このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、もしかしたらTRONプロジェクトに関り合いがあるようなないようなことが書かれているように見えることがあるかもしれませんが、もちろんそれは全て錯覚です。
当然、坂村健先生及びTRONプロジェクトなどとはまったく関係がありません。
よって、非論理的な方や妄想癖のある方、事実とフィクションの区別がつかない方、勝手な拡大解釈が得意な方は読まない方が身のためです。
これは、底の底でまだ底で墓穴を掘る、ある歴史学徒の哀しいまでの奮鬪努力の記録であります。
- 2005年12月25日(日曜日)
- わーい。昨日、一昨日と連続でサーバアクセスランキング一位だぁ(呆れ顔)。
アダルトサイトを凌駕する日記ページって何だよ……orz。
- 2005年12月17日(土曜日)
- 米国から台湾にキッド級駆逐艦(Kidd class destroyer)が供与されたらしい。というか、隨分前に供与は決まっていた筈だが、やっとこさ引き渡されたということか。
キッド級は改スプルーアンス級とも言われるミサイル駆逐艦(DDG)で80年代初頭に全4隻が就役したイージス艦の登場直前の艦。イージス艦を除けば最も対空装備が充実している、と言われるものの、今や米海軍の全ての駆逐艦がイージス艦になった関係で、98年から99年にかけて全4隻が退役している。
Kidd級駆逐艦要目 |
全長 |
171.6m |
全幅 |
16.8m |
軽荷排水量 |
7289t |
満載排水量 |
9783t |
最高速度 |
33kt |
武装 |
Mk 26 Standard Missile launcher×2
MK 141 Harpoon missiles launcher×2
MK 15 20mm Phalanx CIWS×2
MK 45 5-Inch 54 Cal. Guns×2
MK 32 triple tube mounts(Mk-46 torpedo)×2
MK 112 ASROC Launcher
|
ちなみに、今回引き渡された2隻は「基隆」「蘇澳」と名付けられたそうな。
艦のサイズ的には、日本のこんごう級に匹敵するサイズですね。
台湾の防衛能力の強化は、中国の海洋進出と相まって急務とされるところなのですが、台湾国内の議会勢力の問題で思うに任せられない様子です。日本としてもこの辺、少し圧力をかけるとか、あるいは旧式護衛艦の売却先として台湾を名指ししてみるとか、やれることがあるんじゃないでしょうかねぇ。
- 2005年12月15日(木曜日)
- 下のアタチュルクの記述について、逆転写RNAさんから「嘘臭い」と言われた。
そりゃそーだよな。俺だってそう思うもん。
- 2005年12月6日(火曜日)
- 先日、某人外どもがケマル・アタチュルクのことを知らなかったので、ここに適当に書き散らすことにする。
アタチュルクは別名ケマル・パシャ。オスマントルコ帝国の将軍で、第一次大戦の英雄。オスマントルコ帝国は同盟国側だったので、理屈の上では日本とは敵国同士だったことになる(が、エルトゥールル号遭難事件や日露戦争などによって対日感情は悪くなかった。ただし、正式な外交関係はなかった)。アタチュルク自身は兵を指揮して国防に奮戦したわけだが、戦争自体は負け戦で、敗戦によりオスマントルコ帝国は崩壊、連合国による分割占領される。これに対する抵抗運動の核となった大国民会議にアタチュルクは中心的存在として参画。またこの間にも攻め込んできたギリシャ相手に勝利を收めたりしていたアタチュルクは、傀儡政府を武力で押しのけ、連合国の承認も受けて革命を成し遂げてしまう。時に1922年。
1923年、スルタン制度を廃止し、議会の多数派を率い、新生トルコ共和国初代大統領に選ばれた。
この後の近代化政策は目覚ましく、政教分離の断行(というより宗教勢力の排除)、憲法以下各種近代法の制定、国語改革(アラビア文字からトルコアルファベットへの変更)、教育制度の確立、計画経済の導入などなど多岐に渡る。特に、文化圏的にアルタイ系であるトルコには元々苗字がなかったが、民法制定と同時に苗字制度を創設。その際「アタチュルク」という姓を議会から贈られている。
このように独裁を敷いて数々の改革を断行し、トルコ近代化を推し進めたアタチュルクだったが、1938年、大統領在位中に大統領宮殿で死亡している。57歳。死因は肝硬変だそうだが、そりゃどう考えても過労だろう。在位僅かに15年。やったことの数を考えると、この15年がトルコ史にどう刻まれているかわかろうというものだ。
とまあ、世界史にはこのような怪物も存在する、という話。
歴史を学んでいると、時折このように最早「人類の規格外品」としか言い様のない超常能力者が歴史の転換点に於いて重大な役割を果たした事例を見ることになるわけだが、ここまで来ると、歴史の転換点にこのような人物が存在したのか、このような人物が存在したから歴史の転換点になったのか分からなくなってくる。
前述のアタチュルクなどは、明治維新時の維新志士〜明治新政府重鎮1グロス分くらいの仕事を一人で片付けているわけで、例えば日本の明治維新なら、関係者の一人や二人欠けても明治維新は遂行されたと想像できるが、トルコ近代化にアタチュルクを除外することは不可能だ。
このような先例があるために、現段階ではどうしようもないアフリカ諸国でも、突然アタチュルクが如き傑物が登場して15年くらいで近代化しても全然おかしくないよね、とか思ってしまったりするわけだ。
本来このような超人招来願望は厳に戒められねばならないわけだが、現実って奴は時折信じられないような、それこそ物語でもありえなさそうな歴史を紡いできているのだから始末に悪い。
こういう歴史は学ばない方が良いのではないかと思わんでもなかったりする。
- 2005年12月5日(月曜日)
- 先週の某所のチャットで、韓国が日本を攻めるとしたら?という問いかけを喰らった時にプラニングしたことを、纏めて置いておく。
攻めるとしたら、まず大前提として、北韓ならびに中国と良好な関係にあり、むしろ共鬪体勢になっていることが必要。後方を扼されては戦争にならないし、二正面作戦ができるほど韓国の軍事力は恵まれていない。日本への攻撃は全自動で日米安全保障条約に基づく米軍の戦争参加を招くが、これを封止するためにも、少なくとも中国との同盟が必要である。
この大前提が成立したとして。
攻撃時期は日本が現在進行中の中期防により戦力が最大に削減され、韓国の防衛計画により韓国の軍事力が最大になる五年後、2010年が最適であると考えられる。これを過ぎると、不確定要素が多過ぎる。
2010年に所定通りの軍拡が成功していれば、韓国にはKDX-III(イージス艦)が2隻実戦配備されているはずであるし、独島級揚陸艦も2隻が就役している筈である。KDX-II(ミサイル駆逐艦)は6〜8隻揃っている…だろう。最大に見積もって8隻としておこうか。
航空戦力では、期待のF-15Kが2008年に40機揃う予定。F-16C/KF-16が合計150機。毎年戦鬪もないのに損耗している事実には目を瞑って、最大動員を掛けたと想定する。AEW&Cは間に合うかどうか微妙だが、4機全て揃ったという前提にする。
以上の戦力で日本の2010年の防衛力を相手にどんな作戦を立てられるか。
まず、恒常的な制空権を取ることは不可能に近い。兵器の性能はほぼ同等と考えられる。韓国にはAEW&Cがある予定だが、日本にもAWACSが4機いる。結局、単純に物量戦になってしまうため、F-15Jが200機もいる相手を前にすると、F-15K/F-16合計200機弱では単なる磨り潰しあいになってしまう。
ちなみに、日本のF-Xは2009年頃から配備予定だが、これがF/A-22になっていた場合、最初から戦争にならないので、考えない(その場合は開戦時期を前倒しするしかない)。
なので、韓国軍として採れる戦法は奇襲。それも最寄りの日本の空自基地(築城基地)だと航続距離が不安(接近する前に迎撃機が上がってくる)なので、対馬辺りの自衛隊の分屯地を狙うか、民間施設を対象とした奇襲空爆が精一杯。
制空権が取れない状況下で海戦などするだけ無駄なので、韓国海軍には通商破壊に徹してもらうことになるが、実際には東シナ海へ出られるかどうか、かなり不安。開戦前に東シナ海へ演習名目で出しておくしかない。ちなみに、戻ってはこれないだろう。
潜水艦についてもほぼ同様で、可能ならば日本海側で海自の行動を掣肘してほしいが、日本の対潜能力と潜水艦戦能力を考えると、艦隊と一緒に東シナ海へ送り出して通商破壊に徹してもらう方が良いかもしれない。
ただ、これらの策を講じても、韓国側が日本側に対してできることは初期の奇襲による一撃が精一杯であり、その後は両者手詰まりになる。韓国は日本に対して有效打を与えることは出来ないし、日本にも韓国へ侵攻する能力はない。韓国側としては初撃で適当な損害を与えられたら、その後の反撃を躱すために国内に引き籠り、「勝った勝った」と大宣伝を繰り広げるくらいが精一杯ではなかろうかと思う。
- 2005年12月1日(木曜日)
- 松沢成文神奈川県知事が、米軍の横須賀への原子力空母配備に関して「通常艦配備が100%不可能だとは思っていない」と発言していると知って、こう思った。
いや、100%無理だよ。
理屈から言うと、現在米軍に残っている通常動力空母は、今般退役するCV-63キティホークとCV-67ジョン・F・ケネディの2隻だけ。それもCV-67は練習艦隊に編入されている老朽艦で近い裡に退役が予定されている。
っつーと、残る空母は全部原子力空母であり、どう考えてもキティホークの代わりの空母は原子力空母にならざるを得ない。
それとも、モスボールになってるCV-67コンステレーションでも引っ張ってくる気だろうか。もしそんなことが可能だとして、そのための費用を誰が負担するのか? 神奈川県か?
この人ってやっぱり物事を論理的に考えることができない人なんじゃないだろうか。
- 2005年11月30日(水曜日)
- 強度計算書偽造問題での国会の参考人質疑をニュースで散見したわけなんだけど、あれだな、もはや誰が嘘を吐いているかというより、どいつもこいつもみんな嘘吐きなんじゃねーかとか思うな。
- 2005年11月28日(月曜日)
- 某はくほー氏の言を借りれば、ここを読んでいる連中はハッキングしていると言われかねない今日この頃なのだそうだ。
まあ、人外だろうしな。
- 2005年11月25日(金曜日)
- 強度計算書を偽造した姉歯建築士って、業界の「闇医者」的立場にあったんじゃないかと思うけどねぇ。
今のところ、単なる憶測だけど。
- 2005年11月16日(水曜日)
- 私の父は9条を守る会とかに入っている平和主義者なわけだが、一方で「なんで最近の若者はフランスの連中のように暴動を起こさないのだろう?」とか平気で疑問を呈したりする。駿河台の石畳を引っぺがして警官隊に投げ付けてた世代だけに、自分の言行の矛盾に気がつかないらしい。
言うまでもないが、戦争はスケールと主体が違うだけで、問題を暴力で解決しようという点では、根源的に「運動」との違いはない。分類とラベルが違うだけで、暴力による問題解決という点では基本的に一致する。
片や9条を遵守し平和を訴える人間が、片方で暴動を使嗾してどうすると私は思ったりするわけだが、その辺に矛盾を感じないのがあの世代なのだろうかと思ったりした。
- 2005年11月13日(日曜日)
- πちゃん談。「昔(漢字ROMはあってもかな漢字変換がなかった頃)はエンコードされたJISコードを直接書いていましたので、平仮名くらいなら少しは読めましたが、今はダメです。」
そーですか。
人外だなぁ(詠嘆)。
- 2005年11月11日(金曜日)
- 暫くカレーはいいです。
- 2005年11月9日(水曜日)
- 実家から呼び出しを喰らったのだが、間が悪いことにカレーを鍋で作ったあとだった。
タッパーに入れて冷凍庫で保管すべきか。
- 2005年11月7日(月曜日)
- 「きさらの挑戦状」について、人外周辺の対応状況。
- cで書いた奴
- rubyで書いた奴
- バイナリエディタでできるんちゃう?と言った奴
- URLエンコード・デコードフォームを使えばいいと言った奴
ちなみに私的には「od -r」でいいんちゃう?とか言ったわけですが、心眼でも読めるじゃないか、JIS X 0208を丸ごと暗記してればとか密かに思ったり思わなかったり。きっとπちゃんは心眼で読んだろう。
- 2005年10月29日(土曜日)
- windowsのコマンドプロンプトからクリップボードに出力できないかなーと思って探してみたらありました>clip.exe
今日までこんな便利なものを知らなかったとは……不覚……。
- 2005年10月28日(金曜日)
- 「“靖国”は外交カードとして無効化されました」という日本からのメッセージに対して、中韓両国の反応が対照的で面白いですな。
中国は最早無駄を悟ったのか、あるいは国内の反日運動が反政府運動へ繋がる方を危惧しているのか、「とりあえず抗議してみました」的な姿勢ですね。一方で遺棄化学兵器などの方へ重点を移しているように見えます。
一方の韓国は、他に切るべきカードが手許にないもんだから、必死こいて靖国カードを振りかざしていますが、“蟷螂之斧”になりつつあります。もうちょっと危機感を持って外交を展開した方がいいんじゃないかと他人事ながら心配になります。
- 2005年10月26日(水曜日)
- 機動隊がずらり並んで戒厳体制だったそうですが、めぼしい動乱は起こらず、虎ファンらしからぬ行状だったそうな。
ちっ。ツマラン。
- 2005年10月23日(日曜日)
- 阪神ファンという人狼の一種について、観察記録を残す。
- 2005-10-23
- <阪神ファン>「むしゃくしゃ」…公務執行妨害容疑で逮捕
- 2005-10-22
- 阪神ファン?試合終了直後に売店のイス壊した男逮捕
このままだと、四連敗でもした日には通天閣に火が放たれたりしそうで、それはそれで楽しみではある。
- 2005年10月17日(月曜日)
- あの参拝は要するに外交カードとして靖国批判は使えません、というメッセージなんだと思うのだが、受け手が理解していないような感じがする。
- 2005年10月16日(日曜日)
- ここ数日、鎮痛解熱剤のお世話になりっぱなしだったもんなー。そりゃ体調の一つも崩れるわな。
- 2005年10月14日(金曜日)
- サーバのアクセス統計を見て相変わらずうちがTOP 10に居座っていることを確認した後に、ふとquotaのチェックをしてみた。さくらウェブのquotaは150MBなんだけど……残り24MBとか言われた……。
テキストベースのサイトの筈なんやけどな、ウチ……。
- 2005年10月13日(木曜日)
- あの卒論を書いてからもう10年近くが過ぎるわけですが、11日に放送された杉原千畝のドラマを見て、色々反省がてら読んでみたりして思ったこと。
当時の自分が純だったなぁと思うのは、政府文書の有効性を過剰に評価している所ですね。
今だったら分かりますが、あの文書類、特に「対策要綱」などは恐らく中枢部の連中が現場の状態も碌に勘案せずに作った「机上の空論」に近いものだったんでしょう。それは現場の連中によってビザを拒否する理由として使われ、また時には逆にビザを書く理由として使われる、かなり都合の良い使われ方をしたんではないかと、今では思います。
当時日本の中枢部にいた人間達にとって、ユダヤ人問題などは有り体に言って瑣末な問題であって、隅々まで監視・注意すべき問題ではなく、現場の裁量でよきに計らっておけばよいと考えていたが故に、文書が作られる度に内容が変転し、その時々の発言者・発案者の意図が大幅に反映されたりしたのでしょう。
結局日本は最後まで確固たるユダヤ人対策を持たず、適当に作られた文書を適当に解釈した現場が適当に対処し続けた、というのが真相ではないかと私は思います。それが証拠に、日本政府内におけるユダヤ人問題は1942年を境に急速にその重みを減らしていき、43年以降は文書を見つけることも難しくなります。眼前の対米戦争を前に、ユダヤ人問題は忘れ去られた形ですが、要は忘れ去られる程度の問題だったのでしょう。
故に杉原千畝の行動は特異であり、評価に値するわけですが。
- 2005年10月7日(金曜日)
- 以下は全て冗談であり、小熊の本音を一切表しておりません。
大阪ドームが会社更生法申請? まあ、当然っちゃ当然だな。フランチャイズ球団を事実上失った球場が保つ筈がない。ダブルフランチャイズにしている球団にしたところで、グリスタと比べたら、ドーム球場の値打ちなんて梅雨時にしかなかろ。なんせあっちは内野まで天然芝の、日本で一二を争う美しい球場やからな。
そもそも、大阪にドーム球場というのが間違ってる。名古屋にドーム球場を作るくらい間違ってる。そういうハイカラなものは大阪に似合わん。分不相応ってもんだ。合体変形くらいするくらいじゃないと大阪じゃない。
大阪の球場のイメージっつーたら、やけに両翼が短い大阪球場の南海ホークス、薄暗い藤井寺球場の近鉄バファローズ、どちらもロッテオリオンズがいた川崎球場並みのイメージしかない。
そんなところにきらびやかな球場を建てたら、植民地に作られたコロニアル様式建築みたいなもので、浮きまくること違いない。足元が浮ついて、チームなど存続できる筈がないじゃないか。ほれみたことか、球団なくなったしな。
やはり球場を建てるに際しては、地域性を勘案し、大阪らしく、完成当初からみすぼらしい、売店からモツの匂いが漂うような球場を作るべきなのではないかと強く思うのであった。
- 2005年10月6日(木曜日)
- それは「経済的・外交的に世界を支配しよう」という征服意図の現れのように私には思えるが……。
軍事力という、おおよそ他の対抗手段のない手段に対して、経済力や外交力で拮抗するということは、例えば日本に戦争を仕掛けようなどと考える国を一夜にして破産させるくらいの力が必要だと私は思うのですが。はっきり言いますが、そんな国があったら、私だったら残りの180余国を糾合して武力で叩き潰しますよ。危なくて仕方ない。
だってねぇ、日本にその気があるかどうかは別としても、世界のあらゆる国の生殺与奪の権利を握ってるようなもんだよ。世界平和の為にもそんな国は否定されるべきではないか?
軍事力に対して軍事力で拮抗するというのは、頭が悪い方法に見えるかもしれないけど、それはそれで一つ平和のあり方だと私は思うよ。もちろん、限度や限界があることは前提の上で、ね。
- 2005年9月30日(金曜日)
- Genesisさんが『「専守防衛」を掲げるなら、こーゆー戦闘機がふさわしいな、と思う。』と書いているのを見て、うん、まあ、一見そう見えるかもね、と。
でもね、Gripenを運用するために必要とされる「覚悟」は現在より桁違いに高くなるよ。
Gripenを開発したスウェーデンは、2002年まで中立政策を取っていた。これはどことも軍事同盟を結ばないということで、戦争を仕掛けることはしないが、もし仕掛けられたとしてもどこも助けてくれない、というかなりシビアな環境だ。日本では「国際世論が助けてくれる」とかヌルいことを言ってる連中がいるけど、実際にはそんなもんはアテにできない。よしんば国際世論が動いたとしても、その時には国中が戦場になっている。
冷戦時代のスウェーデンにとって仮想敵国はもちろんソ連で、フィンランドを挟んではいるが陸続き、海でもバルト海を挟んで対峙していた。1983年には領海に入り込んだソ連国籍不明の潜水艦を雷撃したこともある。
そういうお国柄なので、軍事についてもシビアで、総人口901万人と東京都(1,246万人)の3/4程度の人口ながら、19歳から47歳を対象とした徴兵制度を敷き、戦時動員兵力27万人という体制を採っている。ちなみに陸自の定数は常備156,122+即応予備8,378=164,500。
その上で、自ら攻撃を仕掛けないことを基本としており、即ち「先制攻撃を受ける」ことを前提に戦略が構築されている。そのために国土を要塞化し、飛行場は全国に分散し、高速道路は滑走路に使えるように設計され、かつては待ち伏せヒット・アンド・アウェイを戦法とする独自の戦車(Strv 103)まで持っていた。
こういった戦略思想の元にGripenは設計開発され、運用されている。つまり、敵の初撃でそこら中が火の海になる。その中で邀撃戦を展開する。そのための機体なわけだ。
「専守防衛だから一発目はほぼ確実に喰らいます。我慢してね」という戦略が、日本で是認されるだろうか。
私は憲法9条改正派で、なぜかと問われれば、とてもじゃないが私は憲法9条の思想を体現なんかできないからだ、と答える。誰だって戦争なんか嫌だろうし私だって嫌だ。でも戦争は多国間の関係性において存在するものなので、日本だけが戦争をしたくなくても、攻めてこられたら仕方ない。その時に「9条に殉じる」なんてとてもできないし、家族や親戚や親類や友人や知人の命が危険に晒された時に「でも9条あるし」とか絶対に言えない。敵が攻めてきたら反撃して欲しいし、こちらに被害が出る前に先制的に敵を撃滅できるのであれば先手を取ってもいいとすら思っている。
そういう点では、スウェーデンは日本よりも遙かに厳しい環境で国防を行っている。簡単に真似できるとは思えなかったりする。
- 2005年9月27日(火曜日)
- 表補遺の世界史的超人な話。
505人狙撃のシモ・ハイハとか400人狙撃のスロ・コルカとか、絢爛舞踏章な連中が出たフィンランドなわけですが、こうなると当然わけの分からない戦鬪もあって23人のフィンランド兵が4,000人のソ連兵と鬪いこれを退けた「Killer Hillの鬪い」とかになると、フィンランド軍が強いとかソ連軍が弱いとかそういうレベルじゃなくなって、やっぱりこいつらガンパレード・マーチでも歌って修正つきまくってたんじゃないかとか人類の決戦兵器化してたんじゃないかとか阿呆な想像に浸ったりする。
一方ドイツにもレミ・シュライネンという変態がいて、たった一人で対戦車砲を操り、30輛からなるソ連戦車部隊を退けたという洒落にも冗談にもならない戦績を残していたりします。ちなみに撃破14輛ということですが、人間一人が出したスコアとしては空前絶後だろう。
しかし面白いのは、こういう変態的スコアを出す連中が所属する国が悉く敗北していることだな。
- 2005年9月24日(土曜日)
- ニューオリンズ水没に絡んで面白いなーって思ったのは、ミシシッピの堤防の担当官庁(?)って陸軍工兵部隊なんですね。確かに米連邦政府には、土木建築を担当する官衙はなかったもんな。そういえば高速道路であるインターステートも正式名称は「Dwight D. Eisenhower National System of Interstate and Defense Highways」で「国防道路」だもんな(笑)。もっとも、管轄は連邦高速道路局だった気がするけど。
でも普通工兵部隊っていうと、応急処置を得意としてそうなイメージがあるんだけど……。
まあ、工兵部隊が直々に建築工事するんじゃないんだろうから、いいのか。
- 2005年9月19日(月曜日)
- 六ヶ国協議で共同声明が採択はされたんですが……金氏朝鮮王朝のNPT復帰とIAEA査察受け容れが大きな成果かなぁ。金王朝にとっては、NPTとIAEAを受け容れれば核(電源)開発ができそうにも読める所がポイントか。日本にとって、『「日朝平壌宣言」に基づき、過去の歴史を清算し、懸案を適切に処理するという基礎に基づいて、徐々に関係正常化を実現することを承諾した。』ってのは問題あるな。金王朝は常々「拉致問題は解決済み」と言ってるわけだから、「過去の歴史を清算」で終わらせられる可能性がでちゃう。
やっぱ六ヶ国って多すぎやしないか?
- 2005年9月18日(日曜日)
- 次回作(予定)の『コーナーストーン・レフティ』より、次々回作(予定)の『最終打者に花束を』の方が先に仕上がりそうだ……と思う。
『最終打者〜』はとうとう魔法拔きの野球小説になってしまうっぽい。
- 2005年9月13日(火曜日)
- たとえ本音でも言ったらあかんと思うよ、そういうのは。>あらりん
選挙の結果として得られた政体を否定することは、民主主義そのものの否定に繋がりかねないからね。
- 2005年9月12日(月曜日)
- ふと、政党用SLD「pt」とかあると面白い知れんと思った。殆ど「or」ってのも味気ないからねぇ。
- 2005年9月11日(日曜日)
- サポートに連絡する時に気をつけるのは、いかにこちらのレベルを正しく相手に伝えるか。
もちろん、某Microsoftや某Adobeのように相手が誰であっても等しく木で鼻を括ったようなお答えを返してくれるありがたいソフトハウスもいるが、多くのソフトハウスの場合、相互に有意義な情報交換をするためには、こちらのレベルを向こうが把握してくれることが早道だと思うから。
別に私のレベルが高いと思っているわけではないですよ。だって私ゃプログラム組めるわけじゃないんだもん。
ただ、良いソフトにしたいという意志が相互にあるなら、協力できるところは協力するべきで、そのためには相互に能力の把握が重要だろうと思ったりするわけだ……。
なかなか巧くいかんけどね。
- 2005年9月8日(木曜日)
- 音楽ファイルのジュークボックス演奏してて、なんでMP3/208kbpsとFLACの違いが分かるようになってきたんだ……?>自分
おかしくないか?
気のせいならいいんだが。
- 2005年9月7日(水曜日)
- 沖縄県警にSAT(特殊急襲部隊)創設ですか……。まあ、ないよりあった方が良いでしょうが、役に立たないことを切に祈りますわ。
- 2005年9月6日(火曜日)
- ハリケーンKatrinaによるニューオリンズの被害とその後の救援体制を見ていて、米国の「連邦軍と州兵」という役割分担が終わりつつあるんじゃないかという気がしました。
元々米国は、独立自治権を持った州が集まった存在で、国防の第一責任は各州が組織する州兵にあることになっています。それ故に、米連邦軍の米国内での活動には大きな制限があります。(余談ながら、これが米軍が国外に基地を求める理由の一つでもあります)
もちろん州兵とはいえ、階級章ならびに階級呼称は連邦軍と共通になっており、最高指揮権は大統領にあることになっていますので、一朝ことあらば動員されることには違いなく、また連邦軍に組み込まれて外国へ派遣されることもあります。
しかし、近年州兵と連邦軍との間の練度・能力・装備の差が広がりつつあり、州兵の存在意義を問われるケースが増えてきていたように思う。今回のように完全に治安が崩壊した地域に戒厳体制を敷くには、州兵は能力不足だったのではなかろうか、などと思ってしまった。
- 2005年8月31日(水曜日)
- 「日本の軍事力欠如も要因 常任理問題で中国人専門家」っちゅー記事がありまして、まあ、中国側の主張は至極もっともだ、と。
全く持って日本の現在の軍法制は常任理事国に相応しくない。強大な軍事力はあっても、それが自由に振舞えないのは問題だ。
で、この記事って従来の中国の主張と完全に二律背反じゃないですか?
日本が軍事力に欠如する存在であるならば、中国は日本の軍事的脅威を取り立てる必要がないことになりますからね。
- 2005年8月26日(金曜日)
- どうもIDFって文字が画面に踊ってると、「ツァハールがまたなんかやったんか?」とか思ってしまうのは私だけだろうか?
紛らわしいとは思わないのだろうか?
- 2005年8月24日(水曜日)
- 表連動。
なんでも一部情報では、14DDGの「配慮」となった艦名は「ながと」だったそうな。
しかしなー、7,700t程度の艦に「ながと」はねぇだろうよ。
現代海軍において戦艦って艦種は滅亡しているとはいえ、7,700tではいいとこ軽巡なわけで、それに旧海軍の命名規則の主力艦(=戦艦)の名前を付けるのは如何なものかと。
旧国名は空母にとっとこうぜ(爆)。
ちなみに旧海軍の命名規則は以下のようなもの。
大日本帝国海軍命名規則
艦種 |
命名基準 |
戦艦 |
旧国名 |
巡洋艦 |
巡洋戦艦 |
山の名 |
一等巡洋艦 |
二等巡洋艦 |
川の名 |
練習巡洋艦 |
神宮の名 |
航空母艦 |
空にまつわる動物/瑞祥名 |
山の名(1943年より) |
水上機母艦 |
雅語 |
駆逐艦
| 一等駆逐艦 |
天象・気象・海象 |
植物の名 |
二等駆逐艦 |
植物の名 |
敷設艦 |
雅語 |
鳥の名 |
砲艦 |
名所旧跡 |
潜水母艦 |
海棲生物 |
潜水艦 |
一等潜水艦 |
番号(イ/伊号) |
二等潜水艦 |
番号(ロ/呂伊号,ハ/波号) |
水雷艇 |
鳥の名 |
海防艦 |
甲型 |
島の名 |
丙型・丁型 |
番号 |
哨戒艇 |
番号 |
掃海艇 |
番号 |
駆潜艇 |
番号 |
敷設艇 |
島の名 |
鳥の名 |
運送艦 |
岬、海峡の名 |
輸送艦 |
番号 |
海自に負けず劣らずの複雑さ……というか、海自が旧海軍の命名規則を受け継いだんですけどね。目に着くのは山の名前ですかね。当初は重巡でしたが、大戦末期には空母の名前も山の名前になりました。つまり、空母は准主力艦(というか事実上の主力艦)と看做されていたと言うことですね。
これらの規則は1905(明治38)年、海軍大臣山本権兵衛大将が明治天皇に奏上し裁可を受けたものが始まりという話。人名(武将名)や天皇諡号については、1883(明治16)年に明治天皇が裁可しなかったため、以後日本の軍艦名には人名は付けられないこととなったとか。
これほど複雑な艦名命名規則を持っているのは日本くらいなものなのだそうで、米国などは「主力艦は州の名前」と決まってるくらいなんだそうな。最近は「州の名前」はヴァージニア級原潜になってますが(苦笑)。規則じゃないけど、「空母は大統領の名前」って感じですか。
あとは人名や都市名、地名(戦跡名)が多いですね。Iwo Jimaとか……(苦笑)。
余談になりますが、架空戦記を読んでて人名やら神名やらを付けた日本の軍艦が出てくると、それだけで萎えます。某韓国産の架空戦記を読んだときに「空母・伊藤博文」とかあって、萎えるより前に、想像力が完全に負けました。空母に「伊藤博文」と名付ける日本ってどこの国や、と。
100年の伝統というのは存外強力なようです。
- 2005年8月19日(金曜日)
- はくほー雑記で原爆について「(原爆資料館の)こうした展示を見て、なお核兵器を通常の兵器の単なる延長にあるものとして捉えられる人は少ないだろう。」と書かれていたのだが、私はその少数派らしい。
私が原爆に反対しているのは、それが原爆だからではなく、どう考えても戦時国際法に違犯する兵器だからという点が一番大きい。まあ、他にも戦術的には無意味(敵味方を全部巻き込むような兵器は論外)だとか、製造やら保管やら、その後の政治的問題やらを考えると、原爆を持つことによるメリットは、デメリットを上回らない、と考える。
一発の爆弾で広島と長崎にあれだけの被害を齎したことは驚愕に値するが、じゃあ350機近いB-29で絨毯爆撃された東京はどうなんだと言われたら、やっぱりそっちも充分すぎるほど問題だ。いや、原爆を用いていないからこそ、より一層悲惨だった部分も一面あるわけで。
私が望む世界は、戦争が終わった後、敵味方に関らず、無慈悲かつ冷徹に罪を裁く国際法廷が存在する世界だ。
- 2005年8月16日(火曜日)
- 「東京三菱-UFJが合併延期を発表、「システム部員は分かってくれる」と畔柳頭取」とかいう記事を読んで、一体何が書いてあるのか良く分かりませんでした。
延期を告げられたシステム部員の多くは喜ぶんじゃないかと思ったんですが、違うんでしょうか。
少なくとも私ならほぼ無条件に喜びます。既にスケジュール通り完成していたとしても、より一層実戦に近いテストスケジュールを嬉々として組み直すでしょうし、作業中時間の都合で棚上げした問題の中から復活できそうなものを探し始めるかもしれません。不満を感じるとしたら、自分たちが完璧な仕事をしていたと自信を持って断言できるようなときだけでしょうね。
もしかしたらそういう状況だったのかもしれませんが。
- 2005年8月15日(月曜日)
- 表の続き。
今日本の戦争体験談の問題として、被害者としての日本、加害者としての日本ばかりに目を向けてしまい、一人称的視点に凝り固まっていることが挙げられると思う。
戦争は言うまでもなく相手が居ることであり、相互に関係しあって発生している。先大戦について語るならば、参戦各国の相互作用として戦争を把握しなければ、因果を含まない只のポートレイトになってしまいかねない。
戦争を避けたいと思うなら、より相互作用としての戦争に目を向けるべきだと思うのだが、どうもそうなっていないような気がする。
- 2005年8月11日(金曜日)
ビールに放射線から体を守る効果…放射線医学総合研
ビールに放射線から体を守る効果があることを確認したと、独立行政法人・放射線医学総合研究所(千葉市)が11日、発表した。
放医研は、ビールに含まれているシュードウリジン、メラトニン、グリシンベタインと呼ばれる微量成分をそれぞれ血液と混ぜてエックス線や重粒子線(炭素イオン)を照射し、最大34%も血液細胞の染色体異常が減ることを突き止めた。
放射線を浴びると、体内に遺伝子を傷つけるフリーラジカルと呼ばれる反応性の高い分子ができる。アルコールにはそれを捕捉する働きがあり、放射線防護効果がある。このため、ビール大瓶1本を飲んだ人の血液を採取してエックス線などをあてた場合、飲酒前の血液と比べて染色体異常が顕著に少なくなることも確認されている。ただ、ノンアルコールビールでは防護効果がなく、アルコール単独よりビールの方が効果が高いことから、ビールの微量成分が複合的に作用しているとみられる。
放医研の安藤興一グループリーダーは「作用のメカニズムを解明すれば放射線防護薬の開発につながる」という。
(読売新聞) - 8月11日23時35分更新
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〜風が吹くとき劇場〜
妻 | 「あらお父さん。電力会社からお中元ですって」 |
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夫 | 「なんでまた……。一体なんだね?」 |
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妻 | 「ビール詰め合わせですって。一体どうしたのかしらねぇ」 |
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〜そのころ〜 |
原発職員 | 「放射線漏れ地域の各家庭にビールの配達終了しました」 |
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原発上司 | 「よし、対策はこれで万全だ」 |
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- 2005年8月9日(火曜日)
- 6日の話になるのだが、夏の甲子園の広島代表である高陽東高校が開会式中、原爆投下時刻に合わせて全出場校の選手による黙禱を呼び掛けようとしたそうなのだが、それが大会委員会によって制止されていたそうな。結局高陽東高校だけが黙禱したとのこと。
それについて毎日新聞が高野連の田名部和裕参事が「原爆は広島だけのこと。この場でみんなを巻き込むのは良くない」と発言したと報じたのだが、これが誤りであったと訂正記事を出した。
さて、この問題を考えて思ったのが、高陽東高校の呼び掛け、その「善意」の稚拙さだった。もっともこれは高陽東高校だけの問題ではなくて、広島・長崎、ひいては日本全体に蔓延しつつある問題でもあるのだが、8月6日(あるいは9日、15日)の追悼は「宗教的行為」であることが忘れられつつある。全く宗教であるとは言わないが、宗教に類似した行為であり、必ずしも全員の同意が得られるとは限らない行為である。
8月15日であれば恐らく日本国民の同意を得られるであろうが、これが8月6日だ9日だとなると、じゃあ14日の大阪空襲は追悼しなくていいのか、ご当地じゃないかと言わても仕方ない。
15日にしたところで、海の向こうでは「光復節」と呼んで喜んでいたりする。こうなると「黙禱して」などとは言えなくなるだろう。少なくとも私は言えない。
例えば国旗国歌に対し起立脱帽することは国際的な儀礼として堪忍する範囲内だが、これが原爆投下となれば「あれは正義だった」と言う米国籍の選手がいないとも限らない。韓国・朝鮮籍であれば「いい気味だ」などと思うかもしれない。
つまり、そういう扱いを受けてしかるべき事象なのだ。
どうも最近広島・長崎は、自分達の存在を激しく誤解し、ホロコーストの如く無批判に誰もが反対してくれる歴史的エポックであるかのように振舞うことが多くなっているように見受けられる。私に言わせりゃ(ホロコーストですら)そんなことはない。すべての史料は批判されるべきであり、無批判に是認されたり拒絶されたりするものではない。
自分達の訴えが拒絶される可能性を排除したり、あたかもそれが悪であるかのように思ってはいやしないかと、彼らを見ていると不安になる。
内容が不穏当なので裏に廻すことにした。
- 2005年8月7日(日曜日)
- 今日のNHKスペシャル「ZONE・核と人間」は隨分感傷的な番組だったな。正直言って、ああいう情感に訴えるタイプの番組は好かん。何か大切なものを棚上げにしている気がしてならないんだ。
感情に基づく反核ももちろん必要だろうけど、僕の性には合わない。
- 2005年8月6日(土曜日)
- 稀覯本情報から今週の新刊情報まで、本に関するあらゆる情報を詰め込んだ「週刊ビブリオマニア」、今週の特集は上手な本の詰め込み方。配架容積と戦っているあなた、その並べ方は合理的ですか?…。
なんて夢を見た。
- 2005年8月4日(木曜日)
- PCのCPU直上辺り、触れないほど熱いよ……(爆)。
- 2005年8月3日(水曜日)
- なんかアクセス統計見ると、サイトトータルで1,500hit/day、bottom noteだけで500hit/dayなんですけど……。
- 2005年8月1日(月曜日)
- いやむしろ止めておけ、人生は大切にしろ、と。>表
- 2005年7月28日(木曜日)
- 3万件くらいのデータをデータベースでいじると、流石に「もっと速いプロセッサが欲しい」とか「もっと主記憶を!」とか「速いストレージはないか!」とか思うねぇ。
まあ、年に二度くらいなもんなんだけど。
SQLの書き方が悪いんかな。まあ、本職じゃないし、別にいいんだけど。
- 2005年7月26日(火曜日)
- ちょいメモ。音声可逆圧縮方式について。
- FLAC, Ogg/FLAC
- Monkey's Audio(.ape)
- WavPack
- Shorten
- OptimFROG
- WMA Lossless
- Apple Lossless
- RealAudio Lossless
こうやって見ると結構多いな。うちはOpenでOggと連携しているということでFLACを多用しているけど、FLACはデコードが軽い代わりに圧縮率はそれほどでもないという特徴があったりする。
- 2005年7月24日(日曜日)
- 自衛隊の階級ってのも、今後は検討対象だろうなぁ。国際共同作戦が増えてくると、相互に階級が上なのか下なのかはっきりさせなきゃいけなくなることが増えるから、例えばNATOのcodes for grades of military personnelとの対応をきちんと取ってみるとかが必要になるだろうねぇ。
現在みたいに「一佐(一)」「一佐(二)」「一佐(三)」なんてのは内国的にも対外的にも理解不能だから、きちんと階級として分けた方がいいだろうしね。自衛隊の佐官が多すぎるってのは構造問題かもしれんけど。
- 2005年7月18日(月曜日)
- 広島原爆観光は都合二度目。一度目は、多分中学校の時の修学旅行だったと記憶している。
今回、どうしても見ておきたくて、当時の島医院、現在の島外科がある「本当の爆心地」へ行ってきた。デコレーションされていない、「本当の爆心地」はどこにでもあるような日常的な空間で、記念碑がなかったらここが本当の爆心であることを知ることは難しいと思った。すぐ近くの広島市民球場からは声援の声とブラスバンドの音が響き、路上には駐車場待ちの車が列をなし、外科は休診のようだった。
見渡す限りで、自分以外の観光客は見当たらなかった。記念碑には小さな千羽鶴が一束捧げられているだけ。
“ここは爆心ではないのだ”
一区画移動すれば原爆ドームがあり、その向こうには平和記念公園があり、様々な展示や解説がボランティアによってなされている。何人ものボランティアが迫真の演技と口調で、“その日、その時”を語っている。
でも島外科の前には何も無い。
もちろん、通常の市街地であり、そんなことをしては邪魔だし営業妨害だろう。しかし、祝日の真っ昼間に、あれほどの人がいる平和記念公園に比して、ここは余りにも寂しすぎるんじゃないか。
結局、本当に知りたい者しかここには訪れず、そしてその数は本当に少ないのだろう。
そう思うと、知らしめようとする人達と、知ろうとする人達と、そしてここにある事実とが、これ程近くにありながらしかし隔絶していることを思った。
- 2005年7月13日(水曜日)
- ロンドンで起きた同時爆破テロの容疑者が早くも特定され、何人か逮捕された模様です。実行犯は全員自爆とのことですが。
しかし、英国内(しかも英国生まれ)のムスリムだったというのが悲しいですね。
英国は旧殖民地圏を中心に結構な数のムスリムを国内に抱えていて、当然二世、三世もおります。国内での宗教宥和には結構力を割いていて、イスラム側も毎年イスラム週間だったかを開催していたと記憶しています。敬謙なムスリムもいるが、結構いい加減な(あるいは適当な)ムスリムもおり、中には過激派も……。
実は英国がイスラム過激派の策源地の一つになっていたことはよく知られていることでして、それはある程度のムスリムがおり、かつ宗教的偏見が少ないことに由来していました。つまり多くの善良なムスリムによって過激派の自由が担保されていたわけです。今回のテロ直後に英国内のイスラム団体が一斉に非難声明を発表したことは記憶に新しいところです。
できれば、外国から入り込んだ連中によるテロであって欲しかったと、思っていたのではないでしょうか。
- 2005年7月11日(月曜日)
- なんかあちこちでチワワ(犬種)の盗難が相次いでいるそうで……。
悪友ミツルんも奥さんが結婚前から飼っていたチワワのコハルと同居しているわけで、他人事ではなかろうと教えてあげたらえらく憤っていました。私は残念ながらペットを飼う心理には縁遠く、ペットが一体どのような存在なのか実感することも理解することもできないのですが……。
伝え聞くところによると、悪質ペット業者への取締が厳しくなったため、手軽に血統書付き、あるいは値打ちものの犬種を狙った盗難が頻発するようになったということです。
しかし考えるに、犬を盗んでも、自分で飼うのでなければ転売するアテがあるということで、それは最終的に誰かが購入する……つまり需要があると言うことです。チワワは座敷犬、室内犬として人気のある犬種なんだそうで、要するに飼いたいという人間の心理が犯罪を誘発しているところがある、と。
もちろん犬を盗む奴が悪いのは大前提として、その次に考えなきゃいけないのは、ペットブームなんじゃないかという気がしないでもない。雑種の犬じゃなくてわざわざチワワを選んで飼うところに、一種の病理がありそうな気がするから。
ミツルんのことを考えるととても表には書けないので、裏に。
って、ミツルん裏も読んでたんだっけ?
そういえば昔、「関東で盗んだ犬は関西で売る。関西で盗んだ犬は関東で売る」という話を何かで読んだ覚えが。
- 2005年7月6日(水曜日)
- ミツルんの日記で知って、今日は毎日新聞にも載ったオタ検ですが、例題を見て「楽勝やん、こんなの」とか思った私は決してオタクではない。
- 2005年7月5日(火曜日)
- 表連動。
昔書いたことが今でも有效ってのは、些か歯痒いよね。要するに世の中進歩してないってことなんだからさ。
別に自分に先見の明があるとは思っていなくて、あんなの論理的に導かれる単なる予測に過ぎんわけじゃん。その程度のことができない人間が世の中に溢れているなんてのは、考えたくないね。絶望的になるから。
- 2005年7月4日(月曜日)
- 表連動。
ADSLって上りが遅いから、RT-57iでVPN作っても実用的な速度で動くかどうか、そっちの方が問題かなぁ。
セキュリティにも気を遣うんだけど、今のところRT-57iで不正侵入されたって話題はないようなので、一応大丈夫そうだけど……。
一番オーソドックスな形としては、両方のポイントにRT-57iを置いて、ヤマハが無料提供しているネットボランチDNSに登録してPPTPでVPN確立ってところか。
糸野くんがRT-57i持ってたような気がするから、今度マニュアルでも借りてみようかしらん。