TRON 悪魔の辞典
ver.0.00.32
2010.1.5
嘘から出た真というか、いいのかこんなページ作ってっていうか、ま、いっか、やっちまえ知ったことか!
このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクトは関与しておりません。
また、このページの内容には一部真実かもしれないことが含まれているかも知れませんが、全て冗談です。冗談なんだってば。
- B-right/V
- 眩しいくらいに光っている、20世紀最後の超新星。あとは白色矮星となって朽ち果てるだけである。その高重力のため、一度捕られると脱出は極めて困難。
- BTRON
- BOTTAKURI TRONの略。むやみやたらに金を巻き上げられる。
- Blind TRONの略。見通しの利かないTRON。いつまでたっても先が見えない。
- BTRON Club
- 親衛隊。
- CTRON
- Consield TRONの略。隠れたTRON。馬鹿には見えない。
- CRAZY
- TRONプロジェクト2000年度のキャッチフレーズ。踊ったり叫んだり色々大変らしい。
天安門広場を埋め尽くすのが目標。
- Digital Museum
- 電脳博物館。算盤に始まるデジタル計算機を集めた博物館。よって、機械式計算機や計算尺は収蔵物に含まれない。
- Ether
- ドイツ語読みで「エーテル」と発音する。光を伝える媒体で、宇宙を満たしている。これをケーブル状に濃縮成型したものがカテゴリー5ケーブルと呼ばれるもので、最近は1Gbpsでデータが流れるらしい。
- eTRON
- Entangled TRONの略。絡まりあったTRON。何がなんだか分からない。
- FTRON
- Fanatical TRONの略。狂ったTRON。正常ではない。
- GT書体
- Gaman Test 書体。忍耐力を試される文字セット。項目としては「待つ」とか「デザインを許す」など。
- ITRON
- Invisible TRONの略。見えないTRON。馬鹿には見えない。
- JTRON
- Junk TRON。つぎはぎされたあたりに現代美術に通ずるものを見出すのが良いらしい。
- MTRON
- Mirage TRONの略。蜃気楼のように、姿は見えても実体はない。
- Nortia
- 運命の女神
- 逆説的に愛TRON。
- PMC
- The Professional Monitor Companyの略で、モニタ用製品を製造している。間違っても一般市販品ではない。ライナップは極一部のマニア向け商品だが、一部の好事家が買い込んでは喜んで自宅実験に励んでいる。
- PDA
- TiPOのこと。
- SS〜
- 廉い、早い、醜いの三拍子が揃ったフォントの頭置文字。
- SUS
- 最近、Microsoftが始めたユーザからきりきりと上納金を絞り取るための新商売。ビジネスモデルは10年前のPMCからの借用。
- TAD
- Toriaezu About Documentの略。とりあえずアバウトに使われている。互換性の判断は簡単だが維持は難しい。
- TiPO
- PDAのこと。
- TRON Chip
- TRONを薄く切って油で揚げたもの。塩味。
- TRON Code
- TRONにしか通じない符号。端から見ると不可解極まりない暗号。
- TRON境界
- 理想と現実のあいだに引かれる線。「弱い標準化」「メタ文字コード」などが境界の上にある。
- TRON教会
- →BTRON Club
- TRONWARE
- TRONをあしらった衣料品類の総称。帽子、トレーナー、Tシャツなどがある。
- T猿人
- 直立二足歩行はしているが人間とは言えない、という進化途上の存在。五反田にて出土した。
後に原人、旧人、新人と進化したと思われていたが、最近の研究では直接の繋がりが否定されかかっていたりする。
- T書体
- GT書体と通常の書体の間を結ぶと予言される存在。ミッシング・リンク。
- Ubiquitous
- 宗教用語。原義は「偏在する〜」であり、転じて即ち唯一神を示す枕詞。人類は自らの神を自らの手で作り出すことに心血を注いできたが、近年「Ubiquitous Computing」という形で実用化の目処が立っているらしい。
- 後の血祭り(あとのちまつり)
- 初期段階における不充分な設計が未来において血みどろの争乱を巻き起こすこと。または起きた事態。
- 影響は充分に小さい(えいきょうはじゅうぶんにちいさい)
- 「何をやっても良い」という意味の文学的表現。
- 御布施(おふせ)
- 坂村先生の著作を買うこと
- PMCの製品を買うこと
- BTRON Clubに入会すること
- 高精度版(こうせいどばん)
- どれだけ精度が高くてもjpeg圧縮は文字資料には向かないということを実証するために用意されたバージョン。
- ゴキ(ごき)
- 1匹見つかると30匹は存在することを覚悟しないといけない、人類の天敵。古生代は石炭紀からその存在が確認され、「生きた化石」などと呼ばれる。人類の生活圏にはほぼ例外なく棲息し、最近では仕様書の中身を食い荒らしていることが多い。
- 御家人(ごけにん)
- 坂村城勤めの信者のうち、お目見え以下の身分の者。c.f.旗本
- 在家信者(ざいけしんじゃ)
- まだ出家していないTRON信者のこと。
- これから出家するTRON信者のこと。
- かつて出家していたTRON信者のこと。
- 最低要求水準(さいていようきゅうすいじゅん)
- 真面目な仕事と真摯な熱意がもたらす無理難題のこと。
- 天井知らずな要求につけられる免罪符。
- 満たすことが最終目標となるもの。
- 最適化問題(さいてきかもんだい)
- 16bitのコード空間に7万字の漢字を押し込むこと。
- 坂村健(さかむら けん)
- 大法螺吹き。嘘つきではない。
- 坂村研(さかむら けん)
- 斗論修道窟。TRONの道を究めんと志す者が飛び込む虎の穴。ただし、虎児を得ることは極めて難しい。
- 坂村剣(さかむらけん)
- 伝家の宝刀。常に拔刀状態。鞘がないと言う話もある。
- 坂村城(さかむらじょう)
- 五反田にあるTRONの牙城。
- 坂村城始末(さかむらじょうしまつ)
- 某所で連載されている小説。
フィクションである。
- 下侍(しもざむらい)
- 身分の低い武士。下士。御家人(家格)とはニュアンスが違う。
⇔上士
- 収拾(しゅうしゅう)
- エントロピー増大の法則に従って、つかなくなるもの。坂村剣によってのみつけられる。
- 就職活動(しゅうしょくかつどう)
- 在家信者が次々と五反田へと消えていくこと。
- 出家(しゅっけ)
- PMCに入社すること
- 東大坂村研に残ること
- TRONプロジェクトのスタッフとなること
- 坂村城に勤めること
- 人外(じんがい)
- 目的を達成するために必要な技量を磨き上げている裡に、人としての領分を踏み越えてしまった者たちのこと。稀に先天性のものも存在する。
- 心眼(しんがん)
- 達人などが持つ、視覚情報を越えた情報を取得する能力。
- 可視光以外の電磁波を受信する感覚器。
- 大抵の難事をなんとかしてしまうために必要なもの。
- ステージ
- 身分、家格のこと。これが高いと、徐々に坂村城のフロアが高くなっていく。
- 赤外線(せきがいせん)
- 手品の仕掛け。目を凝らすと見えることもあるかも知れない。
- 責任(せきにん)
- プランク定数によって、その所在が確率的にしか観測できないもの。
- タイムパラドクス
- 過去を改変したために、未来における現実の整合性が取れなくなること。
例:「行頭位置移動指定付箋は『誤記』であることが判明したため、過去に遡って訂正された」など。
- タイムマシン
- 過去を改変し、歴史を書き換えるための機械。いつ発明されたのかは不明だが、存在していることはタイムパラドクスの観測により証明されている。
- タイヤモンド
- 化石燃料である石炭の一種。良く燃える。
- 多漢字(たかんじ)
- 後始末のための時間を稼ぐためのキャッチフレーズ。
- 多言語(たげんご)
- 現代版バベルの塔。電脳の偉大なるを称えるために、なぜかこぞって建てたがるが、大抵天にも届かぬうちに崩壞する。
- 超漢字(ちょうかんじ)
- 漢字を越えた漢字。特徴としては「発音できない」「意味が判らない」「頑張っても書けない」をモットーとする。
- 机(つくえ)
- 宙を舞うもの。
議論を行う場には必ず備え付けられており、その用法に応じて様々な形と種類がある。
- 鉄板能(てっぱんのう)
- 坂村研/坂村城に伝わる伝統芸能で、熱した鉄板の上で焼かれて跳ねるさまを模した能舞。「毎日毎日僕らは鉄板能」というフレーズで知られる。
類似の芸能にカンカン能、蓑踊りなどがある。
- 天神(てんじん)
- その昔、政争に敗れた貴族が太宰府の地で梅を見ては都への想いを募らせ死んでしまい、鬼神となって都を恐怖のどん底に陥とし入れ、果ては神として祭られたという故事にちなみ、臥薪嘗胆の末に舞い戻る決意を秘めたネーミング。
- 伝説(でんせつ)
- 事実とは無関係に、誇張/創作された話が半自動的にデンパしていく現象。大抵、発信源は強力なデンパが存在する。
- 伝道(でんどう)
- 西に忘年会あれば馳せ参じて暴露話をし、北にOFF会あれば長駆して秘密を語ること。
- 電脳(でんのう)
- 毒電波にどっぷり漬かった脳味噌。寝ても覚めてもTRONのことしか考えられなくなっている。
- デンパ
- 元来は「伝播」と書き、物事が伝わっていく様を表す言葉で、元来自動詞であった。さ変動詞化した「伝播する」が他動詞的特性を獲得するに当たり、電磁波的伝播媒体・方式のことをも「でんぱ(電波)」と呼ぶようになり、特に不可視かつ計測不能でありながら明らかに存在が体感できる媒体のことを「デンパ」と呼ぶようになった。
さらに転じて、「デンパを出している人」の意味で「デンパ」をも用いる。
- 電脳ハウス(でんのうはうす)
- 毒電波が充満した家屋のこと。数十から数千というオーダーのプロセッサ類が奏でる毒電波の輻輳が、脳の使われていない辺りを刺激し、複数人格による平行処理などができるようになるとかならないとか。
- 東京大学総合研究博物館(とうきょうだいがくそうごうけんきゅうはくぶつかん)
- 博物館の未来を「研究されている」博物館。つまり芸術である。
- 灯台
- 灯火の絶えない航路の目印
- 未来を照らす叡智の光
- ミニコン
- 毒電波(どくでんぱ)
- デンパの中でも身体ならびに精神に深刻な悪影響を及ぼすものを指す。デンパ全体の99.7%に相当するという説もある。
灯台が盛大に巻き散らしているもの。
- 殿
- 坂村城で一番偉い人のこと。
- トラウマ
- 人の心を蝕む悪しき竜。ドラゴン。
これが心に取り憑くと様々な精神的外傷を発症し、著しくは日常生活に不具合をきたす場合がある。
なお、漢字では「寅午」と表記するが、これは寅と午の中間が辰(竜)であることから転じた隠語が正式な用語になったもの。
- とりあえずTM
- 枕詞。後始末を未来の誰かに押し付けて今日を凌ぐ行為、あるいはその結果生まれたものにつける前置詞。
- 旗本(はたもと)
- 坂村城勤めの出家信者のうち、お目見え以上の身分の者のこと。c.f.御家人
- 復活
- 観測者原理に基づき、認知対象外となっていたものが再び認知対象に戻ること。
月の満ち欠けなどがこれに相当する。
- ブッタギレイヤー
- OSIの7層ネットワークモデルで、プレゼンテーションレイヤーの上に位置する、机を投げ合うためのレイヤー。サービス名は「Flying Desk Protocol」。
- プラズマ
- 人魂だったりミステリーサークルだったりUFOだったりするもの。世界における怪奇現象の殆どを説明することができる。
例:「屈斜路湖に未知の怪獣クッシーが!」「それはプラズマです」
- プログラミングツール
- 「これこれこういうツールが欲しいんだけど」と言うと「うん分かった。簡単簡単」と言って即座に要求を満たしてくれる人外のこと。nyツール、πツールなどが有名。
- 風呂敷(ふろしき)
- 一度広げたら収拾がつかないもの。
- 包囲網(ほういもう)
- TRON界隈で標準的なリクルート方法。
- 法話(ほうわ)
- 坂村PLによるありがた〜いお話のこと。
- マイナスイオン
- 空気がきれいになったり、健康がよくなったり、気分が晴れやかになったりするらしいもの。世界に存在する「良かったこと」の大部分の理由として用いることができる。
例:「今日は天気がいいねぇ」「マイナスイオンだからだよ」
- 松為さん(まついさん)
- 坂村研からPMCに売られた、最初の出家信者。富山県出身。
- 末期(まつご)
- 出家と同時に、哀れを覚悟しないといけないらしいもの。
- 密約(みつやく)
- 坂村先生とPMCの間に交わされている、人身売買契約のこと。
- 無人島(むじんとう)
- 実りある議論を行うために必要な舞台装置。最後まで生き残った者の主張が全面的に認められる。
- 文字コード問題(もじこーどもんだい)
- 問題が存在していることについては問題がない。
- 何が問題であるかが目下のところ最大の問題。
- 問題解決のための時間と労力と費用については誰も負担しない。
- 野望会議(やぼうかいぎ)
- TRON推進非公式団体。脳の髓までTRONに染まった怪しい人外が、持てる知力体力財力の限界を振り絞ってTRONに身を捧げている。
- 遊軍(ゆうぐん)
- 事態が二進も三進も行かなくなってから投入される最強の予備兵力。なぜか最初から投入されることはない。
出家信者のライト・スタッフの一つ。
- 喇叭のマーク(らっぱのまーく)
- 日露戦争に際し、現地の水の悪さに対して作られた征露丸。名前は勇ましかったが、戦争そのものは痛みわけっつーより、和解に持ち込むのが精一杯だった。
転じて、喇叭を吹いても、物事は必ずしも上手く行かないという喩。
- リクルート
- TRONのために必要な人材を、当人の意志を無視して徴集すること。指名された人間に拒否権はない。類似の制度に、徴兵制度がある。
「プレスギャング」の同義語。