなんて二値で表せるわけないだろうが……。
 なんであんなのゲストに並べておくんだか。こういう非常時だからこそ、冷静な人間を並べておけよ。

2011年3月9日(水曜日)
 阪神圏の選挙民は、国政選挙と吉本へのお捻りとがよく区別できないのであろう。そうでなければ、土肥隆一のみならず、井戸正枝とか向山好一、熊田篤嗣、辻元清美といった候補者を当選させるわけがない。
 この傾向は大阪府知事選などを見ても明らか。

2011年3月7日(月曜日)
 連動。
 はっきり申し上げますと、メア氏の沖縄総領事時代の発言とやらは、米国の利益代表者として、ごく当然なものであると思いますよ。間違ってもいませんしね。
 それより、相手に理解されない方法で反基地鬪争を繰り返したことの方が、より重大な過誤でしょう。

2011年3月4日(金曜日)
 私がAdobe信者であったれば、今頃Creative Suite 5に嬉々として喜捨を払っていただろうが、残念ながらそのような事実はない。某所で公開されている某pdfがGhostscriptで吐かれることもなかったであろう。
 というか、まっとうなPDFを生成するために、何種類ものPDF生成ソフトを試行錯誤しなければならない現状を、どこの会社でもいいからどうにかしてくれと。特にUnicodeのサロゲートペア対応が酷いPDFジェネレータが多すぎる。このままIVSが導入されたら、地獄を見るぞ。
 私が窓信者であったれば、Appleに見向きもしないだろうが、残念ながらそのような事実はない。事実、次期家鯖用にmac miniをかなり本気で検討している。ただ、Appleはバグや不具合、欠陥が見つかった時に真っ当な対応をしてくれる会社ではない、と言っているだけだ。Appleはその点が常に大きなウィークポイントとして重み付けされている。そういうわけで、何らかの技術的必要があってApple製品を使うことはあるが、喜んで使うことはないだろうね。
 iPadの場合、このままプロセッサパワーが上がっていけば、いつかQuarts 2DのPDF APIを使わずにPDFを描画するソフトが現れるかも知れない。その時は選択肢に入るね。
 もしくはAppleが改悛の情を見せてQuarts 2DのPDF APIを修正するか。そうすれば許してやらんでもない。

2011年2月25日(金曜日)
 連動。
 画伯はなにか勘違いしているようだが、根源的な問題はiOSの描画エンジンであるQuartz 2Dにある。
 というのも、実はiOS上のPDFアプリは(私の知る限り)自分でPDFを解釈しているわけではなく、PDFデータをQuarts 2Dにぶち込んで描画データを得ている。
 Quartz 2DはDisplay PostScriptの系譜を引く描画エンジンではあるが、残念ながらDisplay PostScriptと袂を分かった後に追加されたPS/PDF機能のサポートはかなり放置されている。そのため、Quartz 2Dでサポートされている範囲では正しく描画できるが、逆を言えばそれ以外は駄目であり、これはアプリケーションを問わない。右綴じ・左綴じについても、PDFに埋め込まれた情報を読み取っているものはなく、手動切り替えであるのはそのせい。
 これに対処するためには自力でPDFを解釈し、低レベルまで計算してからQuarts 2Dに渡すプログラムを作らなければならないが、今のところそのような機能を謳ったPDFビュワーはiPadにはない。
 アプリ側でGhostscriptでも積んで死ぬほど頑張ればできるかも知れないが、それが可能な計算リソースが機体側にあるかどうかについては、今のところは難しかろう。
 さて、これらの状況を鑑みてなお超強力と言えるとしたら、やはり画伯は何かの病気に違いないと思う次第である。

 OS側の強力な描画系によるアプリケーション開発の負担低減ってのは確かに一定の意味はあるんだけど、その描画系に問題があった時には、問題が全体に飛び火しちゃうんだよな。

 ついでに、QuickTimeの件は、過去の涸れ井戸でも言及していた。
 MP4コンテナに入るビデオ/オーディオフォーマットの中にはプロプライエタリなものもあるので、必ずしも全てが解釈できるわけではない、というのは理解できるのだけど、単体のMP3も、AAC in MP4も再生できるのに、MP3 in MP4は解釈できないというのは、パーサの設計にバグがあるとしか思えない。


2011年2月21日(月曜日)
 連動。
 それにしても、日本統治期の朝鮮における図書館の事情を調べると、一体日本人というのはどんだけ本好きなんだよとツッコミを入れたくなる。「参考書誌研究」30号の「近代韓国公共図書館史の研究―開化期から1920年代まで―」とか34号「近代韓国図書館史の研究―植民地期を中心に―」、49号「日本の旧海外植民地と図書館―東南アジアの図書館接収問題を中心に(未定稿)」とかを見ていると、そう思う。

2011年2月17日(木曜日)
 連動。
 もしかしたら、作家が出版社に渡す原稿と、実際に出版される際の版下、その版下データとの間の乖離が大きいことが、日本の文芸電子出版を妨げているもののひとつかも知れない。
 作家さんが出版社に渡す原稿データはMS-Wordや一太郎だったが、これから版下データを作る過程には、途中の校正も含めて、膨大な手間隙がかかっている。京極夏彦みたいに版下データを自分で作って出版社に渡すのは例外中の例外。

2011年2月16日(水曜日)
 月曜の件で某所で指摘を貰った。
 なるほど、鳩山由紀夫の外祖父が石橋正二郎(ブリジストン創業者)なのね。

 連動。
 全知全能の人間が存在しない以上、人間の能力には限界があり、その限界の範囲内に於いて判断をしていることに自覚的であって欲しいな、と思うわけよ。この世には自分には分らないものがあり、それについて判断が求められたときには、誰か別の人を頼らなければならない。その頼る相手を選ぶのが選挙なんだ、と。
 極端なことを言えば、選挙の投票行動に於いて最も勘案しなければならないのは、その候補の判断力を信頼できるかどうか(判断を預けられるかどうか)であって、公約だの政策だのはそのための判断材料に過ぎない。
 怪力乱神を語ったり、歴史に学んでいなかったり、他人には見えないものが見えるなどと吹聴したりする相手は、信ずるに足りない。


2011年2月14日(月曜日)
 コミティアの後、サークルの面子でこんな話をした。
 麻生太郎が金持ちなのは理解できる。麻生セメントがあるからだ。
 細川護煕が金持ちなのも理解できる。細川の殿様の家柄で旧華族だからだ。
 しかし鳩山由紀夫が金持ちなのは理解できない。鳩山家は四代続く政治家の家系だが、遡ってもちょっと大きい武家にしか行き当たらない。政治家を四代続けてあれだけの財産が築けることがわからない。

2011年2月2日(火曜日)
 連動。
 きっと文字コードに疎いMacOS X使いがカット&ペーストした時に、OSやアプリがユーザに無断で勝手にNFD/NFC正規化した文字列が流されたんだろう、というという気がするのだが、MacOS XではNFD/NFC正規化がどこで起こるか分らない怖さがある。
 常識的に考えれば、Unicode正規化は、検索やインデクシングなど、ユーザの入力を直接は変更しない用途に限るべきだと思うのだが、Appleはそうは考えないらしい。
 なので、私のような人間には恐ろしくて使えないOSなのだ。
 アレは、そのようなことを知らない幸せな人間だけが、無邪気に喜んで使うOSだと私は思っている。

2011年1月25日(火曜日)
 連動。
 民主党もどうせ政治主導でゴリ押しするなら、高野連を解体すりゃいいのに。

2011年1月20日(木曜日)
 画伯との見解の相違がどこから来ているのか、朝の通勤電車の中でじっくり考えてみた。
 ある利用者が利用しているインターネットに接続されている機器装置が、自動公衆送信装置ではない、と看做されるための条件は、
  1. 機器装置を利用者が専有している
  2. 機器装置は利用者とのみ通信可能である
  3. 機器装置への情報の入力が利用者自身によって行われている
この全てを満たすことだと最高裁が判断したと私は考えた。なので、利用者が占有していない共有型のストレージサービスは上記全ての要件を充足しない、と考えた。
 ロケフリのベースステーションの場合1.と2.はほぼ同義なので判決上も区別されていない。しかしオンラインストレージサービスでは1.と2.が必ずしも充足されない。器機装置としてのオンラインストレージには多くのユーザが同時多発的に情報を入出力している。
 この場合個々のストレージエリアの利用が個々人に固定されていても、特定多数から特定多数への自動応答に基づく機器の動きは、自動公衆送信装置であるとなるのではないか、と。
 そういえば過去に、オンラインストレージにゲームだか音楽だかをアップロードして、送信可能化権侵害とされた事例があったんだわ。まあ、これはグループを作って共有していたんだから、蔵置だけなら問題ないのかも知れんけど、プレスリリースに「無断でサーバに複製し」ってあるので、JASRACはオンラインストレージサーバへの蔵置は私的ではない複製である、という姿勢っぽい。
 ところで、画伯による「重要な指摘」とやらは華麗にスルー。
 常識的に考えて、最初から引用の要件を満たしていないから。

2011年1月19日(水曜日)
 連動。
 次期固体ロケットであるところのイプシロンロケットは、その能力からして衛星軌道の実験衛星や学術衛星を担当し、これらが従来通り500kg規模というのは適正だろう。既存のNEC NEXTARバスを引き続き利用出来る。
 大型の商業人工衛星については、入札が義務付けられるところなので、国産に限るわけにはいかないが、三菱電機のDS2000に頑張って貰いたい所。
 困るのは、惑星間探査を行うような、1,000kg程度の宇宙機用プラットホームがないこと。
 前出のDS2000は低軌道なら最大6tとかいう大型衛星バスなので、惑星間に1tという想定からすると余りにも過大。
 なので、今後日本が惑星/小惑星探査を続ける上では、重量1tクラスの惑星間探査機プラットホームが必要だと思う次第。

2011年1月18日(火曜日)
 連動。
 逆を言えば、地理的・政治的条件が似通った国には売れるだろうな、ということになるのですが、なかなかそういう都合のいい国は少ないのでねぇ。
 有望株は台湾なのですが、台湾に武器輸出をするほど剛毅な政治家が日本にどれだけいることか。

2011年1月13日(木曜日)
 連動。
 行き着くところ、日本は中国との戦争が将来発生することを、覚悟しなければならない。

2011年1月11日(火曜日)
 連動。
 端的に表現すれば「頭おかしいんじゃねぇの?」ってところだが、民主主義が単なる多数決原理であると誤解していると、言論の自由を守る意味が分からなくなる。
 都の健全育成条例もそうだが、基本的には読み手(消費者、でも良いが)が自己責任で取捨選択しなければならない。なぜなら、その取捨選択のプロセスこそが、民主主義の礎であり苗床なのだから。
 自らの判断を放棄し、他者にそれを委ねることは、民主主義の原則に悖る。
 「よく多くの人のために」とか「子供の健全な育成のために」とか親切を装って判断機会を奪う行為は、それそのものが、民主主義の根を枯らす行為に他ならない。
 知へのアクセスは守られなければならない。

2011年1月6日(木曜日)
 朝礼で所長がとくとくと語った話の元ネタがゲンダイだった件。

2011年1月4日(火曜日)
 連動。
 もしかしたら米国人は自分たちが「一国の国民」であるという自覚に薄いのかも知れないな。