底の底の記憶
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深海の第七弾
Caution!
このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、もしかしたらTRONプロジェクトに関り合いがあるようなないようなことが書かれているように見えることがあるかもしれませんが、もちろんそれは全て錯覚です。
当然、坂村健先生及びTRONプロジェクトなどとはまったく関係がありません。
よって、非論理的な方や妄想癖のある方、事実とフィクションの区別がつかない方、勝手な拡大解釈が得意な方は読まない方が身のためです。
これは、底の底でまだ底で墓穴を掘る、ある歴史学徒の哀しいまでの奮鬪努力の記録であります。
2003年4月2日(火曜日)
Q:都知事選、あなたは誰を選びますか?
A:想定される非常時に即応行動が採れそうな人。

 今日も対艦ミサイルを、今度は黄海に向けてぶっ放していたみたいですけど、「射撃練習です」って真面に言い訳できるレベルで威嚇している辺りがさもしいとか思ってしまう。

 終末の予定。
 土曜日:ROBODEX→BTRON Club
 日曜日:花見


2003年3月29日(土曜日)
 突然気づいたんですけど、もうすぐ[ピー]MCとの守秘義務期間が切れますね(笑)。まあ、もうあの頃の話なんてしても意味がありませんけどね。

2003年3月19日(水曜日)
 そろそろ、市街戦に適応した装甲車輌の開発とか進んでてもおかしくないと思うんだけど、どうなんかな?
 ブラックホーク・ダウン見てても思ったんだけど、現用の戦鬪車輌ってのは基本的に平原戦が主眼で、都市のような立体的な構造を持った戦域を想定していない。上面装甲は薄いし車積砲も仰角は余り取れない。一方で、都市側は中高層建築物の上からの射ち降ろし射撃が可能だ。
 今後の都市と戦域とする限定戦を想定すると、上面装甲が充分に厚く、また仰角を大きく取れる可動砲を装備した自走車輌が必要だと思うのだが。

2003年3月18日(火曜日)
 はあ。
 この戦争の後始末、どうしてくれようか。

2003年3月16日(日曜日)
 イラクでB-1が爆撃に出動したそうな。
 B-1も色々ある機体だからねぇ……。
 しかしB-52が急速に退役しつつある今、代替となるべき戦略爆撃機がないのも事実なんだよね。
 B-1は本来高々度超音速侵攻&核攻撃を狙った機体だったと記憶しているが、カーター政権下で開発が中断、レーガン政権で復活したけど、そんときには低空侵入ステルス爆撃機&空中巡航ミサイル発射母機みたいな扱いになってた。でもステルス機と言えるほどのステルス性は持ってない。
 いざ冷戦が終わってみれば、結局必要だったのはB-29的な戦略爆撃機であった、ということから再び戦略爆撃機に戻っては見たが、可変翼やら何やらで運用コストはB-52を遙かに上回るとあっては、「他に選択肢ないから」ってのが運用している最大の理由じゃねぇかって気がしますわ。
 んで現在の中心はB-1とB-2ですか。米国の兵器戦略って時々こういう変なことやってるよな。

2003年3月15日(土曜日)
 前職に就いて以来、退職後もなかなか訃報の確認をする癖が拔けない。

 今日プリンタ探してて気づいたんですけど、いつの間にかエプソンもプリンタコマンド非公開になってたんですね。結局常識的な選択肢としてはPCL5しか残ってねぇってことか。


2003年3月14日(金曜日)
 16進データを眺めるのって、鬱。
 趣味じゃないんよ、私、人外とちゃうし。

2003年3月4日(火曜日)
 あー。緊迫度が上がってるなー。
 いい加減、イラクより金氏朝鮮の方がヤバいってことに気づいてくれよ>米国。
 利権絡まねぇし、別に連中自身の後始末が絡む訳でもないけど、政治外交的には一番の問題だろうに。

2003年3月2日(日曜日)
 バイナリエディタ一つでアーカイブファイルをぶった切っている自分を発見して鬱。
 幾ら圧縮のかかっていない単純なアーカイブったって、ものには限度ってもんがあるだろう……。

2003年2月26日(水曜日)
 結局、他所の国が日本に求める役割という奴があって、日本の意志とは半ば無関係に状況だけはしっかり進行していくのだ
 舞台に上がる準備も心構えも気概もないというのに、この国には……。

2003年2月25日(火曜日)
 防衛庁の人達も首傾げてるみたいですけど、あれが精一杯の威嚇なんですかね?>対艦ミサイル
 だとすると、日本の存在は、存在だけで充分威嚇的だな。
 国内配備の3隻のイージス艦って、今どこにいたっけ? とりあえず全部日本海側に回しとくかぁ(笑)。

2003年2月20日(木曜日)
 有能な敵より無能な味方の方が仲間を殺すとはよく言う話だが、盧武鉉次期大統領が「北朝鮮に対する武力攻撃は朝鮮半島に戦争を誘発する可能性があるため、事前にその可能性を検討すること自体に反対する」なんて言ってるのを聞くと、アテにしちゃ駄目だな、とか思うよな、やっぱ。
 幸い……というべきか、韓国軍は米軍指揮下にあるので軍事的対応が疎かになる可能性だけは排除できるのが好材料か。本来なら一国の軍隊の指揮権が完全に他国の下に組み込まれていることについて是非を論じるべきなのかも知れないが、そんな余裕ねぇし。
 米国は米国で日本核武装論とかぶち上げて危機感煽りたててるし、日本の首脳部も最後は米軍だのみなもんだから国連じゃ英米支持だしよー。
 全てを好転させるような魔法の政策なんかないのはわかってるけどさぁ、いい加減米国頼みをやめる決意をせにゃならんのかも知れず。
 はあ……。

2003年2月19日(水曜日)
 日本の外交は綱渡りを続けてますなぁ。
 それもこれも、結局は金氏朝鮮を睨んでのことだ、という指摘は、日本の報道には少ないようですが……。
 日本としてはとにかくイラク問題を早期に片付けて、北朝鮮を俎上に載せたいというのがありありと分かる外交ですね。
 露骨だから敢えて誰も指摘しないのかな?

2003年2月17日(月曜日)
 「「北朝鮮問題が続けば、日本の核武装も」とマケイン氏
 本当にそう思うんでしたら、可及的速やかに行動を起こして下さい。
 まあ、現実問題として日本が核武装する可能性は低いと思いますよ。半世紀の非核・反核教育は伊達じゃないと思います。
 多分……東京にノドンで核兵器を打ち込まれても、核武装すべしという意見は出ないと思うな。
 これが「核に対して核で対抗するのは無益だ」という現実的な判断からではなくて、単なる核アレルギー的反応からだろうってのがちょっと寂しいけど。
 個人的には日本が核武装するより、核以外で徹底的に武装する方が恐いよ。
 長距離巡航ミサイルに燃料気化爆弾の類を積んで飛ばすようになったら、周辺国はよっぽど恐いと思うが。弾道ミサイルもそうだけど、弾道ミサイル迎撃システムを全国に張り巡らされたら、おちおち飛行機で近付くこともできなくなるし。
 衰えたりとはいえ、日本はまだ世界有数の経済国なわけでして、そんな国がちょっとでも本気で軍備を整え始めたら、周辺国は気が気じゃないんではないでしょうか。日本人の私でもそうですもの(苦笑)。
 前の戦争の戦訓を忘れなければ、日本はきっと立派な軍隊を持てると思いますけども。

2003年2月15日(土曜日)
 気がつくと、.wavファイルのRIFFヘッダをバイナリエディタで書き換えている自分がいる。
 おかしい。何かが間違ってゐる。

2003年2月14日(金曜日)
 時事通信で、「日本の非核政策に影響も=北朝鮮核問題で米国務次官補」なんて報道されていた。
 因果関係は不明ながら、一方で米国の国防長官が在独、在韓米軍の縮小を含めた再編を取り沙汰していた。
 ……。
 世界がますます悪い方向へ向かっていっている気がするよ。
 米国が日本に、軍事面でも相応の負担をしてもらいたいと思っているのはわかっているのだが、日本側にはてんでその意志が薄い。少なくとも国民レベルでは。
 しかし日本を取り巻く状況の方は、否応なく迫ってきている。この両者の軋轢は、一層高まるのだろう。
 米国はもしや、現今の半島の緊張状態を、この関係を一発でひっくり返すための奇貨として利用しようというのではないだろうな?

2003年2月13日(木曜日)
 金氏朝鮮王朝がなぁ、どうしたもんかね。
 このまま戦争回避努力を続けると、中東での日本の印象がどんどん悪くなるんだよな。
 つまり、極東有事に備えるために米軍への協力を強く打ち出す→中東での対日印象の悪化という図式が成り立ってしまっている訳でして、全体収支を見渡すと、いい加減厳しいかな、と。ついでにシベリアパイプラインがらみでの対露外交もあるし、ヨーロッパ全体の旗色を見ると、イギリスの二の舞は避けたい。
 かといってこの国の現状で戦争なんかしたくないしなぁ。負けないにしても、経済、社会に対する不確定要素が大きくて。本当に戦争になったらマスヒステリー起こしそうだもんな、この国って。
 世相が制御不能になるのが一番恐い。

2003年2月10日(月曜日)
 とりたててイラク……というかサダム・フセイン政権を擁護する気はないんだけどさ、假にも一主権国家を相手に「disarm」って単語が頻発される状況ってのになんか嫌気が差すな。
 するとなんですか、次の戦争で米国が勝利したらば、連合軍総司令部による軍政統治下に置いて、周辺国家の平和を愛する心に依存した武装放棄な平和憲法でも持たせるおつもりですかね。そらまた隨分な正義で。
 イラクを含む中東諸国については、色々社会的な問題もあるだろうが、それとて種をまいたのは欧米諸国ではないのだろうかと思わないでもない。

2003年2月9日(日曜日)
 戦争をすることに危惧を抱いている訳じゃないんですよ。戦争に勝ってしまうことでもなく、その結果として戦争を舐めてしまうことを怖れているんです。
 戦争はもしかしたらこの世界からなくせないことなのかもしれないけれど、可能であれば避けるに越したことはないんです。でも勝利が、そのことを忘れさせることがあることを、歴史が物語っています。
 かつて日本はロシア帝国を相手に戦争をやらかしましたが、その戦争は、いわば痛み分けであって、日本の勝利といえる程のものではありませんでした。しかしその結果は、勝利と喧伝され、それがいかに苦渋の末に掴んだ講和であったかを忘れてしまった。多くの将兵が死に、その家族が悲しんだ筈なのに。
 ジェイコブ・シッフが日本に失望したことを、思い直さなければならない。

2003年2月4日(火曜日)
 なんか携帯電話を利用したカンニングが全世界的に流行しているようですが……思うに、もちろん学生の方にも問題はありますけれど、カンニングした程度であっさり突破されるような試験を科す方にも些か問題があるのではないかと。
 もちろん、正解が一つしかない設問の方が採点は楽なんですけどね。

2003年2月3日(月曜日)
 先日のBTRON Clubでのアレを見て思ったんですよ。
 私たちは早すぎたな、って。
 一年待った今ならば、色々と環境が整ってきたのに……。
 って、それでいて時期を待っていた訳でもなさそうなPMCのやり方にも疑問があるんだよなぁ。>某rtf

2003年1月28日(火曜日)
 憶測するならば、
  1. 米国はイラクが大量破壞兵器なるものを開発し保有していた確たる証拠を掴んでいる
  2. その証拠は、公開できない
  3. 「証拠」は非合法な手段によって得られたものであり、また情報の公開と共に情報源(と入手経路)が明確になるものである
……ということになる。
 現時点でもその証拠とやらが出てこないということは、情報源の安全確保が終わっていないということなのだろう。恐らく、執拗に求めている科学者の国外での事情聴取あたりがそれなんだろうなぁ。

2003年1月27日(月曜日)
 本日の教訓。
 疑ってかかれ
 一次資料に当たって原典を確かめる、ってのは歴史屋の原則だよね。そんなことも忘れていたとは……少々歴史を離れ過ぎてるかな。人生の正道に戻らねばならぬ。

2003年1月24日(金曜日)
 5時間以上煩悶し続けたスクリプトが、突然ひらめいて、全く新規に書き直したら5分で動いて思い通りの結果が出た。
 こういう日は一日が無駄だったような気すらする。

2003年1月16日(木曜日)
 JCS委員でジャストシステムのK林さんあたりは、OSからアプリからみんなもうUCSに移行してるんだから、X 0213で例示字形を示してUCSとのマッピングを更新すればいいなんて言ってるけど、それで普及するようになるだなんて本気で思ってるのか知らん。
 MSIEがISO-2022-JP-2にすら対応していないというのは結構有名だと思うけど、一昨年、MSのA南さんにこの件で「じゃあJP-3には対応するのか?」と問い質したところ、やっぱり対応する気がないと言ってくれた。
 MSとしては新しいコードページを起こす気もないし、変換用のライブラリを提供する気もないらしい(このIEのコンポーネントは多くのアプリケーションソフトウェアで利用されているので、この辺が改善されないと話が先に進まない)。
 そのUCSにしたところで、K林さんはジャストだから、一太郎も阿波徳島もOKなんて甘く考えてるんだろうけど、例えばMS-Wordなんかだとダイアログパネルの中でUCSが使えないなんていう変な現象が起きたりする。一太郎は本当に大丈夫なのかと訊いてみたいものだ。ちなみに、MS-Word 2000では本文で入力されたUCSのうち、非Shift-JIS部分に於いては検索も置換もできないという素晴らしい仕様になっている。何考えてるんだか。
 K林さんはみんなUCSに移行してハッピーエンドって考えているみたいだけど、多分彼が思っている以上にShift-JISドキュメントは多いし、携帯電話など、Shif-JIS需要は多いと思う。
 もちろんX 0208を改訂することによって招来されるであろう混乱については、83年改訂と言う前科があるので慎重になるのは致し方ないところだと思う。しかし、表外漢字字体表の理念と重みを考えれば、最も広汎に利用されているX 0208に敢えて手を付けるべきではなかったかと思う。

2003年1月14日(火曜日)
 結局、パフォーマンスが思ったほど上がらないという理由から、新しいHDDはバックアップ用途に回すことに。PCI上のIDEカードが遅かったにょ。オンボードIDEはBIG-Drive対応してないし。これでM/B交換したら馬鹿だし(笑)。
 まあ、普通の用途なら120GBもありゃぁ充分か(これまでバックアップに使っていたものをシステム用に)
 浮いた80GBは2ndマシンに貰われて、これで一件落着。
 しかし、うちではやってきた最大容量のHDDはまずバックアップに供されるのが定例になってしまったな。

 次のM/BはSerial ATAにしよう。


2003年1月11日(土曜日)
 艱難辛苦の道のりでしたよ>環境再構築
 今回の乗り換えは究極的にはBIG-Driveへの移行だったんですが、手持ちのWindows 2000 sp2がBig-Drive未対応だったもんで、100GBくらいのパーティションへインストールしてから、sp3へアップデート、レジストリにキー追加して、最後にパーティショニングツールで区画をHDD目一杯に広げるという荒業を繰り広げてしまった。
 最後の区画サイズの変更が、一番おっかなびっくりでした。なにせ正式にはBig-Driveには対応しているとは言っていないバージョンの製品だったもんで。ただ、そこまでの動きを見ている限り、対応しているとしか思えなかったので、挑戦してみた次第。ここで失敗していたら全てパアになっていましたね(笑)。
 その後はレジストリファイルの構造がまた少し変わっていることに戸惑ったり(何回変更すりゃ気が済むんだ?>MS)
 しかしこれで80GBのHDDが二つも余ってしまったんですが(炸裂)、やはりこれはRAID-0で160GBにして使えと言うことなんだろーか? 今んとこ一つをバックアップに回していますが……。
 IEEE 1394接続のRAID-0 BOXでもないかなぁ。RAID-1ならけたんだけど。余りが3台になったらRAID-5か?(個人で何をしようというのだ)

2003年1月5日(日曜日)
 ふと、金融問題の問題解決の一部として、金本位制への移行が選択肢として考えられるのではないか、と思った。
 まだ、細かいところを何も考えていないので、まったくの思い付き。上手くないかな。

2003年1月4日(土曜日)
 逆アセンブルコードを眺めて徹夜しただなんて、馬鹿みたいじゃん。
 (ていうか、馬鹿そのもの)
 高級言語で書かれたプログラムって、アセンブラになったときに不必要に複雑になるよなぁ。このくらいだったら、最初からアセンブラで書けよオラとか思わないでもないものってあるし。
 あ、そうだった。
 オイラはプログラムはできないんだった。
 信じるように。

2003年1月2日(木曜日)
 金氏朝鮮と戦争をして、純軍事的にこっちが負ける可能性なんて殆どゼロなわけよ。ただ、その結果もたらされるであろうものを、誰も負担したくないだけで。
 まず直接的な戦争の災禍の後始末。韓国は、直接国境を接しているという条件上、どうしてもある程度の直接攻撃を喰らうだろう。日本も、テポドンの数発は打ち込まれることを覚悟しといた方がいい。犠牲者は……出ないに越したことはないが、望むだけ無理というものだ。
 ただし、これは殆ど無視して良い。
 本当の困難はこの後やってくる。
 まず、大量の避難民。公称人口2,400万の中から少なくとも数百万単位の人間が南へ北へ、戦争を奇貨として脱出を図るだろう。豆満江がどんな状態になるか、あまり想像したくない。船で日本海へ、東シナ海へ漕ぎ出す連中も少なからず出るだろう
 金氏朝鮮国内も目茶苦茶になる。当然勝てる道理のない戦いだから、あっという間に国連軍は金氏朝鮮の国土を蹂躪するだろう。その結果、国内での不満分子が叛乱を起こすことは十分考えられる。あるいは、ナンバー3やナンバー4辺りが、親愛なる指導者同志の首を米軍に差し出すことを考えたとしてもおかしくない。あるいは、支配層への民衆の憎悪が爆発する可能性もある。最悪、全ての事象が同時平行発生するだろう。結果、金氏朝鮮内部の政情は不安定というより、渾沌としたものとなり、治安恢復に膨大な手間がかかるであろうことが予想される。
 また、動向が気になるのが中国とロシアの両国だ。恐らく直接的に武力を行使することには慎重であろうと思うが、既得権益の確保、特にロシアは金氏朝鮮内に不凍港を租借しており、これを守るために派兵する可能性はある。当然、戦後も租借の続行を主張するだろう。中国も、戦局いよいよ決するとなれば、軍隊を送り込んで国境線を動かそうと画策する可能性はある。名目はいくらでも立つ。日米韓としては、露中両国の南下は食い止めなければならない。軍事作戦は極めて迅速に行われなければならないということだ。
 金氏王朝が倒壞したらば、当然、その土地をば韓国が統治することを主張するだろう。その主張は韓国の国是であるが、考えてみれば数十倍の経済格差がある国家が合併するというのは、控え目に言っても難事業である。漸く持ち直しの兆しを見せる韓国経済は再び崩壞する可能性が高いし、そうなれば日本への出稼ぎ労働者が増加するだろう。現在韓国国内での在外僑胞への不当差別を考えれば、韓国国内では北韓出身者への差別が起こるだろうし、それは苛烈なものになるだろう。それは即ち治安の悪化、国内での不満の蓄積という形で転化される。
 金氏朝鮮の国土は焦土作戦の対象となることを想定しておいた方がいい。道は砕かれ橋は落とされ、電線は切られ工場は爆破されダムは破壞される。あらゆる社会基盤は灰塵に帰し、野山には地雷が撒き散らされる。国土を再生するのは困難を極めるだろう。
 中国は金氏朝鮮と言う緩衝地帯がなくなることによって、自由主義経済圏への警戒を高めるだろうし、韓国は橋頭堡として今以上に軍事的に重要視されるだろう。在韓米軍は、中国を仮想敵国として存続するだろう。このことが中国に圧力となることは言うまでもない。軍事対立の悪循環が始まる。
 日本としても対岸の火事ではいられない。統一韓国へとんでもない額のODAを行わないといけないだろう。それは日本の国の安全と利益のために必要とはいえ、現在の金氏朝鮮の民草を飢えさせて済ませられるのであれば、済ませておきたいところだろう。

 外道だと言われるかもしれないが。