Kaleidoscope vol.22

底の底の記憶
カレ	イ	ド
涸	井	戸	スコップ

山寨の第廿貳弾

このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、この日記を発見することができた人へのご褒美として書かれています。もしかしたらTRONプロジェクトに関り合いがあるようなないようなことが書かれているように見えることがあるかもしれませんが、もちろんそれは全て錯覚です。
当然、坂村健先生及びTRONプロジェクトやYRPユビキタス・ネットワーキング研究所などとはまったく関係がありません。
よって、非論理的な方や妄想癖のある方、事実とフィクションの区別がつかない方、勝手な拡大解釈が得意な方は読まない方が身のためです。
これは、底の底でまだ底で墓穴を掘る、ある歴史学徒の哀しいまでの奮鬪努力の記録であります。

2010年12月21日（火曜日）

　画伯がtwitterで日本の対中朝貢を勧める日本大使：イザ！ http://t.co/kzA3Rt4 なんでこんな人物を大使に任命したんだ?民主党だからか。と書いていたけど、個人的には現場と中央の温度差じゃないかな、とか根拠もなく思ったり。
　根拠がないので、単なる感想。
　日本は外交上の交渉手段として軍事力の行使を手札とすることができず、その手立ては専らODAなどの金銭的手段や、PKOなどの非戦鬪分野における限定的な軍事的手段に限られている。対中国関係に於いては専ら巨額の対中ODAによる親日派人脈作りに限られてきた。巨額のODAが新日派閥の中国政権内での立場を向上させ、発言力の源泉となり、結果として対日外交に資して来たと言える。これは特に鄧小平が権力を握っていた間には確実に機能していた。
　話が狂ってくるのは鄧小平が表舞台から去り、江沢民率いる上海幇が中国の舵取りをするようになってからで、赤裸様な反日教育や反日言動が目立つようになった。経済発展に日本の支援が大きかったことを内心認めつつも、これを社会的には隠蔽し、かつ“道義的に”日本に対して優位を保とうとした、と考えられるが、そこまで深く考えていないかも知れない。
　上海幇の後を受けた共青団（団派）は上海幇に比べれば比較的対日穏健派であり、基本的には反日をテーゼとしつつも、実利主義的に日本との友好を築こうとしており、全体的な路線は鄧小平に近い。胡錦濤も温家宝も、本質的なところでは反日ではあるが、理性的に対日関係を保つ程度の判断力はある。
　しかしこれらも対中ODAという旨みがあったればこその話であり、これがなくなれば実利として日本との友好を取り繕う必要性が薄れてしまう。さらに次世代の指導者に内定している習近平率いる太子党に至っては、バリバリの反日であり、団派が対日柔弱となればすかさず足を引っ張りにかかるくらいの攻撃性がある。先の尖閣の問題で明らかになったように、中国国内では対日政策をダシにして国内での権力争いをやっている。対日柔弱外交は弱点でしかない。
　さて、ここでやっとこさ駐箚大使の視点が出てくる。中国国内の親日派と最も密に接しているのは誰でもない中国駐箚日本大使である。大使は自らの人間関係を通じて中国国内、そして権力内部に於いて親日勢力を築くことが使命の一つである。
　恐らくその大使の立場から見たときに、対中ODAの減少は、中国権力内での親日勢力の崩壊という形で現出しているものと推測される。
　本質的に、中国の権力構造の中で親日的に振舞うことは危険を伴う。明らかな弱点になるからだ。それでも親日派でいてくれるためには、それ相応の利益がないといけない。カネである。
　事、対中工作に於いては、金の切れ目は縁の切れ目である。
　現場で工作を行わねばならない大使からしてみれば、対中ODAの拡充は必要欠くべからざるものに思えることだろう。
　さて、後方司令部たる本国政府においてこの問題をどう考えるか、については結局のところコストパフォーマンスが見合うのか、という一点に掛かってくると思われる。今のところ、かかる費用に対して得られる效果があまりにも限定的であり、見合わないと考えられているようだが、現政権が中長期の戦略眼を以て対中外交を見通しているかどうかについては定かではない。

2010年12月16日（木曜日）

　表連動。
　支払基金のシステムの設計をした人ー。素直に名乗り出なさーい。
　怒らないからー。痛くしないからー。
　ちょっと人生嫌になるだけだからー。

2010年12月8日（水曜日）

　表連動。
　まあ、車や銃なら「実物」があるからいいんですけどね、文字となると話は厄介で。
　書かれた（印刷された）文字とは、文字の一表現型であって、全てではないわけです。そしてその文字の骨格たる抽象的な形状は不可視です。かくしてフォントの作成においては、実態として書かれた文字から、その抽象的な骨格を抽出して再度可視化するという作業を強いられ、その途中において文字の骨格を取り違えていると、デザインの全面見直しとかいう恐ろしい事態に発展する場合があります。
　「いりやね」（兪の冠部）は「入」であって間違っても「フ+はらい」じゃねぇんだよ全部デザインやり直せコンチクショー！（魂の叫び）

2010年12月7日（火曜日）

　「武器輸出三原則の見直し」とかいうアホなニュースについて、表に書くほどでもないので。
　本来これは「武器輸出三原則の見直し」ではない。
　Wikipediaで「武器輸出三原則」を引けば分かりますが、原義での三原則は、以下の国々に兵器を輸出しない（輸出許可を出さない）というものです。

共産圏諸国向けの場合
国連決議により武器等の輸出が禁止されている国向けの場合
国際紛争の当事国又はそのおそれのある国向けの場合

　これに三木武夫が付け加えたのが、以下の条項。

三原則対象地域については「武器」の輸出を認めない。
三原則対象地域以外の地域については憲法及び外国為替法及び外国貿易管理法の精神にのっとり、「武器」の輸出を慎むものとする。
武器製造関連設備の輸出については、「武器」に準じて取り扱うものとする。

　なお、米国は日米安保に鑑み、以上の原則の例外となります。
　これは法律でも国会決議でもなく、経産相にかかる輸出許可の原則の話で、内閣原則に照らしてがOKと言えば良い、という話。なので別に防衛大綱にわざわざ墨書しなくても、政府談話で「三木談話は事情に合わなくなったんで見直します」とか、あるいはもっと極端に「武器輸出三原則を厳格に適用することにしました」（＝三木談話は捨てます）でも良いわけだ。
　さて、武器輸出の手続きを知らない人が世の中には多いようなのですが、武器輸出には「最終使用者証明」という書類が必要で、輸出される兵器が、当該国で最終的に使用されることが保証されないといけません。つまり転売はそもそも不可です。
　特に日本は米国との兵器の共同研究開発に於いても「対米武器技術供与取極」（1983年）、「対米武器・武器技術供与取極」（2006年）などを取り交わし、事前同意のない目的外転用や第三国移転を禁止しています。このため、日本が米国と共同開発した兵器や、兵器の部品、製造装置は、日本と米国しか使用できないことになっています。
　これが日本しか配備していないF-2戦鬪機であれば話は簡単だったのですが、弾道ミサイル防衛（BMD）に於いて使用される、弾道弾迎撃ミサイル「SM-3 ブロックIIA」を日米共同開発としたことから、今回の武器輸出原則緩和の問題が持ち上がってきました。上記の通り、SM-3を日米両国以外の国に売却しようとした場合、日本はこれに対して許可を与えなければいけません。
　NATOでは先月、新戦略概念が採択され、その中でミサイル防衛網の整備が謳われました。特に名指しは避けられましたが、イランのミサイルが念頭に置かれていたところです。
　また、オバマ米大統領による核兵器撤廃宣言により、英仏を除くNATO諸国に於いては米国の「核の傘」が霧散してしまう状況が発生しており、核の傘に代わる抑止力としてBMDの配備が要請されており、米国がこれに応えるという側面もあります。相互確証破壊から、一方的なICBM無效化という、嫌らしい手札を西側は持つことになります。
　以上の事情を鑑みれば、SM-3のNATO諸国への売却について、日本がこれに反対すると、なんとオバマの核廃絶計画を阻碍することになってしまいます。
　つまり、武器輸出緩和に反対する社民党は、核廃絶を邪魔しているわけです。

2010年12月3日（金曜日）

　表連動。
　新しいTRONWAREが発行されるたびに、「本文に小塚なんて頭がおかしいんじゃないか？」と思いつつも、沈默を守る小熊であった。
　だって分別のあるオトナですもの。
　決して「下手なこと言って仕事増えたら困るしな」とか思っていたりはしない。本当だ。

2010年11月24日（水曜日）

　北のアレ。
　しかし、旧世代の野砲で砲撃陣地から韓国側を砲撃して、すぐさま自走砲で反撃を食らって大打撃ってあたりが、やはり軍の近代化に乗り遅れている国って感じ。
　電子技術の進歩によって、今や対砲迫レーダなんぞが生まれてしまい、着弾前に発射地点が割れて反撃を食らう時代、固定砲兵陣地なんぞは狙って下さいと的を晒しているようなものなんですよ。
　かくして現代砲戦に於いては、一気呵成の火力集中と素早い陣地転換を繰り返すやり方が基本となっておりまして、最新鋭の自走砲に至っては、複数の弾が同時に着弾するように調整して発射する多数砲弾同時着弾射撃などの藝を見せるに至っておりまして、火力密度が桁違いに上がっています。
　今回使用された韓国のK9自走砲も、毎分6発の射撃能力に加え、バースト射撃で多数砲弾同時着弾射撃が可能という新鋭機なので、北朝鮮側の火砲はかなりのダメージを喰らったのではないかと思われ。

2010年11月17日（水曜日）

　英国のウィリアム王子とケイト・ミドルトン女史が婚約された由、謹んで慶賀の念をお送りする次第。
　さて、来年に予定される結婚式であるが、日本の皇室から誰が派遣されるであろうか。
　常識的には皇太子徳仁親王殿下ならびにご一家が天皇陛下の名代として派遣されるのが筋なのであるが、皇太子妃殿下の状態次第という面があり、秋篠宮ならびにご家族という可能性もないではない。一応秋篠宮は皇位継承順二位であり、ウィリアム王子と同格と言えなくもないので、この辺までなら礼式として無礼ではないと思われる。

2010年11月10日（水曜日）

　どうして品川区立図書館は、予約本の準備ができましたと、休館日の前日に連絡してくるのだろうか。
　次の日休館日なのに連絡してくんな！　アホっ！

2010年11月7日（日曜日）

　表連動。
　普通科の自衛隊員が装備する89式小銃は、5.56x45mm NATO弾（SS109）を使いますが、こいつはどちらかというと貫通力重視で、ストッピングパワーは散弾銃に劣ります。また、射程距離は200～300mもありますし、単独目標への射撃と言うよりは、弾を散布する目的に用いられるものですから、戦場以外で使用するには周囲への影響が大きすぎます。
　人間は非常に脆弱な動物ですが、一方の熊などの場合、打撃力に優れる散弾銃を用いても一撃では仕留められないことが往々にしてあり、通常の自動小銃では害獣駆除が難しいという現実問題があるわけです。
　それ以上の兵器となると、面制圧兵器だとか火炎放射器だとか、余計周囲への被害が大きくなるため、自衛隊の任務に害獣駆除を加え、散弾銃を制式装備に加えるなどの対処を行ってからでないと、実效性は上がらないと思われます。

2010年10月28日（木曜日）

　表連動。
　少なくとも私が人事権者だったら、関係者を全員譴責にするね。
　理由は、頭が悪いこと。

　表連動その2。
　武器輸出を戦略的に利用する一案には、例えば日本と軍事的要求が非常に似ている国や地域に、自衛隊の兵器を優先的に輸出することが挙げられます。
　具体的には、台湾など。
　台湾は日本と同じく島嶼国家で山がちで平野部が少なく、欧米諸国の重量級戦車を運用する環境にはありませんので、10式戦車などを輸出すると喜ばれるでしょう。
　他にも雲霞の如く押し寄せる中国の揚陸艇を片っ端から撃退するのに、ASM-1系の対舟艇ミサイルは有效でしょう。
　その結果中国の不興を買うかも知れませんが、日本のシーレーン防衛を考えれば、有效でしょうね。

2010年10月24日（日曜日）

　表連動。
　党は敗けても自分は傷つかない。
　そうか。菅はヨブ・トリューニヒトだったか。

2010年10月20日（木曜日）

　表連動。
　では何故US-1～US-2に至る日本の救難飛行艇が常軌を逸する性能を有するに至ったかというと、これまた地理的&歴史的経緯がある。
　日本は島嶼国家であり3,000以上の島々で国土が構成されているが、うち半分は太平洋という世界最大の大洋に面しており、しかも群島ならともかく列島であり幅は狭く長さは長い。このため日本の領土領海は鎖のように連なっていて、進出に時間がかかる。適切な中継点に空港なり軍事基地なりがあればそれでも駐屯地を増やして対処もできるのだが、小笠原にすら空港がない始末であり、途中での補給が見込めないことから海上で運用される航空機にはとにかく長大な航続距離と、高い生存性が求められる。
　さて、この長大な海面積を自衛隊は哨戒しているわけであるが、哨戒機というものは陸地から遠く離れたところで敵に近づかなければならないその性格上、任務の危険性が高い。損失（つまり撃墜）は常に頭に入れておかねばならない。
　となると、有事に於いて海面に墜落、もしくは不時着した哨戒機の乗員を救出する体制を整備しなければならない。これには勿論色んな方法があり、海域を区切って常に救難ヘリを搭載した救難担当艦を配置するという方法もあるのだが、太平洋でそれをやると自衛隊の全艦艇を繰り出してもまだ足りないというオチが着く。日本の領海面積は世界第6位なんだからやりきれない。
　かくして一朝有事に於いて迅速なる乗組員の救助のために、1,000海里の進出能力を持った救難機が必要になってしまうわけである。
　条件を整理すると、

日本の領海内（自衛隊の作戦区域内）をカバーする作戦行動半径を持つ
作戦行動域内で救難活動が行える
哨戒機の乗組員全員（P-3Cなら11人）を收容できる

といったところ。
　これらの条件が全て満たせるなら別に飛行艇でなくてもヘリでもいいのだが、残念ながら今のところ1,000海里進出して11人を收容して戻ってこられるヘリコプタは現存しない。CH-47やCH-53/MH-53ならば積載量についてはこれを満たすものの、進出速度と航続距離に於いて不十分であり、ユニットコストは3,000万～4,000万USDであって作戦半径の小ささを数で補わなければならなくなることを考えると、US-2が116億円であっても割があってしまうのであった。
　逆説的には、数で海域をカバーできるのであれば何も飛行艇に拘る必要はないのであるが、日本の軍政に於いてはとにかく「数」が制約される政治的傾向があり、これを質を持って補うというのが日本の伝統であり、結果として上記条件を全て満たす選択肢として、現在もなお救難飛行艇が開発され、配備されているのであった。
　ただし、ティルトロータなどの航空機技術の進歩があるため、個人的には次の更新（つまりUS-3）はないんじゃないかなぁ、とか思っている。

2010年10月19日（火曜日）

　表連動。
　勿論説得が終わる頃には皆、ネアンデルタールの墓から現代に至る葬送儀礼史について基本的な常識を弁えるようになるのである。

2010年10月14日（木曜日）

　表連動。
　それにしても、殖民地支配の最中にも、現地人が作った私学校が存続し、今や有名私立大学校として残っているというのは、実に苛斂誅求極まる殖民地統治だったんだなぁ（棒）。
　ところでどうでもいい話だが、朴勝彬は翻訳家、朝鮮語研究家としての名声は高いのだが、法律家としての業績は殆ど聞こえてこない。現代でもまずは朝鮮語綴字法の文脈で登場することが多い。次が法律の翻訳の業績が紹介される。果たして検事、弁護士としての朴勝彬はいかなる人物であったのか、正直よく分からない。
　なにせ、本業以外で名を残す人物は古今東西を問わないようである。

2010年10月11日（月曜日）

　表連動。
　防衛大綱による「数」の制限が、仮想敵国に対する常識的な戦力定数を大幅に下回っている結果、質で数を凌駕せざるを得ず、結果として百発百中だとか一発必中だとか非常識な能力を要求され、みんなで頑張ってそれを実現した挙句、兵器の価格がアレになってしまうという悪循環が続いている。

2010年10月4日（月曜日）

　表連動。
　TACOMの方は、F-15から射出され、敵優勢の空域に高速度で突入して所定のルートを飛行しつつ情報を收集しまくってデータリンクで転送して、運が良ければ基地に帰還する、という運用なので、圧倒的な航空優勢下において悠然と飛行しつつ地べたを這い回るゲリラを掃討するグローバルホークとはまた性格が違うのですよね。
　ちなみに、TACOMの情報收集機器を下ろして炸薬を積むと、まるっきり高速巡航ミサイルになってしまいますが、それは言わない約束です。

2010年9月30日（木曜日）

　今日職場で女性職員から「戦争になるの？」と結構本気で訊かれたわけだけど……正確な情報がいかに伝わっていないか、ということを感じた。
　なるわけないじゃん、この程度で……。

2010年9月29日（水曜日）

　表連動。
　無論、キム・ジョンウンがスペイン国王フアン・カルロ一世が如き傑物であり、父の死後権力を掌握した途端に民主化と改革開放に突き進む可能性もゼロではないが、天文学的確率であろうとも思う。
　問題は、人類史にはその手の天文学的確率で起こることが度々記録されていることだな。

2010年9月24日（金曜日）

　表連動。
　もしかしたら、勾留されていた船長が、単なる漁民じゃなかったのかも知れないけど。

2010年9月18日（土曜日）

　表連動。
　実は学生運動の最盛期であっても、学生運動は市民の支持を得ていなかった。だから運動は過激化し、先鋭化したのだが、その結果益々市民の支持を失っていった。
　彼らの活動が真実民衆の支持を得ていたのであれば、今でも彼らの活動はイスラム原理主義過激派くらいには活動できていたであろう。
　現実を見れない連中だからそうなったのであり、現実を見れない連中だから今でも自らを見直せない。故に彼らは永遠に主流派たり得ない。

2010年9月14日（火曜日）

　表連動。
　小沢・鳩山以外なら、それこそ前原さんでも岡田さんでも勝てる状況だったのに、誰も出ないんだもんなぁ。

2010年9月11日（土曜日）

　表連動。
　あの、報道どもの、「日本版GPS」って書き方だけはどうにかならんものか。
　GPSはGlobalなものだが、みちびきの準天頂衛星システム（QZSS）は日本周辺だけを対象とする。「日本版衛星測位システム」ならまだ許せるけど、所詮GPSの補完システムでしかないことを考えると、それですら過大表現だという気がする。
　QZSSなんて本来なら仕分けられて当然のプロジェクトなんだけど、なんでこいつが生き残って、はやぶさ2が仕分けられたのか、全く理解出来ない。
　尤も、民主党のやることが理解できなくても何の不思議もないわけだが。

2010年9月3日（金曜日）

　表連動。
　研究所の置かれた状況が悪いのはわかるけど、最初から利益のでない仕事で30年はかかりますと言い切って仕事に就いている人間に、お前の仕事は会社に貢献してないとか、ここまで億単位の投資をしてるんだとか、だから成果を出せとか言われても、非常に困る。嫌になる。そんなの最初から折り込み済みの話じゃないか。

2010年8月26日（木曜日）

　表連動。
　難しいのは、どの程度まで意欲的な新機軸を求めるかですね。
　日本で要素技術レベルで開発が進んでいるものはともかく、エンジンのようなただひたすら地道な研究開発が必要なものについては、高すぎる要求は開発を停滞させますし、一方で要求を低く抑えては登場時点で陳腐化なんてことにもなりかねない。
　欧州なんかはエンジンでよく蹉跌しているけど、これも高性能な機体を高性能なエンジンで賄おうとして無理がかかっている事例だよね。トーネードのRB199エンジンみたいに逆噴射装置付き三軸ターボファンとか、A400Mの2軸+1軸TP400ターボプロップエンジン（左右でブレード逆回転）とか。
　航空機、とりわけ戦鬪機の場合、エンジンの余剰出力が航空機の性能の大部分を決定してしまうので、大出力のエンジンは欲しいのだけど、一方で大出力のエンジンはアメリカ（と欧州）にしか作れないというジレンマがあるのだよな。

2010年8月25日（水曜日）

　表連動。
　物の情報によると

欧州諸国の中には、従来の紙製の国民IDカードの携帯を市民に義務付けているところがあり、ベルギー、ドイツ、ルクセンブルグ、スペイン、ポルトガル、ギリシャなどがこれに当てはまる。一方、フランス、イタリア、オーストリア、オランダ、フィンランドといった国では、国民IDカードを発行しているが、常時携帯しなくてもよい任意型システムが採用されている。これに対して、イギリス、アイルランド、デンマークは、国民IDカードが導入されていない。また、スウェーデンは税務署が生年月日と戸籍番号からなる個人番号を発行しており、この番号を使ったIDカードを郵便局や銀行が発行するというシステムを採用している。

ということで、陸続きの国はIDカードを発行する傾向が強い様子ですね。
　とりあえずドイツはICカード化するみたいです。

2010年8月22日（木曜日）

　表連動。
　打鍵の軽いSバージョンがあるんだから、スプリングが重いHeavyモデルもあって良いと思うんだ！＞REALFORCE
　ていうか、ホームポジションに手を置いたらAが入力されてしまうとか、どんだけ軽いんだよ！

2010年8月19日（木曜日）

　表連動。
　とりあえず、脱北ではなさそう。
　燃料を使い切っていたことや、近場の空港へ向かっていたこと、パイロットが脱出せずに不時着を試みていることなどから、訓練中のロストポジションなどによって中国領内に入り込んで燃料切れを起こしたMigが不時着を試みたものの失敗したものと思われる。

2010年8月18日（水曜日）

　表連動。
　恐らく𢒉一族の中に文字コードに通暁し、縦横無尽に漢字を操る正常な人がいなかったのであろう。

2010年8月16日（月曜日）

　みんなー！　北極海航路が開通するよーっ☆
　最近はジョークがジョークにならずに困る。

2010年8月10日（火曜日）

　蔵元の求めに応じて表連動。

今回増加した191字（+196-5）を中学校に配当することは合意済み
これは小学校の学習指導要領が改定されたばかりであり、学年別漢字配当表（1006字）をいじる時間がないため
各学年に50字ずつくらい均等に割り振ったらどうか（中学は字数だけが規定されていて、個別の文字は指定されない）
中学校の負担が増えるのだから、小学校での1006字習得は確実にして欲しい
一年生は小学校課程の見直しや学力の見極めがあるため、これ以上の負担は難しい。時間数が増える二年生で多く負担して欲しい
二年生は次の学習指導要領で時間数が増えるが、その分三年生から課程が降りてくるので負担は難しい。一年生が多く負担すべき。
いっそ三年生に多く割り振るべきではないか。
義務教育の中での完結性を考えると三年生で詰め込むのは云々。

　醜い……。

2010年8月9日（月曜日）

　表連動。
　本来であれば、林檎教信者がその信仰に基づき林檎印の発火器によって生み出されたの炎に焼かれて殉教したところで、微塵も頓着するものではないのであるが、ことが火災となると林檎教信者個々人の問題には留まらない。延焼すれば罪もない一般人を巻添えにし兼ねない。
　喩え村八分であっても火災と葬式には協力するわけで、信仰の自由は大切だが、公益には替えられない。林檎教徒を縛り上げてでも当該品を回收すべきであろう。
　しかるにこの際、ただ一方的に召し上げてはこれまた私有財産制度に悖るわけで、必要な代価は支払うべきである。
　また、どうしても林檎の炎に灼かれたいという信仰心篤い者のために、火炎放射器付きの火刑台を用意することも忘れてはならないだろう。

2010年8月5日（木曜日）

　新譜が出たと思ったらYouTubeやらニコ動やらにUpされるのが常態となりつつある昨今ですが、上げる連中の質の低下も著しくて困る。
　「高音質」とか銘打ってあるから高音質なのかと思ったら、きちんとシャリシャリ音が入ってたりして、データ確認してみたらビットレートが150kbpsくらいしかないんでやんの。どんな耳してるんだか。

2010年8月2日（火曜日）

　表連動。
　以前表に「世界で最も遭難者が多いのは谷川岳」と書いた覚えがあるけど、山の難しさは標高とは関係が薄い。また、山と沢では装備も違うし、特に日本の山渓は経験がモノを言う地形が多い。いくら山岳経験があると言っても、一度も渡ったことのない沢に挑戦するのは、無謀を通り越して自殺行為だと思うがね。
　まあ、死んでしまったものをとやかく言っても始まらん。
　彼らは自分の不見識のツケを自ら支払った。それ以上でもそれ以下でもない。

2010年7月26日（月曜日）

　どこの国に対してもステレオタイプってありまして、ロシアならアルコール、フランスなら暴動ですよね。
　で、先週の事件なのですが、こんなのがあったわけです。

フランスで若者の暴動、強盗容疑者射殺が引き金に
2010年07月18日 17:55　発信地:グルノーブル/フランス
【7月18日 AFP】フランス南東部の都市グルノーブル（Grenoble）で17日未明、警察が強盗容疑者を射殺したことを受け若者たちが暴徒化し、5人が逮捕された。
　暴動は前日警察に射殺されたカリム・ブドゥダ（Karim Boudouda）容疑者（27）の葬儀が終わったころに始まった。同容疑者はグルノーブルに近いユリアージュ・レ・バン（Uriage-les-Bains）でカジノ強盗を働いた疑いで追われていたが、最後は警察とカーチェイスになった末に射殺された。検察官は警察官の正当防衛だったと述べている。
　17日午前零時の少し前からブドゥダ容疑者が住んでいた労働者階級が多いグルノーブルのヴィルヌーヴ（Villeneuve）地区にバットや鉄の棒を持った若者30人前後が集まり、路面電車を襲って乗客を下車させた。
　警察が介入すると若者たちは駐車してあった車両に火をつけ警官隊にも攻撃してきたため、警察は催涙弾を使用した。午前2時半ごろには1人の若者が暴動の先頭に立って警察に向かって発砲し、撃ち合いとなった。
　若者たちは車両50～60台と建設機械、や店舗2軒に放火した。警察は車両放火の容疑で18歳と20歳の2人と、店舗からの略奪未遂の容疑で3人の計5人を逮捕した。暴動による負傷者は出ていない。
　同日午後に現地入りしたブリス・オルトフー（Brice Hortefeux）内相は、この地域の秩序を回復すると宣言した。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2741530/5978839

　色々言いたいところはあるわけですが、なにより凄いのは暴動による負傷者は出ていないという点です。
　30人ほどの若者グループは路面電車を襲って乗客を下車させています。つまり、無関係な人をちゃんと避難させているのですね。路上駐車の車に放火していますが、恐らく中に人が乗っていないことをきちんと確認したのでしょう。警察に向かって発砲しているそうですが、狙いは外しています。空に向かって撃ったのかも。店舗の略奪は行っても人的損害は出さず、放火してもけが人も出ず。
　なんという見事な統制でありましょうか。
　そこまで自制心があるなら最初から暴動するなよと思わなくもないわけですが、思えば日本も江戸時代は、打ち壊しに際して殺しや火付けは禁忌とされたことを思えば、成熟した社会における反社会的行動は高度に様式化されるということなのかも知れません。

2010年7月16日（金曜日）

　表連動。
　正直、技術系の人の文学への無理解はちょっと酷いと思う。
　別に東西古今の名作に通曉しろとは言わないが、自分で俳句（川柳）、短歌（狂歌）、漢詩を捻るくらいの教養を求めても罰は当たらんと思うけどなぁ。

2010年7月10日（土曜日）

　表連動。
　「アカデミック・ロモノーソフ」の解説を見ると、70MWの電力または300MWの熱を供給できる、と書いてあるのですが、ロシアでの熱供給というとスチームパイプによる蒸気供給が一般的なんですが、この海上浮遊型原発の一体どこからその蒸気は……いや、考えるのは止そう。

2010年7月6日（火曜日）

　表連動。
　ぶっちゃけ、カクテルパーティー效果でエンジン音に注意が特化してしまっている自転車乗りは、絶滅する方が良いのではないかと思う。

2010年7月1日（木曜日）

　表連動。
　当時の業務効率化の流行に乗ってマイクロ業者に資料撮影を丸投げして碌すっぽ検收もしないで倉庫の肥やしにしてたんだろうなぁ。
　何故だろう。
　手に取るように分かるぜ……。